かえってきたもの
小説家なろうチャレンジ企画『お題で飛び込む新しい世界』「戦記」参加作品です。
こちらは『あっけないもの』の後日談です。前話を先に読んでから本エピソードをお楽しみ頂けたらと思います。
マールの所属する補給部隊は目的地であった北の砦まで辿り着くことはなかった。
―――戦争が終わったのだ。
マールが人伝に聞いた話では、どうやら隣国と停戦の話がまとまったらしい。
「戦争って、終わる時もあっけないんだな。」
補給物資を運んでいた補給部隊は、王都まで物資を運ぶ輸送部隊にその名を変えた。マールは自宅のある王都に戻るまで、そのまま輸送部隊に残ることにした。
「部隊に残っている間は護衛兵に守ってもらえるからなぁ。」
戦闘能力などからきしないマールにとって、多少遠回りになろうが護衛兵と一緒に王都まで移動できる方が心強く思えたからだ。
隣国との戦争が終わっても、輸送中の物資を奪おうとする盗賊達を相手に小競り合いはあった。戦争が終わったとはいえ、呑気に物資をただ運ぶだけの楽な任務にはならなかった。
「隣国との戦争が終わったと思ったら、今度は国内で争うのかよ。」
マールは度々襲撃に来る盗賊達に文句を言いつつも、大人しく護衛兵達に守られて夜を過ごした。
◇
戦争が終わったのは冬に入りかけた頃だったが、輸送部隊が王都に辿り着いたのは春の訪れが感じられる頃だった。輸送部隊にいたマールの任務もこれで終わりだ。
「これで除隊のための手続きは全部終わりだ。今までよく頑張ったな。お疲れさん。」
マールは退役手続きを済ませると、事務方の士官から今まで任務に当たった分と退役手当という名の報酬を貰い、軍の詰め所を後にした。軍の詰め所からマールの家までは徒歩で帰れる距離にあったので、マールは自宅まで歩いて帰ることにした。
「ただいま~。」
マールは自分の両親が経営するグレゴール商会の扉を開け、店の中に入った。多くの店員たちが入って来たマールを見て、店にそぐわぬ客が来たと怪訝そうな表情をした。しかし、店の奥にいた年配の男性だけはマールの姿を見て大きく目を見開いた。
「坊ちゃま、お帰りなさいませ。良くお戻りで。」
薄汚れた姿のマールに駆け寄り、声を掛けて来たのは両親から店のことを任されているバッソだった。
「バッソ。よく、こんな薄汚い奴が俺だって分かったな?」
「それはもう。このバッソ、坊ちゃまがお小さい頃から見知っておりますから。」
バッソは目を潤ませてマールに向かって答えた。
「え、マール様?」
「坊ちゃま・・・?」
若い店員たちがバッソの対応に驚いて騒めく中、
「ちょっと、だ、誰かっ、早く奥様と旦那様をお呼びしてっ!」
ベテランの店員が、近くにいた者にマールの両親を呼びに行かせた。
「マ、マールが戻って来たって?」
「本当なのっ?嘘じゃないわよね?」
店の奥からマールの両親が転がるように出て来た。マールと両親は店の中で向かい合った。
「ただいま。父さん、母さん。今戻った。」
「「マールっ!」」
マールの両親は二人してマールに抱き着いた。
「本当に、本当にマールが帰って来たんだな。」
「ええ、ええ・・・。」
感極まった二人はマールの身体を軽く叩きながらマールの存在を確かめ、目尻に涙を浮かべた。
「奥様、旦那様。坊ちゃんもお疲れでしょうから、少しお休み頂いた方が宜しいのでは?」
バッソがさり気なくマールを両親から引き剝がした。
「湯浴みの準備が出来たそうです。疲れを落としてきて下さいませ。」
バッソはマールに小声で耳打ちした。
「バッソ、助かる。」
「マール様はこちらへどうぞ。」
若い店員が湯浴みをできる部屋にマールを案内した。
「奥様、旦那様。今日はどうされますか?」
「どうも何も、今日はこれからマールの帰還祝いだ!店は臨時休業にする!バッソ、アールとキールも呼んでくれ。後は任せた。」
