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愛の呪い


「私、走るの早いから体育祭のメインでもあるクラス別のリレーに選ばれたんだ。うちの体育祭、総合優勝したクラスは学食の割引券、半年分もらえるのよ。そりゃ負けられない戦いなのよ」


里美ちゃんは本当に元気そうだった。頭の包帯も里美ちゃん曰く、後ろからドンッと風に押された?ような時に前のめりに転んで、受け身を取って転がった所に空き瓶が落ちていて、頭に刺さったらしい。


刺さるって表現を聞いただけでも痛いけど、3針縫っちゃった!と里美ちゃんは笑っている。


「私は走るよ、出血しようが走るよ!」


「き、傷口開くんじゃないかな?」


病院から帰って来た里美ちゃんに勧められて、店舗兼住宅にお邪魔してパンをご馳走になっています。私の横で海斗先輩がひたすらに菓子パンを食べています。


よく食べるから身長大きくなるのかな…。と海斗先輩に聞いたら


「遺伝だろ?」


とバッサリと切られた。そんなことないんだよっ何故だか家族で私だけがちんまい気がするんだよ!


里美ちゃんは、学校のお友達にメッセージを送りながら私を見た。


「まあ警察の人が犯人捜してくれるっぽいし、私は恨まれる原因はちぃーとも思い浮かばないからね」


「麻里香ちゃんの言う通りよ、やっぱりリレーは無理じゃない?」


と言いながらママ店長が紅茶を入れて持って来てくれた。


「絶対出るよ、三年の三上様に選んでもらったんだもん!」


「み、三上様?」


何だかすごい呼び名だけど?誰だろ?


里美ちゃんは目を輝かせてついでに魔力も輝かせて、チョココルネを右手に掲げ持った。まるで某フリーダム女神の像みたいな立ち姿だ。そして立ち上がって動いたせいか、アイタタ…と頭を押さえながら再びソファに座った。


「アイタ~傷よっ鎮まれっ!えっと三上様っていうのはねぇ~うちの陸上部の部長でぇ~もうすっごくカッコイイ先輩なのよ。皆の憧れ、アイドルなんだ!」


「へぇ~」


どこの高校にもそういう人っているんだぁ…。と、隣で上品に紅茶を飲んでいる元旦那を横眼でチラリと盗み見した。


「実は私、その三上様に直接スカウトされてリレーの選手に選ばれたのよ!なんでも部活をしている時に私の脚力を見て可能性を見出した!とかでね」


「へぇ~」


里美ちゃんは座ったままチョココルネを高く掲げ持った。


「わたくし、柏木里美は三上様の為ならどんな試練にも耐えまする~!」


えらく里美ちゃんの熱がこもっている。その三上様とやらのご尊顔が気になってきた。


おっと里美ちゃんの携帯電話が鳴っている。


私達もそろそろお暇しようとママ店長に声をかけて立ち上がりかけた。


「ええ?リレー出れますよ?大丈夫ですよ~え…でも…そんなこと言われても、はい…はい…。明日三上様に直接伺い…え?…でも…はぁ…」


と言って里美ちゃんは携帯電話の通話を切って憮然とした表情をしている。


「どうしたの?里美ちゃん?」


「うちのバスケ部の斎藤先輩からなんだけど、リレーに出るのやめればって言われた。怪我もしたし危ないでしょう…だって。三上様に直接お話してどうするか決めたかったのに…その話は私がするからとか言われちゃった…何だかな~」


私は気が付いた。


今、里美ちゃんの携帯電話から魔力の残滓が流れ落ちている。魔力は電子機器と相性が良いらしく、電子媒体で魔力を遠くへ送ることも可能なのだ。里美ちゃんにどす黒い魔力が絡みつこうとしている。


「医師に診断してもらえばいい。走れたとしても体育祭本番の一発勝負になるかもしれないよ」


急に今まで黙っていた海斗先輩が静かに口を開いた。海斗先輩が私を見る。海斗先輩も気が付いた?


