1:全ての始まり
はじめまして海乃南月です☆どうぞ読んでやってください。
あたしの家の周りには、ピンクで綺麗な桜の花びらが舞っていて、その先に見えるのは――…。
「あれがこれからあたしが通う学校かぁ!こっから見る限り広いけど…。実は狭かったりね…カッコイイ人いるかなぁ?」
そんなことを言いながらデレデレしてたのは、今日から高校1年生の、大塚千夏だった。実は卒業式の前日に彼氏と
「高校が違うから」
という理由で別れた。だから、出会いのありそうなあの高校に行くのは楽しみなのだ。
「いろんな中学から男女集まってんだし…かわいい子も、カッコイイ人もいるわけよ!」
そう言いながら笑っていた千夏だったが…
「千夏っ!もう時間なんじゃないの?!」
一階から聞こえるお母さんの声。
「何いってんのよ。お母さん!まだ七時じゃん…」
千夏は腕時計を見て、家の時計が壊れている事に気が付いた。
もう登校しなきゃいけない時間だった。
あ〜もうっ!と怒りながら千夏は家から出た。
「家近くなきゃヤバかったよ〜」
あたしはそう言いながら走った。もう髪もボサボサで、こんなんじゃ出会いどころじゃないよ。
あたしは走って校門をくぐり、無事、入学式を終えた。
先生がまだ皆の名前を覚えていないから、席は名前順らしく、となりの人は江馬祐輔という人だった。イケメンじゃなくて、出会いなんてあるわけないか…と心の中で呟いた。
祐輔って人はこっちをチラッと見て言った
「あんた…可愛くないね…」
さすがにこの言葉にカチンッときたあたしは
「あんたもね〜」
と言い返してやった。
この一言が全ての始まり。なんてね…




