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1日の終わりは、1日の始まり。  作者: アキヲイカザキ
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日常は、どこに?─1

 1日というものは、朝目覚めて昼が過ぎ、夜になって眠るまでが一般的だと思う。もちろんそれは僕──夜神夢生(やがみむう)にも該当するのだが。


──暗い雲が空を包み込む、夏の雨の日。僕は普通に学校に通い、普通の友達と、普通の会話をしながら、普通に下校していた。普通に家族──父と母と妹と夕食を済ませ、普通の部屋で、嫌になるほど普通な1日を終えようとしていた。

 どこか、こんな毎日を退屈に思っていた。それは事実である。しかし──

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