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凡人が、アスリートに?─2
「次、橋本と平田」
…長い!長すぎる!まだ『は行』なのか!僕は夜神だぞ、『や』だぞ‼僕を日光にさらして焼殺する気か!?
「焼け死ぬかよ、お前吸血鬼か」
信也の的確な突っ込みが飛んできた。
「早くしないとホントに動けなくなっちまう!」
「まあまあ、落ち着けって」
「落ち着いていられるか!…てか、こんなに人いたっけ?」
「3クラス合同だろ?妥当な人数と思うけど」
「…そ、そうだよな~。3クラスなら仕方ないか~。あはは…」
「?」
僕にとってこちらの世界は、偽物の──夢の世界だ。こちら側の人間に僕のこと、つまり現実世界側の人間ということがばれると、どうなるか分からない。落ち着いて周りに合わせないと…
「はい、次は深山と茂木」
「夢生、もうすぐお前だぜ」
「お、おう」
とりあえず、早く体育を終わらせたい。