「任されました、旦那様。」
バッソは一礼すると、近くにいた店員を呼び集め、それぞれに仕事を振り分けた。
「父さん、マールが戻って来たんだって?」
今はそれぞれ別の店で修業中のマールの兄、アールとキールも急遽休みをもらって駆けつけてくれた。湯浴みをして着替えたマールは、改めて両親達のいる部屋で兄達と再会した。
「マール、お帰り!」
「マール!お前、生きてたんだな!」
アールとキールはマールの頭をぐしゃぐしゃと撫でまわした。
「兄さん、子どもじゃないんだから、いい加減頭を撫で繰り回すのはやめてよ。」
「この辺で兵役に就いてた連中はとっくに戻って来てたから、マールはもう死んだと思ってたんだぜ。」
「マールが戻って来てくれて嬉しいんだったら、キールもはっきりそう言えばいいのに。相変わらずキールは素直じゃないなぁ。」
「はいはい。アール兄の言う通り、俺は素直じゃありませんよぉ~。」
マールの兄達がこんな軽口を叩けるのも、マールが無事戻って来たからだ。家族水入らずで両親と兄達と言葉を交わしているうちに、マールの心の中でようやく戦争が終わったんだという実感が湧いてきた。
マールが自宅に戻ってきたその日の夜は、マールの家族と両親が経営する商会の従業員を交えて、ささやかながらも祝宴を開き、マールの無事を祝ってくれた。
◇
マールが自宅に戻ってからしばらく経った頃。マールは父の執務室に呼び出された。
「マール。お前に手紙が来ているんだが・・・お前はこのお方と知り合いなのか?」
マールの父はそう言うと、マールに一通の手紙を手渡した。上質な紙でできている封筒の宛先は両親が経営するグレゴール商会になっていたが、宛名は確かに自分宛だった。封筒の裏側を見ると、槍と盾を組み合わせた紋章の封蝋が押されていた。マールは届いた手紙を両親まで持って行く時に、封蝋で押された貴族の紋章はいくつか目にしたことがある。しかし、この手紙の紋章は今までマールが見たことのある紋章ではなかった。
「父さん。この紋章って、うちの商会のお客様ではないよね?」
「そうだな。私ではどう御縁を結んでいいか分からないくらいの方だ。」
「もしかして、物凄く偉い人なの?」
「執務室に貴族年鑑があるから、後で確認するといい。それよりもマール、先に手紙の内容を確認した方がいいのではないか?」
マールは父親に言われて、慌てて手紙の封を開けて読み始めた。
「ん~『ランス元帥が俺に会いたい』って。」
「は?!」
マールの父はマールの言葉に驚き、目と口をポカンと開けた。
「マール。マールは補給部隊に配属されてたんだろう?」
我に返ったマールの父はマールに問い質した。
「そうだよ。退役した今でも、俺は前線で戦うのは無理だと思ってるさ。え~と、なになに、あ~『私的な会合なので畏まらないで欲しい』。」
マールはブツブツ言いながら手紙を読み終えると、父親に手紙を渡した。
「ふむ。手紙の文面からは、お前に対しての気遣いが感じられるな。マール。お前、従軍してた時に何かやらかしたのか?」
「まさか。でも、ランス元帥なんて戦場で見かけたこともないし、心当たりが全くないんだよねぇ~。」
「そうか。お前がやらかしてないのならばいいが。」
「父さん。俺、元帥閣下に会いに行ってくるよ。」
「マール。元帥閣下から手紙が来た時点で、お前に拒否権は無いぞ。」
「分かってるって。それはそうと、父さん。俺は元帥閣下にお会いする時、何を着て行けばいいんだろう?」
「手紙の文面から判断すると、そこまで仰々しく着飾らなくても大丈夫そうだな。手持ちの服で問題ないと思うぞ。後でバッソに確認してもらえ。」
「分かった。そうする。」
マールは手紙を封筒にしまうと、父親の執務室を後にした。
◇
三日後。マールがランス元帥に呼び出された日になった。グレゴール商会の前に、紋章の無い重厚な造りの馬車が止まった。
