【第1章・ラスト】 「ペンと笑顔と、最初の魔法 ――夜明け」
夜明け。
屋敷の屋根に、初めての朝日が差し込む。
光はゆっくりと、花の咲いた庭と、まだ温もりを残すアトリエを照らしていく。
机の上には、炭筆と原稿。
ページの隅には、昨日まで描かれた小さな子猫が、
どこか満足そうに笑っていた。
ルシエナは窓辺に立ち、東の空を見上げる。
黄金色に染まる雲の向こうに、まだ眠る世界の息づかいを感じながら。
> 「……物語が笑ってくれるなら、
私は何度でも、ペンを取る。」
その声は、朝の光に溶けていく。
ミリアとユリウスが静かに微笑み、彼女の背中を見つめた。
誰もまだ知らない。
この瞬間が――後の“創造革命”の始まりであることを。
風が吹き抜け、原稿の紙がひらりと舞う。
陽光を受けて、まるで一枚の羽のように輝きながら空へと昇っていく。
ナレーション:
> “その線は、人々の心を照らす光となり、
やがて世界を変える――”
そして、ページが静かに閉じる音。
次の物語が、また始まろうとしていた。
✨第1章完:『ペンと笑顔と、最初の魔法』
――創作は祈り。笑顔は、世界を癒やす。




