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ープロローグー

割と自己満足の為に書いているので、内容が結構中二病ですが、それでもよろしければお読み下さい。

プロローグ


ー嘘とは、事実に反する事、あるいはそれを語る事ー

ー偽善とは、善良であると偽る事ー

(ウィキペディアより抜粋)


あるところに、ひとりのおんなのこがおりました。

おんなのこは、ひどいらんぼうものでみんなのきらわれものした。

いつもいつも、ねむっているあかちゃんをたたいたり、

おとなにむかって、いしをなげたりしていました。

あるとき、ひとりのおとながなぜ、そんなことをするのか?とおんなのこにききました。

すると、おんなのこは、『こわいおばけがみんなをたべようとしていたから』とこたえました。

ほんとうのことをいうようにいっても、おんなのこはおなじことしかいいません。


それから、おとなたちはおんなのこのいうことをきかなくなりました。

こどもたちは、おんなのことあそばなくなりました。

おんなのこは、噓吐き(うそつき)になりました。


あるひ、おんなのこは、『このむらに、もうすぐかいぶつがやってくる』といいました。

でも、だれもしんじるひとはいませんでした。

おんなのこはそれをみて、ちいさくためいきをつき、

かなしそうにあたまをふると、ひとりもりのなかにきえていきました。


それから、そのむらは、もりをこえたむこうにあるむらのひとびとに、せめほろぼされてしまいました。



あるところに、ひとりのおとこのこがおりました。

おとこのこは、とてもやさしく、みんなのにんきものでした。

いつもいつも、ないているこどもをぐさめたり、

こまっているおとなをたすけたりしました。

あるとき、ひとりのおとながなぜ、そんなことをするのか?とおとこのこにききました。

すると、おとこのこは、『みんなにわらっていてほしいから』とこたえました。

いろんなおとながしつもんしても、おとこのこはにこにこわらっていました。


それから、おとなたちはいままでいじょうにおとこのこをたよりにしました。

こどもたちは、いままでいじょうにおとこのことあそぶようになりました。

おとこのこは、優しい者(やさしいもの)として、みんなにしんらいされるようになりました。


それからいくつかきせつがめぐり、おとこのこはおおきくなりました。

すこしかわったことといえば、むらのみんながおとこのこのいうことをきくようになりました。


あるとし、そのむらでたべものがたりなくなってしまいました。

こまったむらのひとは、おとこのこに『たべものがなくなりそうだ』といいました。

このままでは、おとなもこどもも、うえじにしてしまいます。

おとこのこはにっこりとわらっていいました。

『となりのむらからうばえばいい』と。


むらのひとたちは、もりのむこうにあるゆたかなとなりのむらへ、たべものをうばいにいきました。

おとこのこは、そんなむらのひとたちを、にこにことけんぶつしていました。

そんなおとこのこのかげは、あたまからながいながいつのがのびていました。


そのご、となりのむらは、むらのひとたちのてによって、ほろぼされてしまいました。

おとこのこは、それはそれはたのしそうに、ひをはなたれて、あかあかともえるとなりむらをみていました。




ほんとうに、おんなのこは、噓吐き(うそつき)だったのでしょうか。

ほんとうに、おとこのこは、優しい者(やさしいもの)だったのでしょうか。

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