里美ちゃんは、そっか…一発勝負はきついな~練習したいしな…。とか呟いていた。


私はさり気なく里美ちゃんの肩をポンポンと叩いて


「無理はしないでね」


と言いながら里美ちゃんに浄化魔法を使った。里美ちゃんに纏わりついていた黒い魔力が霧散した。良かった…消えてくれた。


そして私達はお暇をした。商店街を暫く2人無言で歩いていたら海斗先輩が急に足を止めた。私も止まって海斗先輩を見上げた。


「柏木里美嬢の交友関係は分かるか?」


「高校に上がってからの関係はさっぱりです。里美ちゃんと同じ南女(なんじょ)に行った友達なら…あれ?」


私はここまで言ってから気がついた。


「里美ちゃんって女子校に進学していたはず…あれ?ということは三上様って女性です…ね?」


軽くショックだ。女子校あるあるかもしれないけれど、男っぽい先輩に憧れるアレなんだろうけど。


思わずショックなことで口に出してしまった。


「三上様って女性なんだ…カッコいいっていうからどんな顔なのかな~とか思ったのに…っえ?」


私の隣からドヨ~ンとした魔力が漂ってきた。顔を上げるとヤンデレ疑いのある元旦那が切なそうに私を見下ろしていた。


「カッコいいから気になっていたのか?俺がいるのに?」


はぁぁ…自分に自信があるのか無いのかどっちなんだろうか?


「相手は女性ですよ?」


「そういう性癖の者もいる!」


「はいはい…」


「三上様に会うのは禁止!」


「はいはい…」


面倒くさい元旦那だな…。


次の日


私と海斗先輩は南敬星(みなみけいせい)女子高等学校、通称南女に姿隠しの魔法を使って潜入捜査をすることにした。


里美ちゃんの電話越しに魔力を垂れ流してきた斎藤先輩とやらを、確認する為である。


三上様に会うのは禁止だ!とかまた言われちゃったけど、どうせ海斗先輩がついてくるのに何をそんなにピリピリしているのだろうか?


海斗先輩と南女の校庭内に入った。校庭には体育祭の練習をしていると思われる生徒達がいる。一応、姿が見えないとはいえ、人にぶつからないように隅に隠れ潜むことにした。


しかしここで思いだしてしまった。


「海斗先輩うっかりしていました」


「何がだ」


「里美ちゃんに聞いていたのですが、体育祭の前は部活動が休みでその、斎藤先輩もバスケ部を休んでおります!」


「早く言えっ!」


「すみません…」


海斗先輩は腕を組んで暫く眉間に皺を寄せている。そして


「体育館に行こう」


と言い出した。どうして?


「バスケットボール部の備品に魔力の残滓が残っているかもしれない。それに部室の中にも痕跡が……なんだ?その目は?」


「何を意気揚々と語っているんですかっ!ようは女子のロッカールームに忍び込んでみたいってことでしょう?!変態行為は断じて認めませんよ!」


「誰がそんなこと言った!他の女子の物に興味があるか?!嫁のモノならもう何度でも匂いを嗅いでる!」


「今、言いましたね?サラッと変態行為を暴露しましたね?いつ、どこで、私の匂いを嗅ぐ行為をしたのですか?」


海斗先輩は何故だが偉そうにふんぞり返った。


「寝ているマリアティナの匂いを散々嗅いでいた!」


「!」


最悪…まさに異世界を跨いだ変態だった、ストーカーでヤンデレでしかも匂いフェチ?


「変態の玉手箱ですねっ!」


とか、海斗先輩と言い合いながら体育館の前に差し掛かった時に、あの斎藤先輩の魔力が漂ってきた。


「あれか?」


「はい…ん?どなたかと一緒ですね」


斎藤先輩?と思われる女子と高身長の短髪の女子が体育館の裏手に回っていく。


海斗先輩と前の女子2人について一緒に裏庭に行く。女子は少し裏手に回ってすぐに向き合っていた。


「話って何?」


「三上様が推薦した一年の柏木のことです」


斎藤先輩?と思われる女子はそう切り出した。んん?もしかするとこの短髪の女子はあの三上様かな?か…顔が見たい…しかし何故だか海斗先輩が私から三上様が見えないようにガードしてやがりますよぉぉ?


「柏木さん?怪我のことなら聞いているよ」


三上様がそう答えると、斎藤先輩は何度も頷いている。斎藤先輩はあの魔力を黒く放出しながら、口を開いた。これ、ヤバくない?


「麻里香、三上様に魔物理防御魔法をかけてやれ」


「御意」


私は海斗先輩に言われた通り、三上様に急いで魔物理防御魔法をかけた。斎藤先輩の放った黒い魔力は防御障壁に当たってはじき返されている。間に合った…。


「あの柏木はダメですよ。怪我も大したことないのに警察に通報して騒いだみたいで、きっとリレーで走りたくなくてあんな嘘をついているんですよ」


「嘘?柏木さんが何か嘘をついているっていうの?」


「はい、はい!誰かに襲われたとか南女の制服を着ていたとか…警察に証言しているんですよ。南女に犯人がいるみたいに騒いで、まるで体育祭の妨害をしようとしていると思いませんか?!学校に迷惑をかけて…あんな子をリレー選手から外すべきです」


な…な、なんだこの女?何の話をしているの?え?え?


