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15殺目 ハッピーエンド()

 「かくかくしかじか・・・つまり何かが王妃様も巻き込んで、魔王城を壊滅させたという訳です」


 「なるなるへそへそ・・・なるほどよく分かりましたな。・・・それと、我が妻はちゃんと生き返りましたかな?」


 「はい。確かに頭が弾け飛んでいたそうですが、ノープロブレムだと神父様達は申しておりました」


 「そうか・・・。」


 兵士長が神父軍団から受け取った情報を王様に説明し、まずは一安心と王様は安堵のため息を漏らした。周囲の侍従達も落ち着いたようであり、なにも言えずと沈黙が訪れた…


 「えっ?魔王死んだの???えっ?えっ??」


 と思ったらガッちゃんが混乱しているのか良い感じの無言をぶち壊した。クラスでもツッコミが行き過ぎて、たまに空気読めなくなるのはガッちゃんの悪い癖である。ただ、ガッちゃんの心情も分からなくもないと思った兵士長がガッちゃんに簡単な説明を始める。


 「はい。先ほども申し上げましたが、何者かが物凄い力で王妃様もろとも魔王を討伐したようです」


 「勇者意味ないじゃん!……いや、この世界にこれたからあの殺人鬼に殺されても生き返られたけど……勇者の仕事ほとんどしてないいいい!!」


 哀れガッちゃん。実際、ガッちゃんの仕事はドロリンコの群れ潰しと魔王軍隊長の足止め(数分)程度である。しかも、まだ召喚されて一週間も経っていない。

 せっかく仲間も集めたのに…そう思っていると、右隣の女性、アンが何かに気付いた表情で口を開いた。


 「んっ?待って?魔王ってもしかして頭だけメチャメチャにされてなかった?」


 「「……!」」


 その言葉でガッちゃんとバブルスも何かを察する。


 「まさか………」


 ーーーそのまさかが確信になるまであと10分


>>>>>


 ウ~ちゃん達はあいかわらず魔王城を攻略していた。といっても、親玉である魔王は既にクシカツッ!しているのだが。


 「もごもごもっご…」


 「うーうー♪」


 そんなことも当然知らず、イルニスは魔王軍兵士の死体にパクつき、ウ~ちゃんは鼻歌を歌いながら、最後の探索場所である王座、つまり魔王(故人)がいると思われる部屋に向かっていた。


 「なんか…、拍子抜けでっすね。もごもご」


 「う~」


 ーーー王座の間で既に魔王を倒したことに気付いて、なんとなくファスト城にワープするまで、あと2分



急いでエンドロールを流せええええ!!どうなっても知らないぞおおおお!!

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