第8話:奴隷
お、なんかスキルがいっぱい手に入ったな、何故?
あ、そっか【強奪】スキルが発動したのか。まじ、チートだな。
『おぉぉぉぉ、やったぞ!!』
俺以外の人が叫んでいた。
俺は、その時今回獲得した、スキルを確認していた。
スキル
【剣術】:剣が操りやすくなる。
【体術】:体術が使えるようになる。
【剛力】:筋力が上がる。
【魔力回復率上昇小】:魔力回復率が上がる。
【体力回復率上昇中】:体力回復率が上がる。
【火属性魔法】:火属性魔法が使えるようになる。
【風属性魔法】:風属性魔法が使えるようになる。
【無属性魔法】:無属性魔法が使えるようになる。
レアスキル
【縮地】:ある程度の距離を一瞬で移動できる。
お、これで魔法が使えるようになった!
「おい! 白夜! 町に帰るぞ!」
俺がスキルの確認をしている間に少し離れたところに置いていた、馬車を持ってきて魔人の死体を馬車に入れて帰る準備を終わらせていたようだ。俺は、すぐ行き歩いてメルガーナに帰るのだった。
俺たちが帰った後冒険者達を連れて戻ってきてゴブリン以外の魔物の死体から素材を剥ぎ取りを終わらせる頃には、空が暗くなり始めていた。
終わってからも宴会などが行われ俺も強制的に参加させられていた。宴会の途中にパーティーに入らないかという誘いが何度もあったが全て断った。
今回の報酬は、魔人討伐に参加していない冒険者達は、宴会前に渡されていたが魔人討伐に参加していた冒険者は、明日冒険者ギルドで魔人が身につけていた装備をどうするかを考えるために会議が朝から行われることになったのでその時に報酬を渡されることになった。
俺は、12時頃にやっと宴会から解放されて宿に戻りベットで眠りについた。
俺は、朝早くに目が覚めた。何故だかすごく喉が渇いていた。喉が渇いていることもありついでに朝ご飯を食べる事にした。ローブを着てフードを被り1階に降りたら。
「今日も早いね!」
俺は、おばちゃんの所に行き宿に代を渡した。
「何泊だい?」
「そうですね。また、3泊お願いします」
「これ、お釣りね! すぐ朝ご飯をもってくるよ!」
俺は、お釣りを受け取り朝ご飯を待つために席にって水を飲んだが喉の渇きは、治らなかった。少ししてご飯が来た。 俺は、ご飯を食べた後に冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドについた。
「あ、白夜君! もう皆さん集まってますよ!」
冒険者ギルドに入った瞬間に言われたので急いで冒険者ギルドにある会議室に入った。
俺は、会議室に入り空いている席に座った。少ししてギルドマスターとギルド職員が入って来た。
「まずは、今回の報酬を渡しておく」
ギルド職員から報酬を渡された。渡された報酬には、大金貨12枚入っていた。ここで、この世界の硬貨について。この世界には、上から黒貨、白金貨、白銀貨、大金貨、金貨、大銀貨、銀貨、大銅貨、銅貨、鉄貨がある。
「次は、魔人が身につけていた装備だ。魔人が身につけていた装備でなかなか手に入らない物は、剣だけだった。他は、売らせてもらうが構わないか?」
ギルドマスターが皆んなが頷くのを確認して続きを話した。
「では、魔人が持っていた剣だが魔剣である事がわかった」
そういった瞬間。剣を使っている冒険者達が反応していた。
「まず、この魔剣をどうする? 欲しいやつは、居るか」
先程、反応していた冒険者達が手を挙げた。
「そうだな、魔剣が欲しい人は、残ってくれ。いらない人は、大金貨12枚を渡す」
俺は、大金貨12枚を受け取りギルドを出た。
これから、何するかな? そろそろ血を吸わないとやばそうだし、奴隷商館にでも行ってみるか。
奴隷商館に着いたので入ってみる。
「いらしゃいませ」
「奴隷を買いたいのですけど」
「わかりました。では、どのような奴隷でしょうか?」
「そうですね。性別は、女性で後は、特に決めていません」
「そうですか。では、案内いたします」
着いて行くといくつかの檻の中に男が入っていた。
「ここは、男奴隷です。女奴隷は、ここを通り過ぎてからになります」
「わかりました」
男女でわけられていた。少しして扉が見えてきた。
「この、扉の先から女奴隷が居ます。ので気になった者がおりましたら声をかけてください」
「わかりました」
扉をくぐると檻の中に女性が何人か居た。
「この中で気になる奴隷は、居ますか?」
「居ませんね」
「そうですか。では、次に行きましょう」
いくつか見て回ったが美人な人がほとんど居なかった。居たには、居たが死んだ目をしていたので辞めておいた。
「これで、すべてとなります。気になった奴隷は、いましたか」
「すみません、居ませんでした。少し気になったんですがあの部屋には、何があるんですか?」
「あそこの部屋にも奴隷は、居ますが病気の奴隷や欠損した奴隷がいます。」
一様見に行くか。
「あの部屋も見て見たいんですけど」
「いいですよ」
部屋に入り檻の中にいる奴隷を見るとなんとも言えない気持ちになった。
順番に檻の中を見て行くと俺は、一つの檻で止まった。その檻には、髪が腰まである。金髪美女と、髪が同じぐらいまである。銀髪美女の人族がいた。2人とも顔色が良く無かった。服装は、ボロボロだったが美女だった。俺は、彼女達について、聞いて見た。
「彼女達は?」
「この奴隷は、最近入ってきた奴隷なのですが急に体調が悪くなったのですが一向に治らないんです」
「そうなんですか」
「どうですか? 2人合わせて大金貨5枚でいかがでしょう。それに、2人と美女ですし処女ですよ! いかがですか」
俺は、少し考えてから。
「買います」
「ありがとうございます! 手続きをしますので個室に案内します」
俺は、個室に案内され、少しして2人が連れて来られた。
「まず、この針で血を出して下さい。その後に首輪に血をつけて下さい」
「わかりました」
俺は、針で指しを刺して血を出した後、2人の首輪に触った。その後に奴隷商人が詠唱して完了した。
俺は、奴隷商人に頼み2着ローブを用意してもらった。ローブを2人に着させてフードを被らせてた。
その後に、2人を宿に連れて帰った。
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