王国より愛をこめて2
城の中から出たいです
はっ!ここは牢獄?
ブックマークしてね!
「でっかぁ!」
城。でっかい城。
たくさんの人。ひとの往来だ。
中世に出てきそうなヨーロッパ風の建築だ。
昼の太陽に照らされてコントラストがすごいことになってる。
ロマンすごいな。
かっこいい!
とりあえず
「こんにちは!」
門番の人に話しかけてみよう!
「なんだ貴様は」
怪訝な顔をしていらっしゃる。
「王宮に入ってはいけないと知らないのか!」
え。そうなの?初耳。
「場合によっては拘束する!名前と所属を言え!」
門番の人が血気迫った顔で叫んでくる。
周りの人がなんだなんだと集まってくる。
「アームスガルド!Aランク冒険者!」
どやぁ。Aランクってすごいんだぞ。
「嘘をつくな!Aランク冒険者など数えるほどしかおらぬわ!」
確かに。
十年もたってたら名声も忘れられてるか。
Aランク冒険者としての立場はもうないのかぁ。
ふふふ。だったら教えてあげよう。
私の名は……。
「うおっほん!」
あれま。いかついおじさんが出てきたぞ?
「やめておけ。貴様ではあやつには勝てぬ。」
門番が焦ったように敬礼する。
「騎士団長!なぜここに?!」
「騒ぎになっておれば気にも止まろう」
おやつ持ってね?
休憩してるじゃん。
「団長!なぜ!わたしは勝てぬのでありますか!!」
なんか門番の人必死だなぁ。
「生きている年が違う。そうであろう?」
おぉ。「よくわかったね」
おじさんが笑いながら答える
「それはそうだ。あの時と見た目が何一つ変わっておらぬではないか!」
……。もしかして。
「ギドラ?」
「うむ!我こそは騎士団長ギドラ=サーリアである!」
自慢げにおじさん……、ギドラが名乗ってくれた。
うん、なんていうか。
「おじさんになったね」
「グハぁッ!」
あ、そうだそうだ、「サーリアって?」
「陛下から頂戴したのだ。爵位とともにな。」
ギドラ強くなったんだろうな。
「貴様はそろそろ職務にもどれ!」ギドラが門番に一喝する。
「はっ!」
5年前、新しい国ができたらしい。
できた当初から、私のことを探しているというから城まで来たのだ。なんか面白そうだと思って。
ギドラが私に向き直って
「さて、城まで来たということは、陛下への謁見だな。案内しよう」
「うん!おねがい!なんか私のこと探してるって聞いてさ」
さすが。理解が早い。
ん?なんか違和感を感じるな。まあいいや。
「伝令を飛ばす。歩いて向かおうではないか。」
「そだね~」
城の中を歩きながら、思ったことがある。
「隠し部屋多くない!ナニコレかっこいいんですけど!!」
「そりゃあな。初代とはいえ王がいるんだ。逃げ道ぐらいあるだろう。」
たしかになぁ。
「着いたぞ」ギドラの掛け声とともに、衛兵が扉を開け始める。
重厚感のあるおっきい扉を衛兵が開けてくれると
輝く玉座の上にいたのは、
「可愛よ」
いつかあったあの時の少女だった
私がそういったとたん、衛兵の腕がピクリと動く
ギドラと少女王は私の発言がなかったように動き出す。
「陛下。連れてまいりました。アームスガルドにございます。」
なんかかしこまってるなぁ。昔と力関係が逆みたいだ。
??昔ってなんだ?
まぁいいや。
それにしても
なんであの時の少女だってわかったんだろう
少女が言葉を発する。いや、もう少女じゃないのか。
「ギドラ。感謝する。下がってもよいが、どうする?」
「友人の凱旋にございます。共させてください」
王が大きく頷く。
「許す。」
「感謝」
「して、アームスガルドよ。」
一拍。長い
「目覚めたのは、何時であるか」
頭に閃光が走る。
俺は、ずっと昔からこの人を知っている。
曖昧だが『思い出した』。
「三日前になります」
自然とこの話し方になる。
王が、重苦しく口を開く。
「5年。探していた。」
「はい。」
「帰ってきてくれて、ありがとう。」
突然。
あまりにも突然、王が。
王が涙を流した。
あまりにも自然に。
俺には何もわからないのに、なぜか俺も気づけば声を上げて泣き出した
そうだ。一番はじめの根っこだけ思い出した。
ちょっとだけなつかしいなぁ。
私の名前はアームスガルド。
太古の昔から生きてきた、「武」の化身。
ちょっとずつ記憶がなくなっていって。
もうすぐ、この世からいなくなる。
魔法と魔術、魔導について説明します!
結局は魔力や魔素で世界のルールをちょっと一瞬変えるだけ。
イメージで変えるのが魔法。
ーーー
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何かしらの方陣や詠唱を使ったりするのが魔術。
(聖魔法は魔法って名前だけど神様っていう仮想の共有媒体を使ってるから普通に魔術。)
魔法陣などの媒体は溶媒、もしくはプログラミング言語みたいなものです。
肉体や精神がに魔力が流れるのが魔導。
イメージでいうと
魔法ー変化
魔術ー定義
魔導ー変則




