プロローグ
俺は黒宮 氷何の変哲もない・・・と言ったら嘘になる。かな?
まあ、いいか。 高校1年だ。
容姿は、日本人っぽい黒眼、黒髪、顔は、それなりに整ってるといえる。
親の顔は知らない。物心がつく前に孤児院に預けられたからな。
俺の人生は、・・・って何を話そうとしてんだか俺
これじゃ、死亡フラグだろ。
.....まぁいいか。
俺は今まで、何も不自由しなかった。いや、"しなさ過ぎた"。
運動はすべての競技で全国大会、準決勝まで余裕だった。
トーナメントがない、点数で競う競技も2、3位は必ずといっていいほど
点数が高かった。
勉強も一度、教科書を見れば忘れなかった
テストで90点以下を小学3年頃から取ったことがない。
小学3年ってゆう時期は"何か"に関係してくるのだが
まあ、それは、別の話
外国人から話し掛けられても、自然と言っている意味が分かったし
普通に話せた。
....そのせいでアメリカに留学になってしまったが....
学校でも俺に話し掛けてくるのはよっぽどの変人位だった。
孤児院出身、というのも関係したんだろう。
それもこれも、すべて"何か"のせいだ。
とはいっても"何か"を恨んではいない。
そういったのはなにも、悪い事ばかりではなかったから。
だが....なにもかもがやり甲斐がない
意味を見つけることが出来ない....
「はぁ」
思わずため息がでる。
その時、かん高い音が響いた。それも..."すぐ横から"
.......え?
気付いたがもう、手遅れだった。
目前にはトラックが迫っている。
....ああ、死ぬのかな。
結局、冒頭の通り死亡フラグだったなー...でも、
「まぁ、こうゆうのもありか、」
そう呟き黒宮 氷は命をたった。