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モノクロ世界
潤からのメールには
「あの二人が電車の事故で死んだ。
竜也、今までありがとう」
これだけ書いてあった。
ショックだった。
日曜日
家に一人
何もせず1日が過ぎだ
月曜日
学校で潤の死を知った。自殺らしい。
ショックよりも助けられなかった自分を責めていた。
蘭との帰り道
「潤なにかあったの?」
蘭の問いに答えられなかった。
そのまま沈黙が続き
家に着いた
「ごめん。」
でた言葉はこれだけだった。
蘭は泣きながら
「うん。」
と言った。
蘭には悪いことをした
夜がきた
夜の次は朝
学校
夜
朝
学校
夜…
もう楽しみなどない。
いやもとから楽しみなどなかった。
死のう。潤と同じところに行こう。
「何、泣いてんの?」
俺はいつの間にか泣いていたらしい。
蘭が心配そうな顔でこちらを見ている。
「なんでもないよ。」
パチン!
大きな音だ
たたかれたらしい
ただ痛みは感じない
蘭も泣いている
わけがわからない。
「ごめん」
俺はなぜ謝る?
自分のしてることがわからない。
蘭は何も言わずどこかに言った。
俺は一人になった。
家に着いた
風呂に入り食事をした。
俺の世界に色はなくなった。




