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とある騎士の遠い記憶  作者: 春華(syunka)
第3章:生い立ち編2~見聞の旅路~
152/211

第93話 クリソプ騎士団30:領主と団長

『東の歪み』の根源であったクリソプ男爵領、東の館の始末を終えたアロイスはセルジオ達を伴い、クリソプ男爵の居城へ向かった。


普段の移動は馬を使う。だが、人目を避けるためにラドフォール騎士団、影部隊(シャッテン)が用意した馬車に5人は乗り込んだ。


セルジオとエリオスは初めて乗る馬車に興味津々だった。


馬との揺れの違い、独特の匂い、座席の座り心地と2人は目を輝かせバルドとオスカーへ感想を告げた。


セルジオとエリオスが馬車の観察を終えるのを待つとアロイスは『東の歪み』の顛末を4人に包み隠さず伝えた。


セルジオの命が狙われることは今に始まった事ではない。


だが、()が黒幕なのかが徐々に明らかになっているとアロイスは語った。


しかも、セルジオが成長するにつけ、そのやり口が王国を内部から崩壊させることと他国からの侵略を同時に目論んでいる様に思えてならない。


アロイスは思いは違えとセルジオの命を狙う黒幕が2人浮かんでいると正直に伝えた。


「1人は18貴族の体制に歪みを生み王国を内部崩壊させることで他国から侵略の隙を作ろうと画策するマデュラ子爵家領主マルギット。セルジオ殿はその目的を果たす為に邪魔な存在という訳です」


アロイスはバルドの顔をチラリと見る。


バルドは無表情を装いつつも深い紫色の瞳に怒りの感情を滲ませていた。


「そして、もう1人は・・・・」


アロイスは躊躇(ためら)いがちにセルジオを一瞥する。


セルジオが真剣な眼差しを向けているのを見るとふっと一つ息を吐いて話を続けた。


「そして、もう1人は、ハインリヒ・ド・エステール伯爵。セルジオ殿の父上です。ただ、あの方は王国を守る為に争いの火種となるセルジオ殿を・・・・青き血が流れるコマンドールの再来を是とされていないだけなのです。マデュラとはそもそもの目的が異なるのです」


アロイスは言い訳をする様にバルドへ目を向ける。


バルドは憂いの表情を浮かべていた。


「しかし、理由はどうあれ、目的がどうあれ、シュタイン王国の宝であるセルジオ殿をお守りすることは王命です。ハインリヒ殿が直接に手を下される事はないでしょう」


アロイスはバルドを慰める様な目線を向けた。


「しかし、マデュラは違います。クリソプ男爵に『黒の影』を埋め込み、操っていました。心に隙を作った男爵にも原因はありますが、黒魔術が完全に復活したと考えた方がよいでしょう」


「今回はポルデュラ叔母上の助言と力添えがあったこと、黒魔術が本体でなかったことで何とか私で対処ができましたが、この先の貴族騎士団巡回でマデュラ騎士団へ向かわれるのは、かなりの危険が伴う事を改めてお覚悟下さい」


アロイスはバルドとオスカーへ厳しい目を向けた。


「できればマデュラ騎士団、いえ、マデュラ子爵領に入る事を取りやめて頂きたいのですが、そうもいきますまい。青き血が流れるコマンドールの再来を王国内外へ周知されることは必要ですが、命を何度も狙われた事が明らかになれば、賞金を賭ける等の輩が出てくるに違いありません。それこそ、マデュラの思うつぼです。そうなれば今以上に危険が伴いますから」


アロイスは左手を唇にあて考え込む様な仕草をした。


バルドがアロイスの姿に口を開く。


「アロイス様、多々ご配慮下さり感謝申します。ただ、我らへご助力頂く事でラドフォール騎士団とアロイス様にご迷惑が掛かることだけは避けたいと思っております。既にハインリヒ様も『黒の影』が埋め込まれ、マデュラ子爵の意のままにならないまでもセルジオ様を亡き者にする事でお心が決まっております。我らへお味方下さるアロイス様に危険が及ばないとは言い切れません。どうか、ご自身の御身を一番にお考えになっての行いとしていただきたく存じます。セルジオ様もご自身の為に他の誰をも傷ついて欲しくないと望んでおられます。その事がセルジオ様の青き血を暴走させる鍵となります。どうか、御身を一番にお考え下さい」


バルドは深々と頭を下げた。


アロイスはバルドの言葉に少し寂しそうな表情を見せる。


アロイスもセルジオの青き血が暴走した状況に立ち合い、制御できない青き血の恐ろしさは身をもって解っているつもりだ。


だが、セルジオを守り抜き、成長を共に見守りたい思いは己も同じだと考えていたからバルドの言葉で距離を置かれた様で寂しく感じた。


それでもアロイスは本心をあえて見せない様努め、微笑みを向けると「わかった」とだけ呼応した。


ガタンッ!!!


