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凡人が、アスリートに?─1
─2時間目 体育─
体操服に着替え、グラウンドに向かった。
「…っ!?」
雲ひとつない空のした、僕は夏の日差しにKOされた。はぁ、冷房のきいた涼しい図書室で読書したい。
「なにやってんだよっ」
信也に無理矢理起こされ他の生徒に倣い整列した。
「えー、今日は50メートル走の測定をする。怪我しないように準備運動しっかりしとけよー」
こんな暑い日に走るのかよ。しかも僕、名字が夜神だから最後までいないといけないのか。信也はいいな~、朝野だから一番か。走りたくないが、早く走りたい。
「ちゃちゃっと走って日陰で待ってるぜぃ」
そんなからかうような決めポーズは止してくれとジェスチャーを送り、おとなしくその場に座って順番を待つことにした。




