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二人きりの放課後

初めまして!ひよんと申します。

初めての投稿になります。

小説書くのも初めてなのでおかしいところがあると思いますが良かったら最後までご覧くださいませ(*^^*)


放課後

――キーンコーンカーンコーン――

チャイムの音が鳴り響く

校庭からは部活動に励む気合いの声

そして2年D組の静まり返った教室には二人の人影がゆれ、鉛筆の音が廊下にまで響き渡っている

私は笹原梨央、武田中学校2年D組の14歳です! 私は身長は低いし、童顔だし、勉強も全然ダメ!

なんとずっと気になっていた秋島拓也くんと二人っきりです……!

秋島くんはバスケ部のエース! 明るくてやさしいから女子から人気なの!

そんな秋島くんとなんで二人っきりかというと……


「はーいっ! 6時限目終わりー! 日直さん、号令お願いしまーす!」

2年D組の担任、松田梨絵先生が心なしか嬉しそうにいう。

松田先生は美人で明るくてみんなから人気の先生だ。

――起立 礼 さようなら――

私と秋島くんは声を揃えて言った。

そう! 今日は秋島くんと二人で日直だったんです!

はぁ、今日は秋島くんと一緒に日直できていい日だったなぁ……!

「梨央! 帰ろー!」

廊下から鈴菜の声がする。

成瀬鈴菜は隣のクラス2年C組にいる親友だ。鈴菜とは小1からの6年の付き合い。家も隣同士な為一緒に帰っている。鈴菜は子どもっぽい私と違ってすごく美人で大人っぽくてモテモテ!

「あ、うん!」

私は急いで返事をした。鞄を手に取ったその時

「あ、笹原さんと秋島さん! 日誌を職員室に届けてから帰ってね! よろしくね!」

松田先生が微笑みながらいう。

あんな微笑み見せられちゃったら断れない……!!

「ごめん鈴菜……今日は……」

私が言うと

「あはは! どんまい、頑張ってね! 私先帰っとくね!」

と鈴菜が被せ気味に言った。



こういうこと……

正直鈴菜と一緒に帰れないのは悲しいが秋島くんと一緒に入れるのは嬉しかった。

でも……沈黙が多い……!!

さすがにやさしい秋島くんでも居残り日誌はいやだよね……

だったら私が話題を振らなきゃ!!

「ね、ねぇねぇ秋島くん! 秋島くんってバスケ部だよね?」

秋島くんが好きなバスケの話題だったら乗ってくれるはず!

「ん? あぁ、やってる」

秋島くんはこっちを見向きもせず答える。

あぁ……テンション低い……!

いやいや! 昼間のあのテンションアゲアゲ目な秋島くんはどこいった!?

じゃあつぎは……

「今日、給食カレーだったね! 美味しかったよね!」

秋島くんはカレーが好きって女子グループが言ってた気が……!

今度は乗ってくれるか、くれないか、さあさあどっち

「あぁ美味かったな」

乗ってくれない!!!!

いや! 秋島くんノリ悪くない? 想像と違うよぉ!

私が想像してたのは……


「ねぇねぇ秋島くん! 秋島くんってバスケ部なんだよね?」

「おぉ! 来週試合があるんだ! その試合の相手青葉中学校だから結構強いんだ……」

「そうなんだ! 私試合見たことないからよくわからないけどその青葉中の人達にだって秋島くんなら勝てるよ! 頑張ってね!」

「おう! あのさ、良かったらだけど……試合見に来ねえ?」

「え、良いの? 見てみたいなぁ♡」

「じゃあ決まりだな来週の土曜日だ! 来てくれるの待ってる……!」


みたいなみたいな!!!!

あ、発展しすぎ??

まぁいいや!!!!

こんな展開憧れる! でも今の状況じゃありえないなぁ……

「ぷ」

へ? いまなんか聞こえたような……

「ふははっ! もう耐えらんねぇ!」

え? なに? 何が起こったの?

「笹原、焦ってんの丸わかりだっつーの! 分かりやすすぎな!」

やだぁぁぁ!

「や!ちょ、ちょっとそんなに笑わないで……!」

かすれた声でいう。

ホントに恥ずかしい……

そんなにわかりやすいかなぁ??

秋島くんまだ笑ってるし……

「もうっ! 笑いすぎ!」

でも、ちょっと良かったかも……!

私の中で緊張の糸がプチンと音を鳴らして切れた。

「わ、わりぃ……ッハハッ」

わりぃって言っときながら笑ってんじゃん!!

まぁもういいや!

秋島くんと話せたし……!


それから10分後……


「「終わった!」」

声を揃えて言った。

「お疲れ様!」

秋島くんが満面の笑みで言う

そ、そういう笑顔簡単にしないで……!!

「うん! お疲れ様!」

私も微笑み返す。

「私、職員室持っていくね! 待ってて」

私は日誌を手に取りながら言った。

「お、おう? 分かった」

ん?秋島くんなんか不思議そう……

とりあえず持っていこう!


無事日誌届けられたし、教室においてある鞄をとってさっさと帰ろ!


教室に行くと秋島くんがいた。

「あ、秋島くん! まだ帰ってなかったの?」

不思議そうに問いかけた。

誰か待ってんのかなぁ?

「え? いや、笹原が待っててって言ったから……」

「「……」」

教室に沈黙が訪れる。

「え、えええええ! 言ったっけ????」

ウソ?!そんなこと……

「多分言ってた……あ、もう帰ろうぜ、めんどくせぇ」

「あ、うん……そうだね!」

って一緒に帰るってこと!?!?


なんか流されて門まできちゃった……

私が駅のある左に曲がろうとしたら

「あ、俺こっちだから」

と言い住宅地のある右を指した

「あぁ、そうなんだ! また明日!」

私は手を振りながら言った。

「おう! じゃあな!」

秋島くんが手を振り返しながら言った。

ある意味逆方向で良かったかも……

一緒に下校は心臓持ちそうにない……!!

よし、帰ったらまずは……鈴菜に話を聞いてもらお……!

そう言って駅へと向かった。





いかがだったでしょうか?

是非気になったところや一言お伝えくださいませ(*^^*)

おかしな点があったと思いますがみてくださりありがとうございました!

次回は梨央と秋島くんに小さな小さな発展が!

果たして鈴菜は梨央にどうアドバイスするのか!!


少しでも気に入って頂けたらぜひ次回も覗きに来て下さいませ(*ฅ́˘ฅ̀*)♡

ありがとうございましたm(_ _)m

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