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第五話。真実とは何もかもが事実と結びつくわけではない

ほんとに長らく活動せずに申し訳ありませんでした。ちょいちょい復活していきます!

それから数分。悠一は家に到着、すでに幸彦は家の門にまっていた。俺らは下りると幸彦はすぐに俺の荷物をもち、そして美幸の荷物ももった。


「主様、ご無事で」


「あ、ああ。なんだ、もうニュースになっているのか?」


「は、はい。すでにどこの局でもオメガマンの話となっております、しかもこの屋敷のほぼ近くのことでしたので、心配で」


「なに、爺の運転がうまかったおかげでなんともなく過ごせたよ、なあ爺」


「アリスの補助あってこそでしたが、悠一様のおかげでもありますが故に。それといつまで惚けているつもりだ美幸!「……」……ん~」


美幸は現在悠一の隣で顔を真っ赤にしながらも幸せそうな顔で一言いえば魂がぬけていると言っても過言でもないであろう、状態。言堂は注意をかけようとしたが、それは悠一の手で制しされた。


「いいよ、美幸はこっちでどうにかするから。たぶん俺の隣に歩くこと以外のことはできないだろうから。幸彦、すまないが俺の部屋まで一緒に来てくれないか……[マスター、お客様がお見えになりそうですが、どうなさいます?]……取材だろうけど、確かにこの近くの家でめぼしいのは内か、爺相手を頼む。それと取材は絶対にキャンセルしろ」


「はい」


「アリスも補助をお願いね。一応ネットの方にも見た方がいい、もし見つけたらすぐに消去」


[了解]


悠一は指示をすぐ出すとそのまま自分の部屋に戻った。美幸はいまだに惚けているが


「主様、美幸姉さんはどうしたのですか?」


「さてね?俺はただ、こいつを守ろうと抱きしめていたのだが。それが終わった時点でこのまま同じだったぞ」


「……それが原因だとおもいます主様」


「そうか?さて、美幸、そろそろ起きろ」


悠一の合図で、なにかしらのスイッチが入ったかのように今までの虚ろからはっきりとした目に変わった。


「あ……も、申し訳ありませんご主人様!」


今までの自分の行動に美幸はすぐに頭を下げた、ちなみに幸彦は淡々と自分の仕事をこなしていた


「気にしないでくれ美幸。それよりも君もすぐに着替えた方がいいだろう?」


「はい」


美幸はすぐに脱ぎだしたと、言うのは冗談でありすぐに自分の部屋に戻った。悠一は現在俺の服とそして荷物を片付けていた幸彦に話しかけた


「そう思えば、お前ら一年生は今日遅いはずだがなぜ俺らよりも早く帰ってこれたのだ?確か今日は部活動紹介があったはずだが?」


「……はい。元より私はすでに剣道部に入ろうと決めておりましたので。それに帰りは縮地の練習をしておりましたがゆえに」


「俺とは違いお前の場合は友人とのコミュニケーションをすると思っていたが、友人はっできたのだろう?」


「主様のばあいは自分からそのように行動しているだけでございましょう?それに私ではそれほどまで友人は多くは作れない性格なので。もちろん友人は一人できましたのでご安心ください」


「そうか」


悠一の言葉は自分の弟のように慕う幸彦を少し心配をしていたが無事に学生生活を踏み込めたようで安心しているようだ。


[マスタ~今、時間大丈夫ですか、それともまずいですか?]


悠一の机の上にあるデバイスが起動しアリスが投影される。着替えは終わりそして幸彦はそのまま出て行った。大体アリスがこの言い方をする際は仕事や夜についてなので言堂ですら出ていくトップシークレットな話なのだ。


「構わないぞ。それで、調べていた件についてはどういう反応が出てきた」


[はい。まずが悪の組織ブロークン・ピース通称BPと呼ばれるこの組織ですが、出現されたのは第二次世界大戦前からのそうです。もともとは世界を統一することを目的としていたようですが、ある時期より人間では限界を感じたのか、人以外の知的生命体に興味が出てきたようです]


「その情報はどこから掘り出した?」


[このAAA内部のデータです]


