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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第5話:ランクアップ

  現在俺は、ギルド職員と共に執務室の前にいる。


正直かなり緊張している。


ギルド職員が扉をノックすると、ギルド長の声だと思われる声が入って来るように言われ、扉を開けて入る。


  ギルド長室はそこそこ広く、テーブルを囲むようにして左右にソファーが置いてあった。


その奥には、机があり机の上には、いくつか書類が束ねられて置かれているのが見える。


ギルド長だと思われる人は、忙しそうに仕事をしている。


「少し座って待っていてくれ」


  俺とギルド職員は、向かい合うようにしてソファーに座る。


しばらくして、ギルドマスターらしき人の仕事が、ひと段落したのか椅子から立ち上がりギルド職員の横に座った。


「それでは、話を聞こうか」


  ギルド職員が訓練場で何があったのかを淡々と伝えていった。


その時に俺は、俺いらなくね? と思っいながらも、聞いていた。


  ギルドマスターは、ギルド職員の話を聞きながら驚いていた。


見たところまだ、成人したばかりかまだしていないぐらいの子が、Dランク冒険者を一撃で壁まで吹き飛ばしたという事に。


だが、それと同時に興味があった彼は一体何者なのかと。


「……わかった。模擬戦とはいえDランク冒険者のドワンを一撃で壁まで吹き飛ばしたのは、本当か」


ボケーッと眺めていたので、返事が遅れてしまう。


「……は、はい、今の話は事実です」


「そうか」


  そこで言葉をきり、何かを決断したような顔になり口を開く。


「貴方は、何者かね?」


  俺は、内心かなり焦っていた。


まさか、俺が吸血鬼である事がバレたのか!


「俺は、ただの新人冒険者ですよ」


  ギルドマスターはこの時、白夜を試すことにした。


Bランクまで一気に上げ、Bランクで通じるかを。


それと同時に彼は、何故ずっとフードを被っているのかを疑問に思っいそして、白夜の顔を見てみたいと思った。


「そうか、それと君のランクをBランクにする事になった。だから、受付でランクアップの更新をしてもらえ、受付にすぐに伝える。それと、何故ずっとフードをかぶっているんだ?」


「あっ、すみません何故か俺を見た人がずっと見てくるので、フードをかぶってみると見られなくなったのでフードをずっと被っているんです」


「顔を見せてもらえるか?」


「ええ、良いですよ」


 俺は、フードを頭からとり顔を見せた。


 そして、俺の顔を見た。ギルドマスターとギルド職員は、俺の顔を見た瞬間固まっていたのでフードを被った。


「あ、あの大丈夫ですか?」


「す、すまない。予想していたよりも白夜君がイケメンだった事に驚いた」


「え!」


「どうした? 急に叫んでもしや自分の顔を見たことがないのか?」


「は、はい」


「そうなのか。すまないが鏡を持ってきてくれ」


  ギルドマスターは、隣にいたギルド職員に鏡を持ってくるようにいった。


ギルド職員は、部屋から出てすぐ、鏡を持っくる。


その鏡を俺に渡す。


「えっ!」


  俺は、自分の顔を見て固まった。


何故ならカッコ良すぎたからだ。


でも、歳が15歳だならか少だけ幼い感じがする。


髪の色は黒色、瞳の色も黒色だった。


  俺は、【全王】様が顔を見て驚かないように言ってきたことが理解できた。


俺は、ギルド職員に鏡を渡した。


「ありがとうございます」


  その後、受付に行きランクをBに更新してもらった。


フードは、被ったままだ。


勿論、ミリアさんのところに並んで、ランクアップの更新してもらった。


俺がランクアップの更新をする事は、伝えられていたようだがやはり、驚いていた。


  ランクを更新してもらった後にランクを更新する際にミリアさんに図書館があるか聞いたところあるそうなので、図書館の場所を聞き図書館に向かっていた。


  図書館に着くと思っていたよりも大きかったのでビックリした。図書館に入ると受付が有ったので手続きと入場料の大銅貨1枚を払った。その際に文字が読めない事に気が付き右往左往していると受付の人に声を掛けられ事情を説明すると、とあるメガネを渡された。そのメガネは魔道具らしく文字が読めない人でも読むことが出来るようになるらしい。


