登場機体解説
ここでは、1部及び2部に登場した機体についてちょっと解説をしてみます。これから機体数が増えてくるとどれが何か分からなくなるかもなので、それの対応をと考えた次第です。
本編をちゃんと読めばだいたいわかるような内容ばかりですので、興味の無い方はスルーしていただいて結構です。つまり本編では語られていない重要な設定、などというものは基本的にありません。もしあったならそれに関しては後々本編の方でも解説が入るかと。多少裏話はあるかもですが、知っても知らなくてもいい内容ばかりです。
ではまず登場機体の設定から。
No.1 -A- アーク・アストラル (Ark-Astral)
概要
・コード:A
・全長:8.4m
・重量:4.2t
・能力:『不明』…現時点では判明していない。
・概要↓
日本の東洞財閥アーク総合研究機関が所持するアーク。研究自体を行っているのは星印学園地下研究所。
パイロットは本作主人公、星印学園1年の星野飛鳥。
機動力、特に加速性能に重きをおいた高機動機体。武装全体の総火力もなかなかのものだが、装甲が犠牲になっている。防御力に関する要素は装甲以外にもあるのだが、現時点では割愛。
ジェネレーター出力を含むエネルギー周りが非常に良好で、高出力の重光子兵器等複数のエネルギー兵器も難なく扱えてしまう。そのため、軽量ながらも高い攻撃力を持つ。反面パイロットの精神状態による出力のムラが発生しやすく、パイロットの適合レベルが一定を超えていないとそれがかなりの振れ幅となってしまう。
全体的に流線型を基調としたフォルムをしており、どこか未来的かつヒロイックな印象を与えるデザイン。カラーリングは白がベースで赤いラインが特徴的。干渉発光体の色、及びコアの色はスカイブルー。
武装や機体自体の特性から、近距離で瞬間的にダメージを与え反撃を受ける前に離脱、射撃武器で牽制するというヒットアンドアウェイ戦法を得意とする。しかしその高い機動力や決して低くはない火力面から、さまざまな戦闘に対応することができる。唯一遠距離戦が苦手ではあるが、相対距離を調整する性能に関してはピカイチ。自分の有利な状況に持ちこむ能力は他を圧倒している。
武装
エネルギーに余裕があるためほとんどがエネルギー兵器である。そのため、総重量に対して火力が異常に高い。
・フォトンライフル
武装内部で発生させた重光子を圧縮し高速で射出する携行型の小型武器。見た目はバレルの長いハンドガンと言ったところ。小型ゆえに大きな威力は望めないが取り回しがよく、特に近距離での存在感が大きい。
・フォトンブレード
小型の重光子刃形成機。
圧縮した重光子を停滞させることで剣として機能させる武器。重光子の圧縮率はフォトンライフルよりも格段に高く、強度、切れ味ともに申し分ない。アストラルの近接戦闘における生命線である。一応剣ではあるのだが、刺突の方が向いている。
斬りつけた際に刃の部分の重光子が炸裂し、装甲の上からでもダメージを与えることもできる。
・プラズマバズーカ
高出力のプラズマを砲弾のようにして射出する武器。着弾点で爆発するという特徴があり、熱量、着弾衝撃共にかなり高い。
非常に高威力なものの、発射反動が大きく精度が悪いという分かりやすい欠点も抱えている。
・ビームブースター
アストラルのポテンシャルの大部分を担っている特殊な武装。アストラルを特徴づける圧倒的な加速性を生みだす源であり、推進装置と砲撃武器を兼ねた万能かつ有能なもの。また、それぞれがサブジェネレータ1機ずつと直接接続されており、エネルギー効率が非常に高い。それゆえに回転率も高め。
ちなみに『推進モード』は砲口付近で放出した重力子比率の大きい重光子の結合を意図的に崩壊させ、その時に放出される大量の力学エネルギーの指向性をシールドカバーで制御するもの。そのため、周囲に対して破壊を及ぼさずに高い推力を得ることができる。対して『砲撃モード』は光子比率の大きい重光子を直接高速で放出するもので、反動も小さく着弾点に高熱を発生させる。そもそもの重光子放出方式が違うのも特徴である。
・アストラルカノン
