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始まり
「青春にリセットはないんだよぉ」
そのとうりだ青春にも人生にもリセットは存在しない。
ただ終わりはある。
俺はもう終わりでいい。
鋭いカッターを持ち手首を切った
リストカットだ。
俺は死んだ。
ピコン機会音の無機質な音だ
生きていた。
死んでない。
前には泣いている蘭がいた。
となりには母と父。
死ねなかった。
多分最後に死ぬのが怖いという意思があったのだろう。
たが手に感覚がない。
麻酔か、それても使えなくなったかどちらかだろう。
頬が暖かい。
なぜだろう。
泣いている。
死ねなかったから?
違う。生きていたからだ。
また蘭や親に会えたからだ。
この時俺は決めた。
これか、潤たちの分まで生きると。