「な、何て言い方だよ!里美ちゃんそんなこと一言も言ってないよっ!」


「落ち着け、麻里香」


「アレひどくないですか?!」


私は肩を摩ってくれている海斗先輩の顔を見上げた。海斗先輩は怖い顔で斎藤先輩を睨んでいる。


「怪我は事故じゃなくて事件なの?」


「柏木が大騒ぎして警察に通報したんですよ!あんな子…」


そう言いかけた斎藤先輩の言葉を遮るように三上様が手を挙げて制した。


「実は昨日の夜にバスケ部の部長、乾さんから連絡を受けているよ。柏木さんが転んで頭を三針縫う怪我をしてしまい、リレーの選手は辞退させて欲しいと柏木さん本人から私に伝えてもらうように頼まれたと聞いている…」


斎藤先輩は小さく悲鳴を上げた。


「柏木さんは転んだと言っているよ?あなたはどうして襲われたとか警察が来たとか知っているの?」


斎藤先輩は激しく首を振り始めた。斎藤先輩の黒い魔力が彼女の体から沢山出て来る?!


「麻里香っ!浄化だっ俺も手伝う!」


「は…はいっ!」


私はありったけの魔力を使って斎藤先輩が放出する黒い魔力を浄化した。海斗先輩が私に魔力を分けてくれる。相性が良い魔力同士のなせる業だ。


魔力の見えない三上様もさすがに斎藤先輩の様子がおかしいのに気が付き始めた。


「斎藤さん?どうしたの?」


斎藤先輩は頭をずっと振りながら、違う違う…と何度も呟いている。何とか斎藤先輩の放った黒い魔力は消し去ることが出来たようだ。


「あれは、呪いの一種だな」


「呪いですか?」


三上様は「ちょっと待ってて…」と斎藤先輩に声をかけてから駆けて行った。さすが陸上部、早い!すると斎藤先輩はヨロヨロとしながらもその場から動こうとした。


「あっ…!」


「嫁、捕縛」


「でも…」


「さっきも言ったがあの女は呪いの術を使っている。直感型で暗黒呪術の才があるのなら今後もこのような呪いを使う可能性がある。捕縛をしろ」


海斗先輩の言うことは正しい。こんな恐ろしい魔力を誰かに向けて…しかも携帯電話越しでも送れるなんて、下手をすればSNSで世界中に呪いを拡散してしまう。


私は捕縛術を斎藤先輩に使った。斎藤先輩は走りかけて術で体が固まり、そのまま地面に転んで悶絶していた。やがて三上様が先生と養護教諭の先生らしき方達と斎藤先輩を抱えて連れて行った。


私と海斗先輩は静かに南女を後にした。


「呪いって…斎藤先輩は何故そんなに恨んでいたのでしょうか?」


私達は転移で私の家の近くまで転移してきた。海斗先輩は遠い目をしながら空を見ていた。


「三上様に話していた内容から察するに、柏木里美嬢に激しく嫉妬していたようだな。三上様に目をかけられる柏木里美嬢が妬ましかったんだろう」


と、海斗先輩に言われて首を傾げてしまう。


「それって…え…と、相手は女性ですよ?」


「何が?」


「三上様に認められたいとか、そういう感情ですよね?」


海斗先輩は笑った。ああ、笑顔も綺麗だな…。


「自分に振り向いて欲しい。自分を好きになって欲しい。愛して欲しい…の感情かもしれん」


「れ、恋愛感情ですか?」


「恋に性別は関係ないだろ?そういう性癖の方もいる。そう…皆好きな人に振り向いて欲しいんだよ」


しみじみと語っているけど誰か好きな人いるんだろうか……あ、私か?


「あの何度も申しますが、マリアティナはナキート殿下の事、好きでしたよ?」


「そうかな?ナキートの方が何倍も何十倍も好きだったと思うけど?」


「でも、私だって格好いいな~と常々見惚れていましたし、仕事に真面目に取り組んでいる所も良かったですし、たまに子供みたいにはしゃいでいる所も好ましかったですし…」


「でも、ティナは『ハルバッツ様って素敵ですね』ってアイツの事よく褒めてたっ!だからアイツが好みのタイプかと思ってた!」


「はぁ?ハルバッツ様はナキート殿下とは真逆なタイプじゃないですか?今で言うところのゴリマッチョですよ?中身も割とこちらも今で言うところの男尊女卑タイプで、女は黙ってついてこいの性格じゃないですか!殿方としての魅力はナキート殿下の方が沢山ありましたよ!」


