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ヒーローが生まれるまでのおはなし  作者: けしごむとぶんどき
1/1

ぷいきゅあになりたい

「うちはとってもちっさくて







おじいちゃんとはな







ふたりだけのどうじょうです











まいにちはしったり







くみてしたりするのも







いつもふたりだけです










たまにどうじょーやぶりだー♪って







どっかのおっちゃんがあそびきますが







おじいちゃんにぼっこぼこにされて







はんなきになりながら







はしってにげていきます











はなも







はやくぷいきゅあになって







あんなおっちゃんたち







ぼっこぼこにしたいな☆」











ここは吉野の渓谷の小さな川の上流付近








10坪たらずのちいさな木組みの小屋









炊事場と布団以外







ほぼ生活用品も見受けられない







極限シンプルな空間








師である皆川重慶はここに住み







弟子であるはなは







幼稚園がおわると毎日







母に送り迎えしてもらい







ここへ通う



 






小さなカバンにはハンカチとティッシュとおやつ









それと動物の森(3DS)











「じいちゃ♪」







「じいちゃやないわ







お師さまとよべって、ゆったやろ」







重慶、北斗の拳超好き









「じゃ、おしさま」









「『じゃ』は、いらん」








「おしさま~~」









「どうした?」










「おしっこ~」







「はよゆわんか!!!!」








こんなかんじの師弟だが修行はガチである









筋力をあげてはこまめに柔軟でほぐし







瞬発力に変換していく過程









目で追う能力を極限まできわめ







脳内で処理するプロセスをふたつとばしにし







反応速度をゼロにまでかえてゆく過程











同じ型を1000回ずつ繰り返し5分から4分。







4分から3分。







最終1秒まで短縮しながらすりこんでいく過程










パターン化した場面場面の状況に即した答えを







瞬間的に見つけだすことで







脳は劇的に進化をとげる







壁さえとりはらえば人は簡単に野生を越える










師、重慶の持論である



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