「……そうか、続けてくれ」


[はい。マイマスターの御爺様の時代の情報ですのでこれには信憑性がかけますが、一昔この悪の組織は世界を征服したようですが、すぐにそれはなくなったようです、理由は……ヒーローの存在でした]


「ヒーローだと?」


[はい、現在ならばこの日本、この地区に存在するオメガマンのように世界を守るとされていたガーディアンというヒーローが存在したそうです。これにより衰退を果たしたそうですが……現在は力はあるようですしそれに怪人のテクノロジーはまだ独占の状態です]


怪人の情報が独占されているのは簡単な話でオメガマンが全員を爆発させてしまうからだ。まあ確かにあれはあれで正しい判断のはずなのだが……悠一のように研究者としては困ったものでもあった。


「アリス、怪人が今回俺らの車を狙った理由を確率から示してくれるか?」


[まずは、こちらの豪邸から出た車と言うことでこちらは40パーセントぐらいでしょう。続いてリムジンで狙われた可能性が50パーセントでしょう]


「うん?俺もそこまでの確率は浮かんだが、残りの10パーセントはなんだ?」


[……この車、いえこの家に住んでいる住人がAAAのスタッフだとわかっていること……これが10パーセントだと私は思います]


「そうか……アリス、メラナイトの方はどうなっている?」


[すでに修復は終了しましたが、怪人とは当たらない方がよろしいかと。メラナイトは我々人間の技術の兵器ならば負けはしないでしょうがあれは生命体ですので、分かっていますね]


「それはわかっている。そうではなく「失礼してよろしいでしょうか悠一様」構わないよ爺」


そこに言堂が現れた。片手には紅茶であろうお盆と共に、そして先ほどから悠一は立ちながら話していたのを今更ながら確認し椅子に座る。


「随分と立て込んでたようなので、席を外しますか?」


「いや爺もともに教えてほしい。爺は俺の爺さんについては知っているか?」


「先代様の前となると……頭首様のことですか、知っておりますが私としても知っていたのはわずか3年だけのことですがゆえに。」


「かまわないよ、爺さんの記憶なんて俺は無いんだから。ある人の話は実にいい機会だからね。まずはこの会社を設立したわけとかは?」


「それならばご存知です。AAAは最初はただの発案屋とも言われておりました。じつはどこにも今まで出てきてはいないこの会社の裏である、そしてそれがこの会社の一番最初の事業でもありました。頭首様の奥様は戦争で亡くなっております、それはそれは酷いものだったと。そのとき頭首様はこう考えたそうです“市民を巻き込むような戦争は世界にあってはならない”と。」


「……今の世界はまさにそうだね、戦争は兵士が行い、俺ら市民はどこか違う世界のような感じだ」


「その通りでございます。現実先代様の武器により今までの戦争は完全に戦場と日常に分けることが出来ました」


「が、それだけじゃないんだろう?なぜ、このAAAのトップシークレットになったんだい、確かに今の開発屋としてのイメージはあるけどそれは親父の代だ。ならば、爺さんの代をなぜここまで封印したんだ?」


「はい、そこで今回の怪人となるわけです」


「……アリス[すでにアクセスしています]すまない」


悠一はまさかその怪人がそんな昔からいるとは思ってもみなかったのだ。


「怪人が現れることにより、国々は更なる戦禍となると予想し、一時は昔の状態に戻ってしまいました。しかしそんなときです、彼らが現れたのは」


「それがガーディアンというなの」


「はい、今現在はヒーローとなっておりますが。彼らのように人間とは違う超能力をもつ人たちにより怪人は倒され、そして頭首様の計画は成功しました。そしてその時にいたガーディアンのデータを集め、そして作り上げたのが」


「まさか……メラナイトとでもいうのか」


「頭首様の代では不可能でも先代様の代ならば……と、言うわけです」


「そうなのか……わかったありがとう、爺。アリスもお疲れ様、俺は寝るから……美幸は?」


「……お熱いのは結構でございますが、すこしは節度をお持ちください」


「持っているからこそだ。アリス、笑うな」


[も、申し訳ありません。ですが、気をつけるべきではりますね最近はわが社の周りを動くものが多いですからね]


AIの注意により、この三人のブラックな話は終わった。そしてそれとは入れ違いに美幸が入り、二人の甘い話に変わるのであった。


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