話の途中で馬車が止まった。


「着いた様ですね。この先の事はクリソプ男爵爵位を継承した新領主バナン殿とクリソプ騎士団団長アドラー殿との面談の後と致しましょう」


アロイスはラドフォール騎士団団長の厳しい表情になった。


「はっ!」


バルドとオスカーは呼応し、馬車から下りるアロイスの後に続いた。




アロイス達5人はクリソプ男爵居城の客間に通された。


客間ではクリソプ男爵爵位を継承した第一子バナンとクリソプ騎士団団長アドラーが5人の到着を待ちわびていた。


アドラーはアロイス達が入室すると跪き、身体を硬直させた。


結果的ではあったがアロイスに願い出たセルジオとエリオスを(おとり)に前クリソプ男爵領主、実父の禁忌を正そうと画策した通りに事が運んだからだ。


王国の宝を囮に使う画策をしたことの罰を受ける覚悟はできていた。


だが、あまりにも己の策通りに事が運んだことで実父と手を組み、セルジオの命を狙ったと思われてはいないかと懸念していた。


その保身がアロイスの前で身体を硬直させていたのだ。


アロイスは跪き、頭を垂れるアドラーを冷たく見下ろす。


ひんやりとした冷たい空気が部屋を覆った。


アロイスが冷たく言い放つ。


「アドラー殿、さぞ満足でしょう。そなたの思う通りに事が運んだ。前領主と手を組んだ仕業だと罰を受ける覚悟はありますか?」


ビクリッ!!!


アドラーはアロイスの言葉に更に身体を硬直させた。


小さな氷の結晶が雪の様に部屋を覆う。


アロイスは一歩進み出て、アドラーへ近づいた。


「お待ち下さい。アロイス様」


アロイスとアドラーの間に新領主バナンが静かに跪く。


「バナン殿、私はアドラー殿と話をしている。そこをどかれよ」


静かだが冷たい口調でバナンを退けようとした。


バナンは跪づいたままアロイスを見上げる。


「アロイス様、この度の事、感謝申し上げます。長年、前領主の禁忌を正そうとしてまいりましたが、私の力が及ばずアロイス様に多大なご尽力を頂いてまいりました。アドラーは騎士として、我が家門騎士団団長として禁忌を許せぬ思いと不甲斐ない私を助けたい一心でいただけなのです。王国の宝を囮にするなどという大それた考えに及んだのは全て私の不甲斐なさゆえ、罰を受けるのは私です。どうか、アドラーへの罰は私目にお与え下さい。お願い申します」


「あっ・兄上・・・・」


アドラーは顔を上げ、バナンの背中を見た。


バナンの背中からはどんな罰も己が受ける覚悟が滲み出ていた。


「・・・・」


アロイスはバナンを見下ろす。


部屋に充満していた冷たい空気が薄れていった。


兄が弟を思いやる気持ち、弟が兄の助けになりたい気持ちは己も痛いほど解る。


貴族領主と騎士団団長が共に王国の安寧を想うのであれば、事が秘密裏に終結した今、わざわざ罰を与える必要はないと思った。


ただ、王国の宝を囮にと画策したこと自体は罰を与える必要がある。


アロイスは罰を与えるか否かを実際に囮となったセルジオとエリオスに決めさせようと思い至った。


考えを巡らせるとアロイスは一つ大きく息を吐いた。


後ろで控えている4人にクルリと身体を向ける。


バルドとオスカーへ口を挟まない様、目配せをするとセルジオとエリオスへ微笑みを向けた。


「セルジオ殿、エリオス殿、馬車での話と今の話でこの度のこと、全てお伝えしました。アドラー殿の行い、今この場でのこの者達の行い、本来であれば王国への裏切りとして国王陛下と王都騎士団総長へ言上し、処罰を願い出ねばなりません。されど、今を見聞きしていますのは我らのみ。そこで、お2人の命を奪おうと画策した者達への処罰をお2人自ら与えて頂きたいのです。いかがでしょう」


