-1章[少女]-
一体僕は。僕たちは何のために生まれてきたのだろう。
何をしていても退屈な毎日生きる目標も無ければ希望もない。なぁ何をする為に僕は生まれたんだ?
『一旦コンビニ行ってくるわ。 』ゲーム仲間にそう告げ支度をして外に出る。
僕は深夜帯の外が好きだ。人の気配はなく車の通りも少ない。誰かに話しかけられる事なんて絶対にない。
『 貴方は私が見えてる?』そう問いかけられ萎縮する。
(この場合見えて無い方が正しいのか?幽霊の方?こういう時ってなんて言うんだっけ?ポマード?でも私綺麗?ではないしな。)
そんな事を考えながら目の前の人物を見る。身長150cmほどでゴスロリファッションに身を包んだ少女。深夜帯に居ていい人物では無い。
『 沈黙は答えよ。それにその目線、見えてるわね』
(しまった。これはスルーが正解だった...いや、無理だろ。今朝3時だよ?話しかけられて反応しないは無理があるよ)
『はい。見えてます。呪ったり殺したりは勘弁してください。 』
『 しないわよ。私には貴方が必要なの。工藤優成君』
『 名前知ってるんですね。』
『 貴方の事ならなんでも知ってるわ。高校2年生。身長175cmで趣味はゲームとアニメ。スマホに入ってるH本の数は…』
『 言わんでいい!分かった!よく理解した。あんた何が目的だ』
『 私はマーリン。貴方には世界を救う協力をして欲しいの。だから人間辞めてみない?』
....人間辞めてみない?人間やってて1番聞かない言葉だろこれ。
『 別に容姿は変わらないわよ?ただ人より力が強くなったり速くなったりするわ。もし興味がでたら部屋の扉を3回ノックしてから扉を開けなさい。待ってるわ』
そう言い残し彼女は居なくなった。
(色々聞きたいことがあるけど一旦寝よう。夢かもしれないし、妄想が爆発しただけかもしれん)
スマホの時刻はまだ3時1分だった。
(家出てから時間が動いて無さすぎる。目付けられてるじゃん。誰かに話したら殺されちゃうかな?…)
コンビニで買い物をして帰宅。今あった出来事を友達に話そうとしても話せない。言葉が出ないのだ。文字に打とうとしても打てない。友達には『 なんでもない』そう言いつつ試行錯誤していると『 諦めなさい』
そう頭の中に響いた。そうですか見えてますか。
友達との最後になるであろうゲームを終え。僕は眠りについた。
次の日の昼
友達との別れは辛い。仲が良い家族では無かったがいざ別れると思うと何だか寂しい気がする。それでも自分が生まれてきた理由がわかるのなら進んでみようと思った。
『 3回ノックだったな』
3回ノックしてから扉を開ける。
『 待っていたわ。聞きたい事もあるでしょうし、先ずは説明するわね』
彼女達は敵対組織である[グリム]から世界を守る機関[レイン]に所属していること、グリムの目的は『 神を殺して世界の調和を乱し破壊すること』これを止める為にはグリム側の殲滅か12使徒と呼ばれる使徒を倒すことらしい。
こちら側にも7聖と呼ばれる方達がいるが基本的には神様を守る為持ち場から離れることは無いらしい。
僕はマーリンの部隊に配属し、12使徒を倒して回るのが当面の目的みたいだ。
『 とりあえず説明はこれで全部よ。私の部隊メンバーに会う前に貴方を改造するわ。』
そうして僕は普通の人の体に別れを告げた。
初めまして。初めて文を書きました。ぼちぼち修正しつつ思うがままに書いてみます。
こうしたら見やすい。今はこれが見にくい。分かりずらい。教えてください。