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二人の最強による、日本観光記  作者: ふぁいぶ
第三章 松本市観光編
55/64

第五十五話 凶行、二人の最強にフルボッコにされる

超久々の更新です!

もう忘れちゃってる人も多いかと思いますが、こちらも是非お読みいただけると嬉しいです。


 ――???視点――


 何だ、何が起きたんだ?

 そうだ、どっかから現れた変なお面を付けた二人に攻撃され、ぶっ飛ばされたんだった。

 でも、俺の視界に一瞬で現れた。

 攻撃された箇所がすげぇ痛むし、ぶっ飛ばされた時に地面も結構転がったから体の所々が痛い。

 くそっ、何て事してくれちゃってるんだよ!


「ハロー、サイコパス君。まだ生きてる?」


 いつの間にか、さっき俺に攻撃してきた二人が、二十メートル先位で立っていた。

 は? どうやってだ?

 さっきまで確か百メートルを越える距離にいたはずなんだが!

 ちっ、とりあえずこのお面被ったふざけた野郎は、随分と余裕らしいな。

 本気でムカつくぜ。


「てめぇ、よくも俺を攻撃しやがったな……?」


「そりゃ攻撃するでしょ。相当好き勝手暴れちゃってさ」


「まぁ俺は最強の力を持ってるからな! 俺が好き放題やっても誰も止められねぇ!!」


「……最強、ね」


 戦隊もののレッドのお面を被った奴が、鼻で笑った。

 こいつ、俺をバカにしていやがるな?

 すると、今度はピンクが溜め息をついた。


「最強、ですか。まぁ魔術とかがない世界では、確かに驚異かもしれませんね」


「そうなんだよ。僕もびっくり。この世界で爆発やら発火させられる能力があるなんてさ!」


「ですが、力の使い方を激しく間違っていますね」


「だねぇ。すごい力を手にいれちゃったから、変にテンションが上がっているのかも?」


「いや、元からそんな性格だったのかもしれませんよ?」


 お面の二人がけらけらと笑っている。

 まるでこの俺をバカにしているようにな。

 ムカつく、本気でムカつくぜ、こいつら。


「人を笑ってんじゃねぇよ! 死ね」


 俺は指先から火の玉を出して、レッドの方に発射した。

 着弾したら爆発して、頭を吹き飛ばす程の威力だ。

 さぁ、死ね!!


 だが、奴はまるで虫をはたくかのような感じで、手首のスナップだけで火の玉を地面に叩きつけた。

 地面に叩きつけられた火の玉は爆発し、コンクリートを軽く抉って消滅した。

 ど、どういう事だよ。

 俺の火の玉は触れた瞬間に爆発するのに、何ではたけるんだよ!


「……えっと、何かした?」


 何もなかったかのような仕草をするレッド。

 だったら、ピンクの方だ!!


「死ね!!」


「《闇は全てを喰らう》」


 俺はピンクに向かって火の玉を発射したが、何か黒い球体が出てきたと思ったら火の玉がそれに吸い込まれて、消えた。

 ……は?


「……この程度で最強を名乗っているのか?」


 ピンクも俺をまるで哀れんでいる感じで言ってきた。

 ムカつくムカつくムカつくムカつく!!

 何で最強の俺が、こんな訳のわからねぇ奴らにバカにされなくちゃいけねぇんだよ!


「てめぇら、俺を見下してるんじゃねぇよ!!」


 俺はこの二人を睨み付けた。

 すると二人の体が一瞬で炎に包まれた。

 ははっ、流石にこの攻撃は避けられないだろうよ!

 何せ、見えない攻撃だからな、はは。


「「ふっ!!」」


 だが、この二人は何か気合いを入れたような声を出した瞬間に、簡単に俺の炎を消しやがった。

 燃えたら最後、燃えカスになるまで消えない俺の炎を、簡単に消しやがった……。

 何なんだ、こいつら。

 

「それで自称最強君、もうお仕舞い?」


「っ!」


「その程度で、最強って名乗ってたの? 少し笑えるんだけど」


「な、何なんだよ……。何なんだよてめぇらは!!」


「あぁ、自己紹介がまだだったね。僕は最強の勇者だよ」


 は?

 最強の勇者?

 な、何自分で最強って名乗ってるのさ!

 しかも勇者? 意味がわからねぇ!!


「そして私は最強の魔王だ。ちなみに、自称ではなく、事実だ」


 こいつは最強の魔王だって?

 何が勇者と魔王だよ!

 そっちの方が頭おかしい事言ってるじゃねぇか!!


 くそ、俺の方が最強なんだ。

 さっきだって警察は俺に成す術もなく死んでいった!

 この地球上で俺に対抗できる人間なんていないはずなんだ、いないはずだったのに……!

 何なんだよこの二人、化け物かよ!!


「さて、もう打ち止めらしいから、さっさと片付けよう」


「ですね。もうこれ、観光どころじゃないでしょうし」


「はぁ……。本当、余計な事してくれちゃってるよねぇ」


「全くです……」


 化け物二人が俺に向かって歩き始めた。

 く、来るな、来るな!


「来るなぁ!!」


 俺は両方の掌を二人に向けた。

 これで消し飛ばしてやる!!

 そう思った瞬間、レッドの方が姿を消した。


「悪いけど、その手は斬り落とした」


 俺の左の耳元で声がした。

 その方向に視線をやると、レッドが俺の隣にいた。

 本当に一瞬で俺の隣まで来やがった!

 だけど、俺の手を斬り落としただって? どういう事だ?

 よく見ると、レッドの右手にはいつの間に剣が握られていた。いつの間に出したんだ、それ!?

 しかも刃の部分には血が付いている。


 俺は恐る恐る自分の手を見る。

 すると、両方の手が、地面にぽとりと落ちた瞬間を見てしまった。

 そして吹き出る鮮血。

 えっ、俺の手が……落ちた?

 認識した、今切り落とされた事を。

 認識した瞬間に、両手に激痛が走る。


「痛い、痛い痛い痛いぃぃぃぃぃぃぃっ!!」


 俺の手が、手がないぃぃっ!!

 何してくれてるんだよ、この自称勇者が!!

 くそっ、手がないと火の玉作れねぇだろうが!!

 なら、俺の視線で燃やしてやる!


「《闇は全てを喰らう》」


 その声が聞こえた瞬間、俺の視界は真っ暗になった。

 えっ、何だ。

 突然見えなくなったんだが!?


「貴様の眼球を、我が魔術で喰らった。貴様は一生闇の中だ」


 眼球を喰らった? 魔術? 何だよそりゃ!

 あぁ、何なんだよ本当に!

 せっかく、せっかく好き勝手やろうとしたのに、訳のわからねぇ二人に阻止されちまうし!

 しかも、俺の能力を全部奪われちまった。

 

「ああ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


 もう、俺には今、絶望しかない。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

感想やブックマーク、評価がモチベーションになるので、是非よろしくお願いします!

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