腹部装甲と一体になっている6連装荷電粒子砲。アストラルの中では最大の威力を持つ武器であり、その威力は局地的に戦略兵器級の破壊をもたらすほど。
アストラルの武装における必殺技のような立ち位置であり、まともに使うことは難しいものの決まれば超強力な武器。
システム
・アストラルチャージ
詳細は不明だが、アストラルの内部エネルギーを活性化させ通常時の8倍ものエネルギー供給力を生みだすシステム。外部からエネルギーを集めるような特殊な反応を見せる。
アストラルカノンを発動するために必要となるシステムでもあり、単純に活性中は機体のレスポンス等が多少引き上げられる。
No.2 -B- アーク・バーニング (Ark-Burning)
・コード:B
・全長:12.4m
・重量:12.5t
・能力:『灼熱』…自身、または自身の攻撃が持つ熱量を増幅させる能力。
・概要↓
アストラルと同じく東洞財閥アーク総合研究機関が所有し、星印学園地下研究所が研究を行っているアーク。
パイロットは星印学園1年の久坂隼斗。
火力、装甲に重きを置いたまさしく動く要塞のような中距離迎撃特化型アーク。速度面、特に瞬発力に難があるがそれを補って余りある堅牢な装甲が特徴。ただし、クローラーと両足を使用した姿勢制御を用いることで、地上限定だがある程度の速度を出すことは可能。
角ばった形状と、金属質な見た目の装甲のせいもあって戦車的というかミリタリーな印象を与える見た目をしている。カラーリングは褐色を基調としており、干渉発光体およびコアの色は朱色。
ある程度の被弾を覚悟したうえで、各種武装の高い破壊力によって削り勝つコンセプトの機体である。各部駆動系のパワーが強く、両腕だけで4つもの重火器を同時搭載できる。目的に応じてさまざまな武装を取り換えられることが強みだが、機体特性を鑑みれば迎撃戦が最も得意。灼熱能力の効果もあり、一定範囲に威力を発生させ続ける火炎放射器が実用レベルの威力を持つという特徴もある。
武装
エネルギー周りが劣悪なため、多量のエネルギーを必要とする武器を搭載するのはほぼ絶望的。積載重量に対しては余裕があるので、超重量高火力の武器がメインとなる。
各種弾丸や砲弾は背部のバックパックから供給される。
・六銃身マルチバレットガトリング
バーニングの主兵装である大型の6銃身ガトリングガン。銃身が金属繊維を束ねた特殊構造となっており、銃身を絞ることで口径自体を変えられるため、さまざまな種類の弾丸を放つことができる。威力は弾丸依存だが、精度は高い。また銃身の構造から放熱の効率がよく、連射速度もかなり早い。
・ショートバレルカノン砲
ショートカノンとも呼ばれる砲身の短い実質対戦車砲。砲身内部のライフリングもないため、遠距離砲撃における精度は悪い。反動吸収や砲口の向き合わせを全て腕に任せることで構造の単純化を図っており、毎分30発という驚異的な連射性能を誇る。威力も結構高く、優秀な武器である。
・パイルバンカー
言わずと知れた杭打ち機。近距離で貼りついている時ぐらいしか使えないが、一撃必殺の超威力。既に2種類のパイルバンカーが登場している。
1部で登場した『ソレノイド・ラピッド』は名前の通りソレノイド方式で射出される杭。威力は低めだが、何度も使用できるという特徴がある。2部で登場した『バスター・スピア』は爆薬によって杭を打ちだす方式で、爆薬の再装填が必要で当る当らないにかかわらず杭自体にダメージがあるという欠点はあるものの、威力は大抵のアークを一撃で沈めてしまえるほど。
・3連装火炎放射器
バーニングの最も特徴的な武器である小さめの火炎放射器。通常放つ分には範囲が広いだけで大した熱量もないのだが、ここに能力が付加されることで鋼鉄すら一瞬で溶かす超高温の炎となる。壁のように展開したり、鞭のように振りまわすことも可能。
・広域仰角迫撃砲
背部バックパックと直結された迫撃砲。砲身がほぼ真上から水平まで向くという一風変わった迫撃砲。基本的に中近距離ではデッドウェイトになりがちな迫撃砲だが、その広い仰角からショートカノン同様に対戦車砲のように扱うこともできる。発射反動は大きめなので、うまく足を使っていなしてやる必要がある。
