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二人の最強による、日本観光記  作者: ふぁいぶ
第一章 渋谷観光編
22/64

第二十二話 ラストエピローグ 調査報告書

これにて第一章完結です!

二人の最強に関わったモブキャラ達のその後がちょっと書かれています。

後、拙作である《ザ・ファイター》ともほんの少し接点がありましたw

是非そちらも読んでいただけると嬉しいです。

 ――異世界反応報告書 No.22――


 現在我々は《アルフィード》という異世界の存在を確認している。

 そこへの移動者は、斎藤 龍玄という老人だ。

 《裏武闘》という、昔から何でもありのデスマッチにおいて伝説となっている人物で、かの無差別格闘大会、《アイデンティティ》の王者である《ATSUSHI》の師匠でもある人物だ。

 我々は、異世界はアルフィードだけだと思っていたが、新たな異世界反応があった為調査に乗り出した。


 現状わかっている点は以下の通りである。


 まず異世界の名前は《リューンハルト》である。

 調査の結果、多数の人間が上記単語を何度か聞いている事から、ほぼ間違いないと思われる。

 また、アルフィードと同様に、魔法が存在する世界であるようだ。

 今回の異世界反応も、魔法によって移動をもたらしたのではないかと推測する。


 次に移動者の身元が判明。

 移動者は二年前より行方不明となっていた当時十五歳であった、立花 アタルである。

 所々で上記人物の関係者が勇者と名乗っている事から、現在特別な力を有している事が伺える。

 常人離れした握力を有している事が判明しており、特別な力の巨大さは想像を絶する可能性がある。

 また、同行者がおり、魔王と名乗っていたとの事。

 魔王が魔法を使用し、異世界移動を行った模様。

 本来相反する二名は、何かしらのきっかけによって共謀しているようだ。

 現状何の目的で日本に移動してきたのかは不明であり、巨大な力を有しているのであれば日本制圧を目論んでいる可能性がある。

 目的を確認し次第、報告する。


 今回彼らが異世界移動をしてきた事により、影響を及ぼした事を記述する。

 ※異世界反応を感知してから報告が一ヶ月経った後の調査である事も付け加える。

 

 ○大黒柱屋

 どうやら魔法を使って本人確認書類を偽造し、異世界の金品を売った模様。

 これにより、立花 アタルは莫大な資金を調達したようだ。

 また、売却した金品の中に不思議な力を秘めたネックレスがあった。

 大黒柱屋の常連である柏木という老人がネックレスを購入。これを装着すると、二秒程宙に浮く飛行術を使用できるようになったようである。

 このネックレスは、魔法的遺物として認定出来る事から、我々が柏木氏から購入した。

 後程費用は経費として請求する。

 最後に、大黒柱屋は、この金品によってかなりの利益を上げたようである。


 ○下澤 大樹

 立花 アタルと魔王に洋服販売の接客をした人間。

 移動者二名と接触する一ヶ月前からモデル活動をしており、注目されていた人物である。

 当初天狗になっていたようで、相当女性関係がだらしなくなっていたようであるが、移動者との接触により理由は不明だが改善。

 逆に様々な趣味などに積極的に挑戦をし、トークの上達、人間性に深みが増している模様。

 何かしらの魔法的遺物による影響と思われたが、その反応は示していない。

 今後彼が魔法的遺物を所持していないか、監視を続行する。


 ○イタリア料理店、《パラノイア》

 移動者二人が食事をした場所である。

 ここで魔法を感知。

 どうやら客に対して使用をした模様。

 魔法反応的に見ても大した魔法ではないようで、日本を揺るがす様子はない。

 また魔法を受けた客は二名だが、問題なく生活出来ている。

 変わった点としては、二名の客の内一人が恋人と破局。やけに黒髪のイケメンと鎖骨がセクシーな男性を選ぶ傾向にあるとの事。

  これは立花 アタルに該当しており、彼から何かしらの影響を受けた可能性がある。

 この女性も監視対象として追加する。

 余談であるが、もう一人の客も女性であるが、性欲が増大した模様。魔法の影響を受けた可能性とは考えられないが、その可能性も微粒子レベルで存在しているかもしれない。


 ○ルルイエの書庫

 ここで移動者二人と立花 アタルの幼馴染みが来店。幼馴染みについては後述する。

 この店で複数の本を購入している。

 立花 アタルは高認対策用の本と早大対策用の問題集を購入した模様。

 魔王も日本語を覚えようとしており、《はじめての》シリーズを購入した模様。

 資料として購入してきたので、判断を仰ぎたい。

 特に魔法反応は一切ないが、店主が少し商売にこだわり出したようだ。

 接触からたった一ヶ月ですでに売上が上昇している事から、魔法的遺物を与えられたか魔法を使用されたかのどちらかである。

 それに至った経緯としては、会計時に立花 アタルが店主の顔面に触れたのを確認している。

 その時に魔法を注ぎ込んで、店主の意識を操作した疑いがある。

 精神的に汚染は確認されていないので、現状は問題ないと思われる。


 ○銀行強盗制圧

 すでにニュースになっている強盗六名が銀行に立て籠った事件がある。

 これに移動者二名が大いに関わっている。

 六名を逮捕した警官に、警視庁総監を経由して状況確認をした。

 すると、移動者二名でこの六人を約一秒程で制圧したとの事。

 警官によると、まるで瞬間移動しているかのように高速で移動をし、制圧直後銀行から姿を消したという。

 魔法反応があった事から、姿を消す時に魔法を使用したと予測出来る。

 この事から、移動者二人の戦闘力は、常識を逸脱している事がわかる。

 私は柔道剣道共に有段だが、恐らく足元にも及ばないであろう。

 今回はその警官の手柄となり、捜査一課へ配属となったようだ。

 事実上の出世である。


 ○安藤 由加理

 立花 アタルの幼馴染みにして、現在彼と恋人関係にある人物。

 特に特別な力を有している訳ではないのだが、移動者二人と深く接触している。

 元々容姿が優れているのだが、立花 アタルと恋人関係になってからさらに磨きがかかったようで、別の学校からも男子生徒が彼女を拝顔する為に足を運ぶ程だとか。

 また、大きな変化としては、周囲とのコミュニケーションの濃密化である。

 魔法反応はない事から、恋人になって良い影響を及ぼしたと考えられる。

 恋人がいるとは周知の事実となっているにも関わらず、告白は絶えていない様子。

 相当想いが強いのか、立花 アタル以外の男性に関しては一切甘くなく、告白も辛辣に断っている模様。本人も気疲れしている影響もあるかもしれない。

 この恋人関係になった事が非常に大きい。

 立花 アタルは思春期で、彼女が初めての恋人である。

 近日中に彼女に会う為にまた異世界移動をする可能性がある。

 今後我々は、安藤 由加理を最重要監視対象として認定し、立花 アタルと魔王への接触を図る。

 もし、我が国に多大な被害をもたらす存在だった場合、いかなる手を使ってでも抹殺する事も考慮する必要あり。



 報告は以上となる。

 新たな異世界が発見されたので、至急外務省にも報告を入れる事をお勧めする。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

第二章も始まりますので、是非お楽しみください。

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