第1章 あとがき:前世の記憶の入口~西の砦の攻防とサファイアの剣の継承~
「とある騎士の遠い記憶」第1章、最終ページまでお読み頂き、ありがとうございます。
「とある騎士の遠い記憶」を書きはじめた2020年。
突如流行した感染症で緊急事態宣言が公示され、行動規制がかかりました。
その少し前に過去生の浄化を体験しまして、メモ魔の私は内容を図と文章で可視化したんです。
外出できないし、対面業種なので仕事もできない、時間もある事だし、小説風の読み物にしてみるのも面白いかもと思い至り書きはじめました。
当初はエピソードで区分していたものを章立てで一つにまとめたものが「とある騎士の遠い記憶」です。
改めてじっくり読み返してみると誤字脱字に言い回し、言葉の使い方の整合性等々見直しも多く・・・・大変失礼を致しました。この場をお借りしましてお詫び申し上げます。
さて、第1章は「語りの私」が前世の記憶を思い出す所から幕を開けました。
伝説の騎士セルジオの最期を見せられ、今世の自分と重ねて幕を閉じる。記憶の入り口にたどり着いた状態です。
今世(現在)で前世(過去生)の記憶に悩まされ、自分自身で解決ができない事象に戸惑う「私」。
「彼女」はそんな「私」に静かに寄り添い、戸惑いを拭い去っていきました。このことが「前世で交わした約束」を思い出すに至ったキッカケです。
第2章ではここから更に深く鮮明に前世の記憶を「探求」していきます。
前世を知れば知る程、鮮明に思い出せば出す程、語りの「私」は現在の自分自身と重なる部分を認識していき、前世の記憶を辿る目的が「探求」から「感情の浄化」へと変容していきます。
ジャンルはファンタジーですが、ヒューマンドラマの要素も盛り沢山です(何度、書きながら涙したことか・・・)
コンセプトは今世の「私」も含めて登場人物全ての「成長」。出会いと別れを繰り返し、日常の様々な場面の「今」に全集中する。
物語の中で思いっきり喜怒哀楽を感じて頂けたら嬉しいです。
第2章でもお会いできることを願っています。
最期までお読み下さり、ありがとうございました。
とある騎士の遠い記憶
第1章:前世の記憶の入口~西の砦の攻防とサファイアの剣の継承~
2020年8月21日
春華(syunka)