「こんにちは。グレゴール商会のマール様でしょうか?」
商会の前で待っていたマールに、御者台から降りてきた男が声を掛けた。
「はい。」
マールは御者に元帥からの手紙を見せた。
「確かに。マール様、どうぞお乗り下さい。」
御者はマールの外見と手紙を確認するとマールを馬車に乗せ、馬車を走らせた。
馬車は王都をぐるりと回ると貴族街に入り、豪奢な邸宅の頑強な門を潜った。馬車は正面玄関の手前で脇道に入ると、木々の間の細い道を進んで行った。馬車はしばらく敷地内をゆっくりと走ると少し開けた場所で止まり、マールを降ろしてくれた。馬車を降りてからは、使用人であろうお仕着せを着た男性が、マールを先導して部屋まで案内してくれた。ここは、来客を通すための部屋なのだろう。
「こちらでございます。主を呼んで参りますので、少々お待ち下さい。」
マールを案内してくれた男性は、マールにお茶を出して一礼をすると部屋から出て行った。マールは一人部屋に残されたので、ゆっくりと首を動かして部屋の中を観察した。軍を束ねる立場にある人の家だけあって、調度品の一つ一つは上質だが装飾は控え目で実用性を重視している印象を受けた。今マールが座っているソファーも装飾は最低限だが、使われている素材はどれも最上級の物だし、何より座り心地がとても良い。
「流石だなぁ・・・。」
部屋に誰か入って来たのにも気付かず、マールは思わず独り言ちた。
「何が『流石』なのかな?」
「すっ、すみませんっ!」
後ろから急に話しかけられたマールはぴょんとソファーから立ち上がると、とりあえず謝罪した。
「いや、こちらこそ急に話しかけて悪かったね。マール君で良かったかな?」
「はっ、マールと申しますっ!」
マールは自分に話し掛けて来た人物に向かって、従軍していた時に覚えた敬礼をした。
「マール君、今日は来てくれてありがとう。ロドリウス・ランスだ。ロドリウスと呼んでくれ。」
ロドリウスと名乗った男性はマールに手を差し出した。
「ロドリウスさんっ、今日はお招きありがとうございますっ。」
マールはロドリウスに向かってはきはきと答えると、差し出された手を握り、ぶんぶんと握手をした。
「マール君、まずは座ろうか。」
「はいっ!」
ロドリウスが微笑みながらマールに座るよう勧めると、マールは再びソファーに腰を下ろした。
「今日は私的な会合だから、もっと落ち着いた格好で君に会いたかったんだが、あいにく今日はこの後すぐ、仕事の予定が入っていてね。こんな仰々しい格好で済まないね。」
ロドリウスは勲章がじゃらじゃらと付いた軍服姿で苦笑した。
「いえっ。ロドリウスさんは、お仕事があるのですからお構いなくっ。」
「マール君は退役してるのだから、私と普通に話してくれて構わんのだが・・・まあ、いい。細かい事を言っていては時間が無くなってしまう。そろそろ、マール君に今日、ここに来てもらった理由を話そうか。」
「はいっ、お願いしますっ。」
ロドリウスは緊張しているマールを前に、気を取り直すと本題に入った。
「マール君。この背嚢に見覚えはあるかな?」
ロドリウスは、テーブルの上に薄汚れた背嚢を静かに置いた。マールも補給部隊に所属していた時に使っていた背嚢だ。
「ロドリウスさん。失礼ですが、中を改めても?」
「ああ。是非とも、マール君に確かめて欲しい。」
マールはロドリウスに許可を取ると、背嚢の紐を緩めて中に入っている物をテーブルの上に出した。背嚢の中に入っていたのは、血の付いた軍服と一束の金髪、それから補給部隊で支給された日用品だった。
「―――デニウス?」
マールは背嚢の中身を見てそう呟くと、正面に座るロドリウスの顔を改めて見た。ロドリウスは白髪交じりの金髪に、灰色がかった青い瞳をしていた。マールは何となく、ロドリウスの髪と目の色味がデニウスに似ているような気がした。
