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詩など(象徴詩)

椰子のみ食べたい雪玉、熊と出会う

作者: 檸檬 絵郎


 ぼうっと、灯りがついて、

 まひるの子どもたちの面影おもかげがにじむ町に

 ひらひらおりたわたしは、まるくなって夜をすごします。


 ……このまま凍りついて、しまうかも、しれない、かちこちに……


 ちゃいろい馬車が、通っていきます。


 世界の反対側には、どのような光景がひろがっているのでしょう、

 わたしはただただ、想像するしかないのです、

 まるで別人のような太陽の光をあびて、

 名前も知らない果実(くだもの)をかじっている、だれかの姿を。


 ……それは、きれいに着飾った、わたしであってほしい……


 とおくの山に、ガードレールが見えます、

 そのさくを、なにかがこえる……

 わたしを見た気がした

 彼はなにもいわない、ほえもしない。


 この出会いは、出会いとはよべないかしら、

 きれいに着飾ったわたしと、おんなじかしら、

 何メートル、だったら、

 あなたと知りあえたって、いえるの……。


 わたしはただただ、想像するしかないのです、

 まるで別人のような太陽の光をあびて、

 名前も知らない果実(くだもの)をかじっている、わたしの姿を。


 ……それが、あなただったらいいのに、

 いっしゅん、思いました。







素敵なフレーズをタイトルとして使うことをこころよく許可してくださった橋本洋一さま、この場を借りてお礼もうしあげます。

ありがとうございました。



レモン

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