艦種
この項では艦艇の種別について考察します。
ここでは艦艇の能力と大きさで分けます。
目次
・戦艦
・コルベット
・駆逐艦
・ピケット艦
・巡洋艦
・軽巡洋艦
・重巡洋艦
・戦艦
・巡洋戦艦
・弩級戦艦
・空母
・小型空母
・軽空母
・空母
・弩級空母
・ミサイル艦
・ミサイルボート
・ミサイル駆逐艦
・ミサイル巡洋艦
・弩級ミサイル巡洋艦
・装甲タンカー
・武装商船
・戦艦
戦艦とは、主にレールガンや火砲、ミサイルで武装した宇宙戦艦の事。
宇宙戦闘において最も基本的な戦術・戦略単位で、レールガンの射程程度の近距離での戦闘に長けるものから大型・長射程の砲で異なる軌道を周回する目標を砲撃して撃破する事のできる船もあります。
ほとんどの戦艦は装甲を有しており、多少の攻撃に耐えることができます。
海戦においては時代遅れになっている戦艦も宇宙戦闘では未だ主役にしがみついています。
だが大きさによってその能力には大きな差があり、基本的に大きければ大きいほど能力は高くなる一方で、それ以上にコストが高くなります。
よってその大きさには限界があると考えることができ、その大きさは20kt程度だとここでは推定します。
・コルベット
最も小さな船で、大きさは1kt以下。
武装と装甲の重さの為にΔVは限定的になりがちで、高重力下では取れるマニューバにも限りがあります。
一方で黎明期の宇宙戦闘で登場するのはこの類の艦艇と予想することができます。理由は最もコストがかからず、軽く、数が揃えられるからで、原子炉はかろうじて搭載できる重さなので限定的な対空戦闘能力も持っていると考えられます。
・駆逐艦
コルベットの大型版で、武装の内容も大して変わらない。大きさは4kt以内。
ただしΔVは武装と装甲の重さ次第で軽巡洋艦に比肩するまで高く設計することも可能で、小型のドローンなら搭載できるほどのペイロード運搬能力があります。
コルベットほどもろくなく戦艦ほど高くないので戦艦とともに艦隊の前方で敵艦の接近を防ぐ役目があるため、破壊されやすいです。
・ピケット艦
装甲を減らしてレールガンなどの対空戦闘能力を重視した駆逐艦で、艦隊に近づく編隊を艦隊から離脱して迎撃に当たる船。場合によっては艦隊をミサイルやドローンから守るためのおとりになると考えられます。
・巡洋艦
駆逐艦の大型版とはちょっと違います。大きさは8kt以内。
違いはΔVと武装の内容にあり、設計次第でΔVは艦艇の中で最も高い値に、武装は戦艦に匹敵するほどにできます。
軽巡はΔVを、重巡は武装を重視した設計になります。装甲だけあってもあまり役に立たないため、装甲が重視されることは少ないでしょう。
・軽巡洋艦
軽巡洋艦は巡洋艦の中でも重量における装甲の割合が小さい一方で推進剤の割合が大きく、高いΔVを有すると考えられます。
高いΔVは高重力下での機動を容易にするため戦艦を使うにはΔVの消費が激しく、駆逐艦を使うには戦力不足な状況で役に立つでしょう。
また、高いΔVは輸送船を攻撃するのに好都合なので通商破壊に使われる事もあると考えられます。
・重巡洋艦
重巡洋艦は武装を重視した巡洋艦で、装甲は限定的。
主力にするには装甲が薄すぎるものの、大型の砲を積むことができるので敵の攻撃を回避することができ、遠距離から敵を攻撃することができると考えられます。
艦隊全体の火力が足りないが戦艦を加えるほどの余裕が無い時にちょうどいい船でしょう。
・戦艦