確認の為、近くにあった文字を見ると読めた。うん、かなり便利だ。




  今回探す本は、魔法や種族についての本を探す事にしたのだが図書館が大き過ぎて全然本が見つからなかったので受付に聞いてみる事にした。


「すみません、魔法関連の本と種族関連の本と魔物関連の本を探しているのですがどこにありますか?」


「その本でしたら魔法関連の本は、109番の本棚に有ります。種族関連の本は、547番の本棚に有ります。魔物関連の本は、403番の本棚にあります」


「ありがとうございます」


  俺は、ここの図書館には、どれくらいの本があるのか考えてきると109番の本棚があったのでそこに向かっていった。109番の本棚に着くと魔法関連の本がかなりの数有ったので【魔法の基礎】という題名の本を手にとって403番の本棚に向かった。403番の本棚に向かったのだがかなり離れていた。403番の本棚に着いたので魔物関連の本を探してみると魔物関連の本は、かなりあったが俺は、【魔物の進化】という題名の本を手にとって547番の本棚に向かった。547番の本棚について種族関連の本を探してみたが思いのほか少なかった。吸血鬼族についての本が1冊しか無かったのでその本を手に取り行こうとしたところ【絶滅した種族】という本があったので読んでみる事にした。


  俺が席についてまず読む本は、【魔法の基礎】の本を読み進めて行く。


  本の内容は。

  この世界には、四大魔法とよばれている。火属性魔法、水属性魔法、土属性魔法、風属性魔法の他に光属性魔法、闇属性魔法の他に身体能力などを高める無属性魔法があり勇者か限られた者だけが使えるという聖属性魔法や魔物などを呼び出す召喚魔法が有り他にも、氷属性魔法、雷属性魔法、影属性魔法、時空属性魔法、暗黒属性魔法がある。精霊魔法と呼ばれる魔法がある。


  魔法には、階級が存在する。下から、下級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級魔法、特級魔法、王級魔法、伝説級魔法、神話級魔法がある。


  下級魔法は、練習さえすれば基本誰にでも使える。適性さえあれば。


  魔法を使うには、その魔法の適性が必要である。魔法が得意な種族でも多くて5から6属性の適性がある。勿論、例外もある。


  適性とは、その者が生まれ持っての才能である。だが魔人や魔物などは、進化をする事によって稀にではあるが適正が増える事がある。適性が無ければその属性魔法は、使う事ができない。


  魔法は、自分で新しく作り出す事ができる。ある程度の実力がある魔法使いは、元々ある魔法を自分なりに作り変えて使っている者もいる。


  魔法の使える者のほとんどが四大魔法である。光属性魔法と闇属性魔法を使える者は、少ししかいない。無属性魔法は、誰にでも使える。聖属性魔法は、限られた者しか使えない。氷属性魔法、雷属性魔法、影属性魔法、時空属性魔法、暗黒属性魔法を使える者は、ほとんど使える者が存在しない。精霊魔法については、よくわかっていない。


  魔法の使い方は、身体にある魔力を操作して魔法を使う。


  本の内容は、まとめるとこんな物だった。


  俺は、まず、身体にある魔力を感じてみようと思い目を瞑って魔力を感じようとしてみたらあっさら出来た。次に、その魔力を指先に集まるイメージで集めてみたらあっさり出来た。



 〈スキル【魔力操作】を獲得しました〉



  え!! ビックリした。危うく声を出すとこだった。スキルとか覚えたらこうなるのか。あ、本当だ【魔力操作】が増えてる。これで、魔法がやっと使えるぞ!


  魔法の続きは、後でやろうここでしたら絶対大変な事になるし。


  次は、【絶滅した種族】という本を読むことにした。


 



最後まで読んでいただきありがとうございました。

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