3:祐輔なんて…好きだ
あれから……2日がたった。手を優しく握ってくれた、祐輔。
すぐ放されたけど…凄く温かくて、祐輔の優しさを感じて。
あのとき涙が出た理由は分からないけど、祐輔がいなきゃあたしは……貴之とやり直してたのかな?
どうして…『貴之とやり直す』その道を選ばなかったのか、分かんない。
やり直すのは無理だと、分かったのは…きっと、
祐輔に会えたからかな?
まさか、祐輔をあたし……
なわけないか…。
「つっ!千夏っ消ゴム貸してよ」
「は…はにっ!」
手を握られてから…あたしはなんか祐輔を意識し始めて…。
意識なんかしてるのは、あたしだけだろうけど…。
「ありがと、後さ…」
祐輔はあたしに消ゴムを返しながら、何かを言いかけた。
「後さ…なに?」
あたしは、嫌な予感がしたので、祐輔に聞いてみた。
「腹空かねぇ?」
祐輔はわざと話をそらした。こんな馬鹿っぽいこんなあたしでも分かるんだから…!一体何を隠してるの…?
「そうだ…ね」
あたしは無理に笑った。笑うってむずかしい―…。
「熱…あるのか?元気ねぇ…し」
祐輔はあたしの額に手をあてた。
この温かい手……あのときを思い出しちゃうよ。
わざと…なの?
祐輔…ずるいよ…。
「ないに決まってんじゃん…」
顔が熱くなってく―…だめだよ…。
「千夏…熱…じゃ…」
気付かれた?!
「バカ…千夏っ。…熱じゃねぇじゃん…」
祐輔はそっと手を放した。祐輔は…少し照れてた。
気付かれた…。あたしって分かりやすいのかな。
なに?分かりやすいって…何が?あたしは祐輔なんて、
好きだ。
『好きな人いる?』
ノートの隅に書いて、君の肩を軽く叩いた。君はあたしのノートを見ると、クスッと笑った。
あたしはなんで笑ったのか全然分かんなかった。
祐輔は…ゆっくりとシャーペンで、祐輔のノートの隅に返事を書く。
返事が来るまで、体が震えていた。返事は…
『いるけど…』
いるんだ…。知りたいけど、怖くて聞けない。
『誰?』
もしこの作品を読んでくれてる人がいるなら感激×3ぐらいですっ!ありがとうございますm(_ _)m




