ゴミ屋敷と言われている自宅訪問
はい!!
皆様…お疲れ様です!
あなたの普通はなんですか?
私…護介にも…ありますよ(普通)…
普通なら、こうする…
普通だったら…こんなこと言わない…
普通だったら…こんな事しない…
はい!
そんな(普通)をあなたなりに作ってからお進みください!
そして今回は…
【ゴミ屋敷】
また嫌味なネーミングを作ったものですね…
えぇ…そうですよ…人間は平等ですから…
普通に生活していた方が普通に要介護になりますし
気がついたら、周囲からゴミ屋敷と呼ばれてしまう…
普通の生活ってなんでしょうか?
それでは
始まります…
今日のテーマは
【ゴミ屋敷】
要介護になること…
これは平等に訪れるということは、もう既にご理解頂けているかと…
富裕層…貧困層……善人だろうと悪人だろうと…
ところで…
貴方はどんな服が好きですか?
着れれば良い?
流行りブランド物にこだわりたい?
流行りにとらわれず自分に似合う物?
人の価値観ってなんでしょうか?
中には買いたくても、買えない人
買えるけど、もったいないと思う人
物に溢れた現代・・・
その価値観と人それぞれの(普通)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
突然ですが!!
ゴミ屋敷…入ったことはありますか?
テレビで見たことがある…
多くの方は、その程度でしょうか?
ゴミ屋敷と言われる家に住む方
当然、例外なく要介護になります!
そして義務として訪問する訳ですから…
今まで何件のご自宅へ入ったことか…
何度も経験をしている中である事に気がつき、更に共通点が私なりに発見できました…
そんなお話を今日はさせて貰えたらと思います!
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介護保険でも市役所の手続きでも、原則(申請主義)の物が多いですね・・・
生活保護・・・障害手帳・・・助成金・・・
そして介護保険も申請するもの!
はい!!
この申請をする行為の(動機)は(自身が困っているという自覚)から始まります
はい!!
ゴミ屋敷に住む方々・・・絶対ではないですけど・・・
(困ってない)
ですよね・・・
もちろん絶対ではありません
私の経験則で話を進めさせていただきます!
要介護状態になっても(困った)という自覚が無い、もしくは希薄という事!!
現状の生活が普通だと思っています!
靴のまま上がらせて貰っていたりしていても…
(困っている方は相談に来る)
困っていても施設に来れない方もいらっしゃるので、初回の相談から訪問させていただく事もあるくらいです!!
(アウトリーチ・・なんて言葉も存在します!)
更に、ここでまた(地域包括支援センター)の登場です!!
はい!高齢者世帯だった場合や、その世帯に住んでいる方の中に要介護の疑いがある場合は、訪問します!
ですが、
「なにかお困りの事は御座いませんか?」
「困ってること・・・まぁ・・歳とって足腰は弱くなってきたけどね・・・」
「トイレに行ったりするの困ってませんか?」
「掴まりながら・・這って行ったりね・・なんとか大丈夫です」
(大丈夫?・・・右足は大きく腫れ上がっている、感染症でもおこしているのか?・・・先ほどから立つことも難しそうだ・・・長い時間(立つ)という行為をしていない方に多く見られる特有の変形した関節・・・指先と髪の状態から数日ではなく数カ月は入浴をしていないであろうと推測される・・・皮膚と顔色は栄養状態が悪いことも知らせていた・・)
こんなやり取りから始まった・・
とある【Aゴミ屋敷の中】******
もちろん(ゴミ屋敷)と言われている訳ですから、そもそもトイレはどこ?というレベルです、私の身長170cm程度を軽く超える天井まで積みあがった、私から見たらゴミ・・
探りの為に試してみた・・・
(私から見たら飲み終わったペットボトルのゴミ)
「これは、足が悪くて捨てに行けなかったですかね?」
「いえいえ・・それ集めるとリサイクルになるでしょ?だから纏めてるの」
「家の中の状態見させてもらってもいいですか?」
「どうぞ、(物)が多くてすみませんね・・」
****自宅の散策を開始した****
台所も使われているのか?洗面所は物に溢れて使えない・・お風呂場とトイレは結局、見つける事は出来なかった・・・
「トイレはどちらですか?」
改めて確認する
「そこを登ったとこだよ」
天井との隙間30cmに指をさす・・・
(この自宅はペットボトルが多いタイプ・・・)
一歩踏み出してみるが、滑って登れる自信がない・・というよりはチャレンジする気持ちになれない・・
そもそも、私の身体能力でも困難だと思われる山・・・
(この足腰が弱っている80代の女性が登れるのか!?)
そんな疑問を抱きながら、その山の頂上を眺め続けていた時・・・
気になってはいた・・・そして挨拶の言葉もかけた・・・
私達が自宅に到着してから、4mの距離を保ち、私達を観察し続けていた男が口を開く・・・
「あるんだよ・・・」
「この先にですか?」
「だから!!あるんだって!!!!」
男の口調が急に荒くなり沈黙してしまった・・そして・・・
「そもそも、お前ら・・何しに来たんだよ!!」
(間違ってない!困ってもない・・いきなり他人が自宅に押し掛けて、アレヤコレヤの質問をしてくる行為・・・普通なら言われても仕方がない)
近隣からの苦情から始まったこのケース
近隣住民とゴミ屋敷に挟まれ・・この先をどのように私たちは進めば良いのか?
その場では答えは出せず、屋敷を後にした・・
地域包括支援センターからの情報だと、男性は息子さんとのことです・・・
果たして、これからどの様に介入すれば良いのか?
このゴミ屋敷と呼ばれている、自宅に住む親子2人・・・
そうです・・・この親子にとっては、ずっと前から(普通)に生活をしているだけ・・・
(人間は困難や不便等の自覚から行動する)
そして発展していきますからね・・・
それでは
またお会いしましょう・・・
 




