高校ep6
僕は高3で人生二番目の大恋愛をした。
その子は最初声がうざかった。本当に聞きに勝る雑音レベルにしか感じられず、強いて言えば耳障りだった。
笑顔で話していても近づくな!と叫びたかった。
三年目の祭りの日その日ばかりは国家権力も無礼講で多少は見て見ぬふりで、夜中まで海辺でたむろしているのだが、喉が乾いたと誰かが叫んだ。回りはもういい感じの空気で彼女なしの僕は気を使って買いに行くことにした。はーい!集金ですと仕方ないので皆から金を集めている際に彼女がいた。
あ、一人で行くの?じゃあ私も大変だろうし持つよ。
…ありがとう。まぁ持たせるつもりもないが一人でカップルだらけの道を歩くのもなとも思い僕らは一緒に買い物に行った。これは僕の人生を大きく変えることになった。
それまで、二人きりなんてシチュエーションがなく、どんな人かも知らなかった。
二人きりでしたことないね、私には近づくなオーラ出してるしね。
あぁそうだその通りだね。
他愛のない会話が続いた。コンビニで飲み物を買い帰ろうとした時あ、ちょっと待って!と後ろから聞こえてきた。
待たないわけにもいかず入り口で待っていると、お待たせ!と背中をどつかれた。、冷静にいこうと伝える。ほんとつまらない自分。
はい!
彼女は、パピコを手にしていた。あ、ありがとう。あれ、何でパピコ好きなのしってんだ?
休み時間くわえてんじゃん(笑)
チョコかパピコだよね。
あら、見てたんだ。
会場の花火の光が光って彼女の顔が暗がりの中見えた。僕はこの時一目惚れした。
単純な理由、横顔が可愛く見えたただそれだけの理由。
この日から僕は卒業式まで複雑な心境で話した。
さて、卒業式の日、アルバムの後ろに白紙のページがるそこに、彼女も、書いたのだが○○ちゃんと意味深な書き込みだった。
彼女の事が気がかりだったが高校での付き合いは終了。