表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/27

昔話ep1

僕には根性がない。


生まれた頃は蟻に恐怖した。

物心ついた頃から、地元の祭りの出し物に恐怖した。

小学校に上がった時には蛾以外に恐怖を覚えなくなる。

その頃から度胸と根性がないことに気づいた


小学校の頃は太りすぎていて彼女とか恋愛とかそういった類いのものは縁のないことだった。痩せたら付き合いたい。何人に言われたことか。

中学に上がり、病にかかった、真夏の蒸し暑い日に40度近い高熱。更に胃腸炎、強いて言えば、地獄。

それも中学最後の夏休みだ。四文の三を家で過ごした。布団と風呂を往復しての繰り返し。シャワーまでは這うようにまさにゾンビだ。

そんな生活が終わり、学校も始まる。

口々に誰?と言われるそう、89キロが63キロまで痩せたからだ。


そんな僕にもついに彼女ができる訳で、中3~、もう宝物のような気持ちでつきあった。一年付き合って、親友からお前の彼女浮気してんぞ。衝撃的な発言を受けた。世界がひっくり返ったかと思った。

内容は平日3年の独り暮らしのアパートに入り浸っている。まぁ、そこまでしたら黒なわけで、高1のクリスマスイ。僕は初めて失恋をした。

偽善ではあるが、なるべく、僕が悪いようにして別れた。どんな気持ちなのか、頭ごなしに怒鳴れるほど僕はまだ度胸もなくて、ただ、メールでさよならした。着信が何度か来ていたが出なかった。いや、出れなかった。何て言えばいいのかすらわからなかった。

次の日部活の皆が慰めの会という名目で家にご飯を食べにきた。その夜、彼女が、、渡しそびれたクリスマスプレゼントと手紙を置きに来た。みんなの前で号泣した。


皆「あれ?!泣いてんの?」

慰めのなの時もなしに笑い者にされ、笑いを買うが手紙をさらすと全員泣いていたのはいい思い出だ。

ちなみに元彼女は、別れてからすぐに別の男と付き合い今では母である。返す言葉がない。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