命のカウントダウン
掲載日:2016/03/09
「あと3日かな」
この収容所に入れられて10日が立つ。
「そうだな、もう直ぐ2週間になる」
先に入っていた奴に聞くと2週間でここを出されるという。
「戻ってきた奴は誰・・・
と呟きく。
「俺たち、毒ガスで始末されるって噂だぞ」
「そんなことが許されるのか」
「奴らは血統で優劣を判断する。
俺たちの血は汚れているとさ」
「この世に神はいないのか?
神は奴らに罰を与えないのか・・・」
次の日が来た。
また多くの同胞が連れてこられた。
最近、特に多くなっている。
「外国では俺たちのよう奴でも、自由に暮らせるという」
「この国はどうかしている・・・」
「今、奴らはまさに熱狂しているんだ。
一部の良血の奴をアイドルのようにして」
「なぜ、この時代に年間3万以上の仲間が殺されていくんだ。
この2016年に」
「奴らは猫好きと言うが、俺たち雑種には興味がない。
奴らにとって猫と言うのは、自分の猫か、良血種だけさ」
「神よ助けたまえ。
さもなくば、日本死ね」
この猫ブームに一石を投じる。