「あの・・・もしかして、ロドリウスさんはデニウスの親族の方ですか?」
「ああ。デニウスは―――私の孫だ。」
「孫っ!? あ、あのデニウスがですか?」
マールはデニウスがランス元帥の孫だった事実に衝撃を受け、思わずロドリウスに確認した。
「ああ。デニウスは上の兄弟達とは少し年が離れていてね。」
軍属のロドリウスは仕事柄、引き締まった身体をしていたが、確かにマールの祖父と同じくらい年を重ねているように見えた。
「デニウスの遺品が戻って来てから、補給部隊の記録簿を確認させてもらった。良かったら、退役兵のマール君が従軍中に見たデニウスの様子を教えてくれないか。」
「分かりました。私は補給部隊に配属後、すぐにデニウスとペアを組まされました。」
「そうみたいだね。デニウスのお守りは大変だったろう?」
「いやぁ~そんなことは・・・。」
ロドリウスは微笑みながらマールに問いかけたが、マールは苦笑して言葉を濁した。
「マール君、ここは私的な場だ。君がこの部屋で何を言っても不利な扱いはしないと私が保証しよう。マール君が見たデニウスについて、忌憚なく話して欲しいんだ。」
「ロドリウスさん。要するに、デニウスについて私が見たり感じたりしたことを話せばいいんですね?」
「ああ。」
「あの・・・ロドリウスさん。多分、デニウスに対して結構失礼なことを言うと思いますし、デニウスの愚痴も言ってしまうと思いますが、本当に良いんですか?」
「ああ。私はデニウスが補給部隊でどんな風に過ごしていたのかが知りたいんだ。」
ロドリウスはマールに向かって笑顔で頷いた。
「では、遠慮なく、思いついた順に話していきますね。う~ん・・・あ、そうだ、デニウスの奴ってば、本っっ当~に、人の話を聞かなくて。こちらが真剣に注意しても、よ~く聞き流してましたね。それに、『補給部隊は最前線から離れているから大丈夫』って言ってたような気がします。」
「全く・・・彼奴は学校で何を学んでいたんだ。」
マールの話を聞いたロドリウスは額を覆うように手を当てた。補給部隊は最前線に比べると一見、安全そうに見えるが、実はそうではない。だからこそ、デニウスは敵の襲撃で命を落としたのだ。
「失礼、マール君。続けてくれたまえ。」
「はい。それに、野営の場所を選ぶセンスも、本当に無かったですね。デニウスに野営する場所選びを任せると『こんな所で野営しちゃダメだろう』って先輩にしょっちゅう怒られました。あ~でも、天幕を張るためのロープを木に登って結びつけてくるのは早くて上手でしたね。この木、と決めると木に登るのが早かったです。」
「そうか。この庭でデニウスが登れなかった木は一本も無かったもんなぁ。」
ロドリウスは窓の外を見ると、懐かしそうに庭の木々を眺めた。
「ロドリウスさん、デニウスは子供の頃から木登りが得意だったんですね。」
「そうだね。よく使用人たちがデニウスを見失って困っていたよ。」
「ははっ、木の上で隠れている子供の頃のデニウスが想像できますね。あと、デニウスはロープ張りでさっさと木に登ってくれるのは良いんですけど、そこそこ高い木の上からこちらに向かって飛び降りて来るので『怪我したらどうするんだよ。』って何度か注意した覚えがあります。」
「家でもよく木から飛び降りてたが、デニウスの奴、部隊でもやってたのか。」
「ロドリウスさん。勿論、いつもじゃないですよ。」
ロドリウスが呆れたので、マールは慌ててデニウスをフォローした。
「それこそ、いつもそんなことをやってたたら、流石に私も死んだとはいえデニウスに何と言っていいのか分からん。」
「あとは・・・そうですね。部隊の中では、ペアを組んでいた私に一番懐いてくれていたと思います。」
「そうか。マール君はデニウスよりも年上だったね。」
「はい。」
