【プロットタイプ】保守の世界
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
筋通ってるかな。
感覚で物を書く時って、納得行くか行かないか、振れ幅が多いから。
黙って物が書けるのが良い世界。
そんな世界が増えてくれれば良いと思います。
会社に行って、休日がやって来た。誰もが喜ぶその瞬間。けれども今の私には、何とも言えない喪失感があった。どう過ごして良いのか分からない。何をしていいのか分からない。何処へ行けば良いのか分からない。だから結局、先週と同じ様な行動に出てしまう。
色付けされた剥き出しのコンクリートの壁は年月と共にくすみ、BGMを掻き消す換気扇の音がジンジンと響き渡る。やや傾いた小さなテーブルと、背もたれの低い椅子には薄い座布団。
それだけで十分だった。下手に塗装の施された壁よりも、拡声器から流れる女の甘ったるい囁きよりも、装飾が透けて見える硝子テーブルよりも、ふかふかのソファよりも、ずっと良い。何より良い。安心するから。過度な理想がなくて落ち着くから。
「別の場所に行くんじゃなかったのか」
「生憎、土日休みだったから」
何処へ行けば良いのか分からない。だったらいっそ、行きにくい、行ったことのない場所に行くのも一興だと思った。電車に揺られ、最寄りの駅に着くまでの間、店の事を調べた。
けれども生憎、本日は休みだった。いいや。本日だけじゃない。土日祝は全て休みだった。だから結局、行く場所を失って、元の場所へと帰ってきた。
「何処にも行けない。何の巡り合わせか、行けないようになっている。行こうと思って行動に移した時には、必ず今のようにタイミングが合わない」
何をすれば良いのだろう。何処へ行けば良いのだろう。けれども答えは出なかった。出ないから、同じ場所に来てしまう。
「自分から閉じ篭ってる気がする。この小さな世界に」
何をすれば良いのか分からないから、同じ様な事をしている。世界にそう言われているというよりか、自分から塞がってしまっている。
それでも、この選択が『まぁ悪くない』と思えるくらいには、この小さな世界が満ち足りた物だと思っている。
「保守的」
「そうだね。それでちゃんと物を書けたら言うことはないかな」
わたしの前には形の崩れたケーキがあった。整った世界を壊したのは私。いつかこんな日が来るとしたらどういう日だろう。
『〇〇(土地名)はボロクソ言ったけど、結構好きだよ』
この一説が頭に浮かびました。
読んだことないんです。
ただ縁に入れられた小説の一説。なんてタイトルだったか。
今、真っ当に頭が回転してないので、話の筋がいつも以上に通ってない気がする。
こういう時は、しこたま良い時か、しこたま悪い時かにぱっくり別れます。
多分、今回はとても悪い時。
私は今、どうしたいんだろうな。
長居しすぎたな。動かなきゃ。