・4連装高追尾ミサイル
両脚部に収納されている各4連装の小型ミサイル。それぞれ2発ずつあるので計16発。追尾性と速度に優れる反面威力が低く、直撃しないとまともなダメージになり辛い。攻撃というより行動制限用の武器。
システム
・バースト・ショット
外付けの量子コンピュータを起動し、FCSの処理能力および反動制御能力を大幅にブーストするシステム。大量のエネルギーを使用すること、量子コンピューターの排熱の関係から短時間しか連続稼働できないものの、発動中は全ての武装を同時にかつ高精度に放つことができる。
単純なばら撒き弾幕と違いそれぞれが狙いをつけて襲ってくるため相手からすれば非常に厄介。パイロットの技量次第では偏差撃ちを混ぜるなど質の良い弾幕を展開できることもあり、かなり強力なシステム。
No.5 -E- アーク・エンペラー (Ark-Emperor)
・コード:E
・全長:11.5m
・重量:8.6t
・能力:『支配』…対象となる電子制御の機器の制御を、自己の支配下に置く能力。
・概要↓
日本の神原財団アーク研究機関が所有、及び研究するアーク。
パイロットは2部で登場した中学3年生の伊集院正太郎。
装甲こそそれなりにあるものの、火力、速度共に並以下の近距離能力偏重型アーク。防御力自体は高めだが、機動性の悪さと機体の大きさから被弾しやすく、実際にはさほど耐久力があるわけではない。
比較的アクチュエータの力は強めなものの、CPU処理の割り振りが能力に偏っているためFCS性能が低く、多数の火器の使用ができないという致命的な弱点を持つ。ジェネレーター出力も低めなため高火力の重光子兵器を搭載することもできない、と中距離以遠では攻撃性能がほぼ皆無。
西洋の甲冑に似たフォルムをしており、王冠のような金色の頭部パーツやマントのように機体周囲を覆う飛翔剣フラガラッハのせいか、中世の王のような印象を与える威圧感のある見た目をしている。装甲は紺青を基調としており、黒や金のラインで彩られている。干渉発光体及びコアの色は紫紺。
その能力に機体ポテンシャルの大部分が割り振られていること、能力はその特性上決まればほぼ勝利は確定することから、対アーク戦では能力をいかに確定させるかで勝負が決まると言っていい。近距離ではフラガラッハにより手数を補うこともできるが総じて威力が低い。自分に有利な状況を作る能力は壊滅的なこともあり、アウトレンジからの継続的な射撃戦に極めて弱い。
武装
この機体は能力がほぼ全てなので、実戦的な武器を持たない。ちなみに武装の名前は全て神原財団アーク研究機関の人間が考えたものである。
・飛翔剣‐フラガラッハ
全長8mほどもある遠隔操作可能な大剣。刀身部分はアークのフレームと同様の金属が使用されているらしく、非常に強靭かつ軽量。剣自体が直接運動エネルギーを発生させ、推進装置なしで自在に飛行する。攻撃手段だけでなく盾としても機能させられる。
・黒帝剣-ストームブリンガー
フラガラッハに比べると小型の黒い剣。アークサイズを基準に考えれば片手用直剣といったところ。サイズは小さい割に重量はフラガラッハとほぼ同レベル。刀身自体が電気的ノイズを放っており、切りつけた相手に対して継続的な演算機能の低下を及ぼすというつまりデバフ効果持ちの剣。能力発動に重要な役割を持つ。
・スプレッドクラッシュレーザー
コアの周囲を覆う24門の高出力重光子レーザー砲。非常に小さいうえに威力もそこそこ高いのだが構造にかなりの無理があるらしく、発射ごとに数十秒の間隔をあける必要がある。また耐久性もよくない。
システム
・ブレード・アクセル
システムというか技。フラガラッハを装着したまま後方に翼のように展開、フラガラッハが発生させる運動エネルギーを利用して機体を高速で直進させる。速度の遅いエンペラーとしては奇襲のための重要な技でもあるのだが、発動中はフラガラッハによる防御が一切行えない。また、移動も直線的であるため割とリスキー。
なんかもう一機ぐらいいた気がするけどそっちはおまけなので割愛。
本来の機体設定はもう少し細かいですが、全部書くと繁雑になるのでこのぐらいで。




