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1.1おいそこの女神早く元へ帰らせろ

振り返るといかにもthe女神みたいな金髪の女の人が立っていた。口を開いて第一声は



「ようこそ異世「早く元へ帰らせろ」



間髪入れず突っ込んでやった。そうここは現実主義者(おれ)の来る場所ではないのだ。お互いのためにも早く帰った方がいい。



「おかしいですね?ここに来る人は大抵喜びはしゃいで私の説明を聞かず出て行ってしまうんですけどね。まあいいでしょう」



「よくないだろ!」



「まず手始めに「帰る方法を教えてください」



無視られた挙句、勝手に説明させるわけにはいかなかった。女神は首を傾げている。



「困りましたね?新しいツンデレのタイプの人でしょうか?」



「違いますし、それよりなぜ僕を連れてきたのか教えていただけませんか?」



とりあえず帰る方法は教えてくれなそうなので後回しにすることにした。



「決まっているじゃないですか。あなたの異世界を望む純粋(ピュア)な心のおかげに応えるためですよ。」



残念ながら僕にそんなサンタ○ロースを信じている小学校低学年みたいな願いに身に覚えがなかった。



「とりあえずツンデレさん」



「おい!」



「じゃあ、小学校の時のあだ名の××...」



「やめろ!それ結構やばい黒歴史だから!」



「じゃあなんと呼べばよろしいのでしょうか?」



思わず本名を言いそうになった。だがこんなクソ世界に俺の名前を刻むのがいやなので、偽名をとっさに考えることにした。



思った以上に難しい。考えている間に女神の営業笑顔が崩れていった。



「単純に俺でお願いします。」



女神の目にもう光が宿っていなかった。









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