ハローグッバイ
ビートルズのハローグッバイ
君はイエスと言った
僕はノーと言った
たったの二言で
二人のすれ違いを表す妙技
ためいき出るほどあっさり見事に
ちょっと奥まで考えてみると
この詩
二人が自分で考えるようになった
自立の詩、という詩にも見えて
君が、あなたが、イエスなら
私も、僕も、イエスだよ
の、考えなしから脱皮した詩
君が、なぜ?と言って
僕が、わからない、と言った
知ったかぶらず、格好つけず
正直になった僕の詩
シンプルな言葉のパーツを
並べてみると
切ない別れの詩というより
お互いが成長して次のステップに
進んでいった詩に見えてくる
だから物悲しいメロディーではなくて
前にぐんぐん進んでいくような
メロディだったのじゃないか