第1章リアルなネトゲで恋をする!!1
「はぁ・・・・・・だるいな~」
久志は、だるそうに学校に登校している。家から学校まで1時間かかるのでだるそうに通う理由が分かる。
「しかし、ゲームだとワープとか出来て楽なのに、どうしてリアルはワープとかそういうの無いんだろうね。電車の駅も遠いし、車でも行けないからな~」
そう、久志はリアルにいる・・・・・・つまり、VRMMOをやってるのではなく、普通の学校生活をプレイ中である。しかも久志は今年で高校3年生であるため受験が控えている。
「成績はオール5、ルックスもいいのに・・・・・・なんでリアルは俺と釣り合う女の子がいないんだよ!!ゲームでは沢山いるのに!!畜生!」
リアルで釣り合う女子がいないのは、リアルは性格がとても悪い女子しかいない。そして、ほとんどがブス!!久志の学校の生徒はそういう人が多い。救いの手があるとしたら、性格がすごくいい、委員長ぐらいだ。
「委員長・・・・・・マジで性格いいよな~。っていかんいかん!!」
そう言いながら首を振る。委員長もかわいい方ではあるが、久志に釣り合いそうな可愛さではない。というか、久志の基準がとても高すぎるのである。
「あれ、久志君」
噂をしたら委員長が登場した。彼女は中川真希。クラスの中で一番可愛い。学校でも可愛い委員長で有名だが、さっき言ったとおり久志の基準が高すぎるため、久志にとっては普通の基準だ。そして、委員長も久志のことは好きでも嫌いでもないという感じだ。委員長はメガネをかけていて、ロングヘアーである。髪の毛の色は紫だ。
「おお~委員長。おはよう」
「うん、おはよう。朝から疲れた顔してるね。どうしたの?」
委員長は久志を心配しながら聞く。
「いや、昨日PVPをやり過ぎてさ~」
「またゲーム?でも、いつも楽しそうね」
委員長は久志の返答にクスクスと笑いながら、楽しそうに話す。
「いや、マジで楽しいんだって。ドリームオンラインは神ゲーだからさ」
「久志君。いくらオール5取ってるからって勉強をおろそかにしたらだめだからね。私も隙があれば久志
君から学年1位の座を奪うわよ」
そう。委員長は頭がすごくいい。久志に続いて2位であるが、点数の差はあんまり無い。
「うう・・・・絶対奪わせないぞ!!」
久志は不安そうに答える。しかし、久志は不安そうに答えても喋っているときはとても笑顔だった。
その後は委員長と共に学校に向かった。そして、教室に入ると・・・・
「久志~。お前委員長と熱々だったじゃないかよ~。何?付き合ってるの~?」
「ちっげーっよ!!!付き合ってるわけ無いだろうが!!!」
教室に入るとクラスの男子皆が久志に質問ラッシュをしてくる。久志にとっては恐ろしい時間だった。
評価お願いします。