陽射し

やわらかな陽射しが、私を包む。

それはどこか、君の体温に似ていた。

焼け付くような時も、見えない時も。

必ず君は、私を選んでくれた。

幸せが、こんなに近くにあったなんて。

今まで気づけなかったよ。

だから、これからは。

私が君を、包んであげる。

そう思っても、照れくさくて。

なかなか上手くいかないや。

やわらかな陽射しが、私を包む。

それは、まるで君の体温のようで。

早く、はやく、と心が揺れて。

今すぐ君に、会いたくなる。