アロイスはポルデュラがそうする様に少しいたずらっぽい微笑みを向けた。


セルジオとエリオスは顔を見合わせるとアロイスの表情にクスリと笑った。


バルドとオスカーの顔を見ると目を細め微笑んでいた。


セルジオはアロイスへ問いかける。


「アロイス様、今この場で起こる事を我ら2人で決めてよいという事ですか?」


セルジオとエリオスはアロイスを曇りなく真っすぐに見上げた。



アロイスは優しく微笑み膝を折るとセルジオとエリオスに目線を合わせた。


「はい、今、ここに跪づくクリソプ男爵とクリソプ騎士団団長への()()を決めて頂きます」


セルジオとエリオスはアロイスをじっと見つめる。


「アロイス様、暫し我らに時を頂けますか?」


エリオスがアロイスへ願い出た。


「構いません。お2人でよくよく相談してください」


「はっ!」

「はっ!」


セルジオとエリオスは2人でひそひそと話を始めた。


アロイス、バルド、オスカーはそんな2人の姿を目を細めて見つめる。


セルジオ騎士団城塞、西の屋敷を出立してから約半年、見違える程に成長した2人が眩しく感じていた。


バナンとアドラーは跪づいたままの姿勢で結果を静かに待っていた。


暫くするとセルジオが大きく頷く。


エリオスと共にアロイスの前に進み出た。


「アロイス様、この度のこと決まりました」


アロイスを見上げる2人の深く青い瞳がキラキラと輝いていた。


「申してください。たとえ、どの様な結果が出たとしてもクリソプ男爵当主とクリソプ騎士団団長には甘んじて受け入れて頂きます。さぁ、何なりと申してください」


アロイスは膝まづくバナンとアドラーへ厳しい目を向けた。


「はい、アロイス様、感謝申します」


セルジオとエリオスは深く頭を下げ、再びアロイスを見上げた。


「まず、この度の貴族騎士団巡回でセルジオ騎士団団長より言われていたことがあります。バルドとオスカーと離れたとしても『何があろうとひるまず、臆さず、堂々としておれ』と」


「我らはそのお言葉通りの行いをしました。囚われの身となっても、余興で獅子と戦いましても、決してひるまず、臆さず、堂々としていました」


「そして、その機会を作って下さったのがクリソプ騎士団と団長のアドラー様です。我らにセルジオ騎士団団長の命を全うさせる機会を作って下さったのです。この度の事がなければ経験できない事ばかりです。幸い我ら2人はほとんで怪我もしておりません。飢えてもおりません。囚われている間も騎士団城塞に滞在しているのと変わらず過ごすことができました。日々の訓練で我らの師から教えを受けていることを2人で思い返し、怠りなく行えたのもこの機会を与えて頂いたからこそです。ですから我ら2人はクリソプ男爵ご当主とクリソプ騎士団団長へ感謝申します」


セルジオとエリオスはバナンとアドラーの前に進み出た。


膝を折り、跪づき騎士の挨拶をする。


「クリソプ男爵ご当主バナン様、クリソプ騎士団団長アドラー様、この度の数々の機会をお与え頂きましたこと感謝もうします」


バナンとアドラーは顔を上げる。


セルジオとエリオスの背後に重装備の鎧を身に付けた騎士の姿が薄っすらと見えた。


ギクリッ!!


バナンとアドラーは慌てて頭を垂れ、セルジオとエリオスに呼応した。


「はっ!勿体なきお言葉にて、我らの不遜をお許し下さいっ!」


再び顔を上げると背後の騎士の姿は消えていた。


セルジオとエリオスは立ち上がりアロイスへ向き直る。


「アロイス様、これが我ら2人が決めたことです」


セルジオとエリオスはアロイスを真っすぐに見上げた。


アロイスは2人の行いが騎士の行いそのものである事に驚いた。


いくらバルドとオスカーから日々教えを受けているとはいえ、騎士団入団前の2人が既に騎士叙任式の宣誓通りに行動できるまでの力量を備えているとは思ってもみなかった。


アロイスは静かに宣誓文を口にする。


「いついかなる時も正義と善の味方となりて、不正と悪に立ち向かう。民を守る盾となり、主の敵を打つ矛となる。我、騎士である身を忘れることなかれ」


ガバッ!!!


