表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

入学式

洋奈「お母さ~んお弁当は~?」



母「はいはいできてるよ~‼あっ洋奈もうこんな時間‼急がないと‼」



洋奈「あぁ~入学式早々遅刻は嫌だよ~もういいや朝ご飯いらない‼行ってきま~す」




私の名前は上原洋奈

今日から高校1年生です。

ここにはまだ引越してきたばかりで、何がどこにあるかとかよく分かりません。高校にはバスで通うんだけど…


そのバス停は……。


洋奈「えっ…いっぱいありすぎて分からない…。高校の目の前まで行くバス停があるはずなのに…あっあれだ‼」



運転手「南駅行き発車しま~す」



洋奈「良かった~セーフ。南駅行きに乗って6つ目で降りるっと……。あっあの席‼あいてる‼隣の人いるけど…まっいっか…。」



洋奈は後ろから2番目の2人席に座った。隣は学生だが思いっきり爆睡中だった。



ガタン


バスが揺れたと同時に隣の人の頭が洋奈の肩にのった。もちろん隣の学生は全く起きない。



洋奈(どうしよう…次のバス停で降りるのに…。)



運転手「次は南高校前に止まります」



洋奈(降りなきゃ~ごめんなさい。頭動かします。てかこの人の制服南高校のと似てるけ

ど…大丈夫かな…)



?「ん~~」寝言


洋奈(可愛い~寝顔…あっ降りなきゃ)






校舎の入口でクラス発表の紙が貼ってあった。周りは友達どおし同じクラスを喜んでたりするけど…引越してきたばかりで友達がいない。だからクラス分けはどうでも良かった。


けど1番不安だったのが、友達ができるかどうかだ。



洋奈「はぁ~2組か…」


彩乃「私も2組~微妙なメンツだねこりゃ」



洋奈「えっ…」


彩乃「ども‼あんた見かけない顔だね~転校してきたの?」



洋奈「あっはい。」


彩乃「そうなんだ~どおりで~あっ私彩乃‼あんたは?」



洋奈「ひっ洋奈です。」


彩乃「かたいかたい‼リラックスリラックス‼今日からよろしく洋奈‼」



洋奈「よろしく‼」



彩乃は男っぽいサバサバした性格で一緒にいて凄く楽しかった。




先生「みなさんおはようございます。そして入学おめでとうございます。今日からこのクラスをうけもつ担任の…」



ガラガラ



先生「おい遅刻だぞ?ったく入学式早々~」



風磨「すいません。バスで寝ちゃったみたいで…」



先生「ったく~今日はおおめにみてやる‼えっと~楠本風磨だな?後ろから2番目の席‼」



風磨「は~い」



洋奈(あっバスの人だ。しかも隣の席…)



先生「よし‼全員揃ったな!ではこれから入学式が始まるから出席番号順に廊下に並んで~」





思っていたより入学式はあっという間に終わった。





先生「じゃぁ明日から通常通り学校に来てくれ。楠本~遅刻すんなよ~じゃぁ起立‼」



「さようなら~」




彩乃「洋奈‼家どこらへん?一緒に帰ろうよ‼あってか風磨~朝から言おうと思ってたんだけど寝癖‼やばいよ?」



風磨「寝坊したからな~髪とか全然気にしてなかった…それより今日の朝さぁ~バスで誰も起こしてくれなくてさ~南高の制服ってすぐ分かるだろ?着いたら起こしてくれたっていいじゃんな~ったく…」



彩乃「それは風磨が悪いで…………」



洋奈「ごめんなさい‼‼‼」


凄い勢いで頭をさげた。

ざわついてた教室が一瞬静かになった。



風磨「え?」


彩乃「どうした洋奈」


洋奈「わっわっ私……あの…朝…」



朝バスで隣の席だった事を

言った。


すると…



風磨「ははははははは‼笑」


風磨は思いっきり笑った。


風磨「そんな事でそこまで謝らなくても~引越してきたばかりならなおさら‼別に怒ってないって‼」



彩乃「洋奈面白い‼大丈夫‼風磨は私の幼なじみだから。怖そうにみえるけど、まぁまぁ優しいんだよ?」



風磨「まぁまぁってなんだよ‼」



彩乃「じゃぁ帰ろっか‼お腹すいた‼ねっ洋奈‼帰ろ‼風磨も一緒に帰る?」



風磨「おう」





彩乃「あっじゃぁ2人共バスだからここでバイバイか‼じゃぁまた明日ね~風磨、洋奈の事ちゃんと頼んだよ‼」



洋奈「バイバイ‼」





風磨「どこで降りんの?」


洋奈「あっえっと~東通りで…」


風磨「ふ~ん」



……………。




風磨「あっえっと~名前…」


洋奈「あっ上原洋奈です。」


風磨「おう洋奈ちゃんね」


洋奈「あの…」


風磨「なに?」


洋奈「いや…なんでもないです…」


風磨「あっバスきた‼」



2人はバスに乗り込んだ。



洋奈「あっ‼」

洋奈は朝と同じ後ろから2番目の2人席に真っ先に座った。


風磨「なにこの席なんかあるの?」



洋奈「いや…ただ好きなの」


風磨「ふ~ん」


洋奈「あっ今日の朝もここで風磨君に」



風磨は洋奈の隣に座った。



風磨「うん確かにいい席だな‼今朝も気持ち良く寝れたし」笑


洋奈「風磨の寝顔凄く……」


風磨「寝顔…?」



洋奈「いや…なんでも…あっ次で降りなきゃ‼」


風磨「じゃぁな‼気をつけて帰ろよ‼」



洋奈「バイバイ‼」



風磨(………………///////)






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