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第九話


 異世界での暮らしにもかなり慣れてきた。

 今は冒険者としてお金をそこそこ稼げているのでバイトはしていない。泊まっている宿も前よりは少しいいところに泊まれるようになった。そこそこの貯蓄もあるので安心だ。


 異世界に来たばかりの時は知り合いがいなかったが、だんだんと知り合いも増えてきた。

 まずは、親切に魔法を教えてくれた魔法使いのエリーさん。エリーさんは青い髪の綺麗な女性だ。

 エリーさんはとても親切で分からないことがあれば教えてくれる。

 エリーさんは魔法使いとしても優秀で水の上級魔法を使うことが出来る上に、ほかの属性もほとんど中級を使うことが出来る。はっきり言ってしまえば優秀どころではなく超優秀である。こんな人が俺みたいな完全な素人に魔法を教えてくれたのは、本当に幸運だった。ありがたや、ありがたやー。

 俺なんかが師匠と呼ぶと失礼に当たるかもしれないから直接師匠と呼ぶことはないが、心の中の魔法の師匠はエリーさんである。

 エリーさんのような知り合いがいると本当に頼もしい限りだ。

 エリーさんは今は特定のパーティに属しておらずソロの冒険者として活動しているらしい。パーティを組みたいがエリーさんはランクSなので、一緒に組むのは迷惑な気がする。パーティを組んでいる場合は、パーティ内で一番ランクが高い人のランクのクエストまで受けることが出来るが、実力がそこまで備わっている気がしない為、エリーさんとはパーティを組んでいない。

 ちなみにパーティでクエストを受ける際、自分のランクよりも高いランクのクエストを成功させた場合は5回連続成功で上のランクに上がることが出来る。普通であれば自分と同じランクのクエストを何回も連続で成功させなければならないのに、簡単にランクを上げられる。ランクを一気に上げる近道ということだ。そのため養殖も簡単にできてしまうが、自分の実力にあったクエストを受けなければ危険が伴うので、ランクがいくら上がったからと言って自分の実力に合わないクエストを受けるのは自殺行為となる。




 次の知り合いは武術の師匠であるライガ師匠だ。

 ライガ師匠に武術を教わってから俺はめきめきと強くなっている。魔法使いが武術で強くなるのはちょっとおかしい気もするけど。

 ライガ師匠は教え方が非常にうまいため、すぐに教えてくれたことが身につく。

 ライガ師匠に師事することが出来たのも幸運であると言える。ありがたやー。

 ライガ師匠は元冒険者である為、昔の冒険譚を語ってくれる。これが、面白いしためになる。

 師匠、これからもよろしくお願いします。


 あと、最近ではちらほら冒険者にも知り合いが増えてきた。まあ、顔見知りという程度だが。

 俺もそろそろパーティを組もうかな……。

 そんなことを考える今日この頃だ。

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