アロイスはセルジオとエリオスを抱き寄せた。


「お2人が決められたこと、騎士の行いそのものです。シュタイン王国の一貴族騎士団団長としてお2人と同じ時に身を置けたこと、誇りに思います。ご立派です」


アロイスは2人をぎゅっと抱きしめた。


バルドとオスカーはその様子を静かに見守っていた。


暫くするとセルジオが小さな声で「あのっ」とアロイスの耳元に話しかけた。


「一つお願いがあります。東の館が孤児院へ改装された後、見せて頂きたいです。目が見えぬのに我らの世話をしてくれたアデルが孤児院を治める姿が見てみたいのです」


アロイスは2人を離すとバナンとアドラーへ向き直った。


「バナン殿、アドラー殿、命拾いをしたこと、肝に銘じて下さい。そして、この先の行い次第で状況が変わる事があると心して下さい」


「はっ!」

「はっ!」


バナンとアドラーはアロイスに呼応した。


「セルジオ殿とエリオス殿が貴族騎士団巡回を終えられるのは半年後となりましょう。その後でクリソプ男爵領の再建した孤児院の見学を許可して下さい。案内はアドラー殿、次はそなた自らがセルジオ殿とエリオス殿に同道されること、約束できますか?」


アロイスは先ほどの厳しい口調とは変わり、柔らかい言葉を発した。


「はっ!承知致しました」

「はっ!」


バナンとアドラーは間を置かずに呼応した。


この日をもって、クリソプ男爵領『東の歪み』は終結した。


クリソプ男爵前領主と結託していた隣国シェバラルのクレメンテ伯爵が王国を出たことを確認したアロイスは影部隊(シャッテン)隊長ラルフを伴い、王都へ向かった。


セルジオ達はクリソプ騎士団城塞へ一旦戻ると馬と荷物をまとめ、次の地への準備に入った。


クリソプ男爵当主のバナンはクリソプ領内のみの定めのいくつかを撤廃した。


その一つが騎士団城塞に爵位を持つ騎士のみが入城できる定めがあった。


バルドとオスカーは定めの撤廃後、クリソプ騎士団城塞へ初めて入城した従士となった。


クリソプ騎士団団長アドラーは何か憑き物が落ちた気がしていると言い、穏やかな表情でバルドとオスカーを向かい入れた。


この後、クリソプ騎士団は領門と城門の守りの役目の者以外は騎士、従士の分け隔てなく

城塞に居住することになった。



パカッパカッパカッ・・・・

パカッパカッパカッ・・・・


セルジオ達4人はクリソプ騎士団城塞を後に南へ向かった。


セルジオは馬上で揺られながらバルドへ話しかける。


「バルド、領主と団長は同じこと、同じ想いであっても行いが異なるのだな。いずれ私が団長になった時、兄上と異なる行いで争いが起きないか・・・・と心配になった」


セルジオは今回の事を将来の己の事として捉えていた。


バルドはセルジオの目覚ましい成長に嬉しさと憂いを感じていた。


『過ぎる思念は禍を生む』


バルドは頭に浮かんだ言葉を打ち消し、セルジオへ呼応する。


「セルジオ様、事は事実だけであれば至って()()なことなのです。そこに()()()()が介入すると途端に()()になります。幾重にも絡まる()()#の様に」


(もつ)れて、解けず最後には全てを破壊せずには収集がつかなくなる。それが()()()()であり、最も恐れる必要のある所以(ゆえん)です」


「その者にとっては当たり前の()()も他の者には()()に映る。異質な者はある時は敬いの対象にある時は恐れの対象となります。これが()()()()()となるのです」


「シュタイン王国の騎士と従士がみだりに感情を露わにせぬよう訓練されるのは異質を過度に恐れ敬わぬため。ハインリヒ様、セルジオ様のお父上が青き血が流れるコマンドールの再来を是とされないのは異質さゆえの対象を創らぬためにございます」


バルドはセルジオの小さな左肩にそっと手を置いた。


「エステール伯爵ご当主とセルジオ騎士団団長もセルジオ様のお命をめぐって異なるお考えをお持ちです。王国を想うお気持ちは同じでも領主と団長の行いは守るものと守ることが違います」


「それでも、いつか来る将来に兄上であられるフリードリヒ様とよくよくお話になればお2人であれば想いも行いも同じとなると私は信じています」


バルドはそっとセルジオの頭に口づけをする。


人の想いや考えは言葉にして伝えることで誤解を生むことを避けられる。


バルドはセルジオへできる限り()()()()が揺れ動く時の話を聞かせるのだった。

【春華のひとり言】


今日もお読み頂き、ありがとうございます。


セルジオとエリオスの成長が加速したクリソプ騎士団編、第3章93話で完結となりました。


ハラハラ、ドキドキしながら書いたクリソプ騎士団編。


時は進み5つの貴族騎士団を無事に巡回したセルジオ達はいよいよ因縁の地、マディラ子爵領へ入ります。


待ち受けているのは完全復活を遂げた黒魔術

を操るマデュラ子爵当主マルギット。


ここで終わらないと思いつつも緊張でお腹が痛い春華です。


次回もよろしくお願いいたします。

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