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プロローグ
最初に光と闇があった。
なんだかんだあって世界が産声をあげた。
荒涼とした大地、寂寥たる空、その狭間に人が生まれ、コウノトリとかキャベツ畑な感じでいやらしい事をした。エロ漫画みたいに。
いやらしく増えた人々は、村をつくり、町をつくり、都市をつくり、子供をつくるついでに国をつくった。エロ漫画みたいに。
多くの人が集まった国では、夜の大運動会で棒倒しとか大玉転がしでさらに人が増えた。
増えた人は、よい事とわるい事をした。
よい事は神様のちからになった。わるい事は静かに沈んだ。
もっと人は増えた。
たくさんのよい事はお腹いっぱいの神様に捨てられた。わるい事はたくさん沈んだ。
もっともっと人は増えた。
よい事は地上を漂い、神様のおもちゃになった。
わるい事は沈んだ。たくさん沈んだ。あふれて、形になって。
あふれた形は悲鳴のような産声をあげた。
世界は、壊れはじめる。