「では、デニウスの遺品を背嚢に入れてくれたのも、マール君かい?」
ロドリウスはテーブルの上に置かれたデニウスの遺品を見ながら、マールに尋ねた。
「はい。デニウスとペアを組んでいたこともあり、私がデニウスの遺品を整理しました。」
マールはロドリウスに向かって静かに頷いた。
「補給部隊の隊員だと通常、遺品に遺髪は入れないと思うんだが、これは君の判断かね?」
ロドリウスはデニウスの遺髪を指してマールに尋ねた。
「はい、あくまでも私の独断です。皆の遺品を整理していた時に、デニウスだけは一房だけでも遺髪を背嚢に入れた方がいいと思ったんです。デニウスとペアで行動しているうちに、何となくですが、もしかしたらデニウスは貴族かもしれないなと思っていたんです。まさか、デニウスがランス元帥のお孫さんだったとは思いもよりませんでしたが。」
「この度の戦争のように広く徴兵する時は、貴族も家の名を伏せて従軍するからね。」
「やっぱり、そうなんですね。」
「尤も、軍の上層部で人員を管理する者は、家の名も把握してはいるがな。おっと、この話はこの部屋を出たら忘れてくれよ。」
「はい、分かりました。忘れます。」
マールはロドリウスにこの話を漏らさないことを示すために、座ったまま敬礼した。
「デニウスは補給部隊に所蔵していたから、デニウスの戦死を知った私をはじめランス家の者達は、彼に所縁のある物は戻って来ないだろうと諦めていたんだ。デニウスが生きて戻って来れなかったのは残念だが、今回の戦争で生きて戻れなかった者はデニウスの他にも沢山いる。我々家族は、多くの遺品と共にデニウスの遺髪を持ち帰らせてくれたマール君の判断に感謝しているのだよ。」
「あの~、そこまでロドリウスさんやランス家の皆さんに感謝される程のことではないと思うんですが・・・。」
「マール君。貴族の葬儀で身体の一部があるのとそうでないとでは、死者に対する扱いが全く違うんだ。詳しくは、君の親御さんに教えて貰いなさい。生きていれば、学び続けて成長することができる。」
「はい、肝に銘じます。」
それから、しばらくマールはロドリウスに従軍中のデニウスの様子を覚えている範囲で話せるだけ、事細かに話した。ロドリウスはマールの話に頷いたり、笑ったりしていたが、デニウスの最期を聞くと静かに涙を流した。
コンコンコン。
扉を叩く音が聞こえた後、先程マールを案内してくれた男性が部屋に入って来た。
「ロドリウス様、そろそろお時間です。」
「分かった。マール君、今日は来てくれてありがとう。君に礼を言うことができて、私も肩の荷を一つ下ろすことができたよ。」
「私も、デニウスのことを親族の方にお伝えすることが出来て良かったです。」
ロドリウスは席を立つと扉の前で振り返り、マールに向かって言った。
「マール君。生きて、生き延びろ。」
「はっ!」
マールは踵を揃えてさっと立ち上がると、ロドリウスに向かって敬礼をした。ロドリウスはマールの敬礼に軽く頷いてから部屋を出て行った。
かくして、退役兵マールとロドリウス・ランス元帥は邂逅を果たしたのであった。
まさか本編よりも後日談の方が長くなるとは。
話の終わらせ方も、これでいいのかと悩みましたが、これ以上書き足しても蛇足、今の私の実力ではこの形がベストという判断になりました。ロドリウス爺ちゃん元帥とデニウスの愚痴を零しまくるマール君のくだりは書いていてとても楽しかったです。
宣伝になりますが、筆者の他の短編も良ければご賞味下さい。
短編集のリンクはこちら↓↓
https://ncode.syosetu.com/s7689h/
礼依ミズホ2025年の投稿は本作が最後になります。今回も最後までありがとうございました。皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。




