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結局は離れられない

作者: 秋暁秋季
掲載日:2024/06/01

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

ずっと離さないで欲しいと思うのは、私の我儘だと思うんですよ。

神社通いが趣味で、暇さえあれば訪れていたが、今は随分と落ち着いてしまった。古き良き時代を思い起こさせる場所よりも、近代的なビルの立ち並ぶ場所に腰を下ろす事が増えた。

神社に飽きてしまったのか? と聞かれそうだが、そういう訳ではなく。行けば満たされるし、後悔はしない。けれども足が遠のいてしまうのだ。

意味は異なるが、一種の精進落としかも知れない。年単位で、週に一度は足を踏み入れていたから。そろそろ現代に染まらいと、受け入れる事さえ出来なくなるのかも知れない。


という訳で高層ビルが立ち並び、車の交通量の多い、大都会に来た。通い続けて居た時は、降り立った途端に目眩を覚えたものだが、今はそんな事はなく、すんなりとこの街に馴染む。

暫く人並みに揉まれながら向かった先は、とあるレトロな喫茶店だった。大都会のこの場所にひっそりと咲く一輪の薔薇。一度訪れただけで虜になった。

珈琲を注文し、時折ぼーっと浸りながら窓から除く光景を眺める。多くの人々はこの場所に染まって生きている。それに違和感も不満もないだろう。

数年前の私もそうだった。あの場所に訪れるのが当たり前。行かないなんて有り得ない。それが普通だった。普通だったのだ。けれども今は、こうして現世に染まっている。

またお呼び下さるだろうか。また以前の私に戻れるだろうか。心から、そう思える様になるだろうか。そんな事を考えながら、珈琲を啜る。携帯を弄る。

ふと、なんの気無しに、端末を弄っていると、ある動画が目に入る。行かなくてはと思った。戻らなくては。と思った。


「お前が飽きようが、離れようが、俺達には大して関係ねぇ会いたかったら無理矢理引き寄せるし、会いたくなかったら遠ざける。それだけだ」

「知ってますよ」

目を失ったから、私との関係はもうお終いだと思ったのだ。けれども本来の意味で其れは不可能だった。私はこの場所から離れられないし、結局は戻ってきてしまう。

随分と短い精進落としだった。

どんなに好きなものでも、気分が乗らねば、受け入れたくありません。


朝の食事中に、人の声を聞くのと似ている気がします。

声優さんのラジオも、投稿者さんの実況を聞くのも好きです。

でも、食事中は黙って欲しい。自然の物音以外、無くして欲しい。


※暴君上等なのは百も承知でこのまま行きます。


そんな我儘上等ですぐに気が変わってしまうから、私の意思以上に相手の意志を通して欲しいんですよ。


自分の核がなくて流動的。だから相手の強制によって、確固たる錨が欲しいんです。

常にテセウスの船状態です。

全て変わっても私自身と言えるのだろうか。という。


だから『そんな事する/言うなんて貴方じゃない』という自分の根幹が欲しいんです。


前置きが長くなりましたが、今回はそんな話。

神社通いが趣味で、訪れて当然、目があって当然。

それがこの子の核なんです。

でもそれさえ失われそうだから、怖がっているんです。

自分じゃ無くなるのが怖いんです。

でも

『お前がどう思おうが、興味が尽きるまで離すことはないからね』

そう言われて安心する話。


チーズケーキふわふわでした。

ショートケーキに似たお味。純喫茶〜。

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