あの森の名は
久しぶりの投稿です!
そろそろ引っ越ししようと思う今日この頃です。
私はやって来た街のギルドで色々めんどくさいことが起こってしまった。
・・・あれ?何か同じことあったような?
まぁいっか。
「同じことあったわよ!」
「え!?何でわかったの!?」
「・・・何の話してるんだ?」
・・・とにかくギルドに来た私たちは冒険者としてのランクを決めるために水晶に触れたのだが二度も壊れてしまい、最終的にはギルドの職員にギルドマスターを呼ばれたのだ。
「とにかく応接室まで来てくれるか?ユエル孃とナノラよ」
そしてガンドに連れられて応接室内に入った。
「さて、改めて自己紹介させてもらおう。
俺はギルドマスターのガンド・ロンドルンだ」
「ナノラよ、お前は俺が想像以上の力を持っていたことが俺の鑑定によりわかった。
なので、特別としてナノラはBランク冒険者として認定する」
「え!?うそ!?」
「へぇー。そんなに凄いの?」
「キュッ?」
「スゴいわよ‼危険区域とか入れるぐらい認められた力を持っているってことよ!
それにかの勇者も冒険者としてはBランクから始めたらしいのよ!」
「そ、そうなのか」
「キュ、キュー」
ちょっと引いているクロムとナノラ。
「ハハハッ。ユエル孃よそこまででいいぞ。一人と一匹が引いてるからな」
「あっ、・・・・・・えへへっ」
ユエルが詳しいことがバレてしまったがあまり気にしていない、ナノラとクロム
「とにかく、お前はBランクの冒険者になったのだから、責任を持った行動をとるようにな。
俺からは以上だ」
「はい、わかりました」
「おう。あと、敬語はなくていいぞ。逆になめられちまうからな」
「うん、わかった」
「ところでナノラよ、そのスライムはどこで会ったんだ?」
「あぁ、クロムは森の中で会ったんだ」
「森?森ってどこの森?」
「この街の西の方角にある森なんだけどね。
私はそこに住んでいるんだ」
「「・・・・・・・・・・・・・」」
「どうしたの?二人とも?」「キュッ?」
「・・・ナノラ、あそこは永滅の森と呼ばれている場所だぞ・・・」
「永滅の森?」
「そうだ。かつて、邪悪な神により、世界は暗黒に染まったそうだ。だが、創造神と初代勇者によって、邪悪な神は倒され、世界は救われたと。それで、封印された場所が永滅の森だ」
「有名な神話よ、知らないの?」
「ああ、初めて聞いた」
「・・・珍しいわね。それで、あの森は結界で覆われて守られているのよ。
それなのに・・・」
「・・・・・」
「なのに?」
しばらく、沈黙に包まれた。
「・・・まぁいいさ、とりあえず今日のところは宿屋に泊まれ。昔馴染みの宿屋があるから、そこに泊まりな。ユエル孃は場所は覚えているか?」
「うん、あそこでしょ?」
「ああ、そうだ。ナノラはユエル孃に付いていけばいいさ。」
「うん、わかった。じゃあ、ユエル後は道案内よろしく」
「えぇ、それじゃ行くわよ!」
そして、冒険者ギルドを後にし、宿屋に向かっていった。進んでいくと、街の外れに向かっていく。
「・・・街、外れてきてるけどこっちで大丈夫?」
「キュー?」
「えぇ、大丈夫よ。ガンドさんの昔馴染みの宿屋はこっちだから」
「そうなのか。・・・気になったんだけど、なんで孃って呼ばれてるの?」
「あぁ、それはね。私、ここらじゃ有名な商人なのよ」
「へぇー、そうなんだ!」
「知らない人はいないかもね!」
「へぇー!」
「それにもしかしたら私・・・あ、着いたわよ!」
「え?ここが?」
そして、着いたその宿屋は・・・