宇宙戦闘の主役にして主力。大きさは14kt以内。高い戦闘能力と長い射程、厚い装甲、十分なΔVを持つためどんな戦闘でもこなすことができる一方で、数少ない厚い装甲を持つ船として駆逐艦とともに艦隊の前方で敵艦の接近を防ぐ役割があるため長い射程で最初に敵艦隊に砲撃を与える船になる。
・巡洋戦艦
高いΔVと重巡ほどの武装を持つ船です。軽巡で編成された艦隊の主力艦として使われるでしょう、がそれ以外の目的には使いづらいためあまり見ないでしょう。
・弩級戦艦
宇宙戦闘の花形的存在です。大きさは20kt以内。その威容は明らかな脅威ですが、正直弩級戦艦の機能自体は戦艦と大して変わらない癖にコストだけかかるので戦艦で十分と考えられます。
・空母
ドローンと宇宙戦闘機を搭載する宇宙戦艦の総称です。ドローンを搭載しなければならないがΔVも必要な関係上武装と装甲は限定的であるため、ピケット艦に護衛されなければ脆弱で砲戦では非常に脆弱でしょう。だが搭載するドローンは小さな戦艦のように敵艦隊を破壊し尽くすでしょう。
・小型空母
駆逐艦を空母にした程度の大きさで、小型のドローンを搭載しています。一方で宇宙戦闘機を積むには明らかに能力不足なので、軽空母や正規空母から宇宙戦闘機を派遣してもらう必要があるでしょう。
・軽空母
巡洋艦を空母にした程度の大きさで、中型のドローンと宇宙戦闘機を搭載できます。がその宇宙戦闘機の能力は低いので軽空母の宇宙戦闘機の直接の戦闘参加は無謀でしょう。
・空母
正規空母で、戦艦と同じ程度の大きさ。大型で強力なドローンと宇宙戦闘機を搭載できるので、一隻だけで大きな脅威になるでしょう。一方で数はそこまでないので編隊を展開したらさっさと作戦区域を離脱した方がいいと考えられます。
・弩級空母
空母の搭載するドローン、宇宙戦闘機の数を増やしたようなもので、脅威とかそういうレベルではないです。が護衛するピケット艦さえなければただのでかい的でしょう。
・ミサイル艦
現代の海軍の艦艇と同じようなミサイルを主な装備にした艦艇です。宇宙戦闘におけるミサイルは敵艦隊の対空能力を超過させなければ意味がないので数を用意する必要があるため、ミサイル艦を運用するならミサイルと発射できる船をかき集める必要があります。なので艦隊を派遣する事前の予想よりも実際の敵艦隊が強大な場合ミサイル艦は何もできないでしょう。
だが敵艦隊より自艦隊が強大な場合、無傷で敵艦隊を撃破できると考えられます。
・ミサイルボート
コルベットをミサイル艦にした程度の大きさです。数が揃えられるのでミサイル艦の思想に合っています。なので普段からモスボールして数を揃えておき、有事に展開して敵艦隊に侵攻を諦めさせるのに向いているでしょう。
・ミサイル駆逐艦
駆逐艦をミサイル艦にした程度の大きさです。数が揃えられる上にΔVもあるので敵星系侵攻時の迎撃ミサイル持ちに向いています。
・ミサイル巡洋艦
巡洋艦をミサイル艦にした程度の大きさです。数こそないが、大型で破壊力とΔVのあるミサイルをそれなりに持てるので他のミサイルの数が十分にある時に混ぜて使うのに向いているでしょう。
・弩級ミサイル巡洋艦
戦艦より大きなミサイル巡洋艦です。ミサイル艦の思想と合わないためあまり使わないでしょう。
・装甲タンカー
艦隊に帯同するために装甲を有するタンカーです。敵の流れ弾に耐えられる程度で十分であるため、そこまでΔVを損なわないでしょう。装甲がないタンカーは破壊されるばかりか破片を辺りにばらまいて付近の艦艇を破壊します。
・武装商船
民間船を武装させたものです。臨時のミサイル艦や空母にする場合数が揃えられるため、中身のミサイルやドローンさえあるなら非常に有効でしょう。