あら、しまった…つい熱が籠って本人?を目の前にして褒めちぎってしまったわ。ナキート殿下こと海斗先輩は顔を真っ赤にするとキョドッていた。


「そ…そう?俺の方が魅力的だった?そう、ふ~んそう…」


「殿下、お顔真っ赤ですよ?」


海斗先輩は顔を必死で擦っていた。ああ、そんなに擦ってしまっては、せっかくの美貌が…。


顔を触る海斗先輩の手を止めようと、伸ばしかけた私の手を海斗先輩の手が掴み、体ごと私を引き寄せた。すっぽりと海斗先輩に抱き込められる。


「俺って恰好良かった?」


「はいそれはもう」


「今の俺は?どう?」


海斗先輩の腕の中、包み込まれる安心感。外見は全然違うけど内側から感じるこの魔質に包まれると、認めざるを得ない。姿形が変わろうとも…少し病んでて変態でも…この人が好きだ。


「世界が変わっても姿形が変わっても、私はあなたを愛してますよ」


海斗先輩はまたちょっぴり泣いていた。先輩の名誉の為にちょっぴりという表現に留めておいた。でもこれはきっと嬉し泣きだから、私が見ている前で泣きながら俺も愛してる!って叫んでいたって恥ずかしいことではないよね。


しかし姿隠しの術を使っていて良かった。もしご近所のおば様達に見られていたら


「篠崎さん家の麻里香ちゃん、道の真ん中で男の子と抱き合ってキスしてたらしいわよぉ!」


「まあぁぁ!これだから最近の若い子はッ!恥じらいってものが無いから…ねぇ?」


「篠崎の奥さん、娘さんにどんな教育されているのかしら…ねぇ?!」


とか、由佳ママがご近所のおば様の陰口のターゲットにされてしまう所だった。危ない危ない…。


さて、元旦那、そして今彼とイチャイチャしている場合ではない。シュアリリス学園はそろそろ中間試験期間に突入する。


試験日まで後二日に迫った夜、自室で試験勉強をしていると里美ちゃんからメッセージが届いた。


『私を押し倒した犯人、斎藤先輩だったよ。バスケ部の先輩だしびっくりしちゃったよ。私が三上様と親しくなるのがイヤだったのが動機だった…って警察の人に聞かされたけど、変だよね?』


里美ちゃんは何が変だと思ったんだろう?


『警察の人も恋愛感情のもつれ…て言ってたけど、私を恨んでも仕方ないよね?三上様が好きなら告白しないでどうして周りを嫉妬しているのかな?告白して上手くいくかもしれないし、ダメなら次に行くとか出来るよね?』


里美ちゃんは当たって砕けても行動するタイプなんだな~。世の中には愛していますと面と向かって言えない人も多くて、尚且つ相思相愛に皆が皆、なれる訳じゃない。


「私って恵まれているんだな…」


『誰かを好きになるって難しいね』


里美ちゃんにそう返信を返したら


『やだよっリア充の上からだぁ!♥●~*』


と絵文字入りで返ってきた。どうやらおひとり様(里美ちゃん)にマウンティングしてしまったようだ。本当に人間関係って難しい。


そして中間試験が終わった。


中間試験はなんとか及第点を叩きだした。試験中も元旦那のウザメッセージが大量に届いていたけどガン無視していたので、試験明けにノートパソコンを返しに奴に会いに行ったらすごく嫌味を言われた。


「そんなにつれなくするなら浮気をするぞ~!」


「…そうですか、では」


「うわ~~~っ嘘だからぁ、麻里香愛してる?!」


ここ一応生徒会室ですけど?そして生徒会長以下、先輩方がズラッとおられますけれど?


何でも海斗先輩は次期会長候補(内定)らしくてすでに生徒会の仕事を手伝っているらしい。それ故にこの生徒会室に居る訳だけれど…。


「こんな所でいちゃつくな」


「すみません、旭谷先輩」


「結局、付き合ってるんだよね?」


「認めざるを得ませんがその通りです、邑岡先輩」


「人権侵害を受けるような行為をコレにされたらすぐに知らせるように」


コレと言って玉田先輩が指差した海斗先輩をチラ見してから、玉田先輩に大きく頷いた。


「まあ…うまくいったんならいいじゃないか」


「ご心配をおかけしました、藤河先輩」


私は諸先輩に頭を下げて、優しい笑顔で頷いてくれている副会長の峰岸先輩にもう一度頭を下げてから生徒会室を出た。


「麻里香ぁぁ…麻里香ぁぁ…!」


とまさに呪いの言葉を連発しているヤンデレ殿下の声を聞きながら廊下を歩いて行く。


「そろそろ夏が来るかな~よしっ!今日は庭にビニールプールを出す準備をしなくちゃね!」


今年の夏の篠崎麻里香は忙しくなりそうです。



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