集る奴と集られる奴
さてはて、バーナムの店に来た。ポールとジブを連れて。
「こ、ここってめっっちゃ高いお店ですよね?」
ポールが美味い飯奢ってやるから来いと言ったらホイホイ付いてきたが、バーナムの看板を見ると顔を真っ青にして俺を見る。
「し、しかもエッチなお店ですよね!」
ジブラルタルが俺を見る。
「そうだよ。
じゃ、行くぜーギルド長の客だ。案内しろ」
黒服に告げながら逃げようとする2人を抱えて中に入る。
「マクミラン様、VIPルームです」
後を追ってきた黒服が俺の横に並んで告げる。それから出会ったボーイが黒服に持っていたお盆を押し付けると同時に俺の前に此方でございますと告げ誘導に入る。
全員笑顔が固い。
案内されたVIPルームにはエッチなドレスを纏ったギルド長。
「よぉ、お前の奢りで美味い酒と美味い飯を食いに来てやったぜ」
「その2人は別室に連れて行って」
ギルド長は俺が抱えている2人を指差すと、ボーイは頭を下げてコチラにどうぞと告げて2人を連れて行った。
「今日は美味い飯と酒をご馳走になりに来たぜぇー」
「そこに座って」
ボーイが引いた椅子に腰掛けると、ギルド長は下がって良いと告げてボーイを下がらせる。バトルの封を開けてギルド長のグラスと自分のグラスに酒を注ぐ。
それから料理が出てきてそれを堪能。
「んで、何の用だ?」
「貴女にお願いがあります」
「じゃあ、答えはノーだ」
《《お願い》》なんて事はとんでも無く厄介なことに決まってる。
「では、《《命令》》します」
ギルド長はため息を吐いて首を振ると告げた。
「何だ?」
「1ヶ月後に強制調査があります」
「おー何だ。そんな《《お願い》》なら聞いてやるよ。
任せな」
楽しい事なるゼェ〜
「調査です」
「あぁ、調査だ。
でも俺を呼ぶって事はそう言う事だろ?」
何使おうかなーどこで戦うか、だな。
「場所は?」
「指揮は王立近衛騎士団が取ります」
「成程。
で、場所は?」
「近衛騎士団からは腕の立つ冒険者を何人か寄越して欲しいと言われた。他にも貴女と仲の良いウィリアムやエドワードも参加するわ」
勿論方舟も、とギルド長は告げた。
「良いんじゃね?
やる事は変わらんよ。で、場所は?」
「貴女は現在パーティーを組んでいますが危険度が非常に高い。対象も貴女個人のみです」
「いや、あの2人も連れてく。経験だな。勿論戦闘にゃ参加させねぇ。
で、場所は?」
召集されてるメンツ考えたら普通にあの2人は足手纏いだが戦闘せずに逃げる事最優先なら行ける筈だ。
「分かりました。荷物持ちや記録として運用します。
場所は廃都グリムノーツです」
「溜めて溜めて溜めた割にゃ大した場所でもねーな。
内容は?」
「魔族がいると言う情報が出たのでその調査です」
堪んねぇな!
「痺れるぜ!
おいボーイ!!」
外にいるであろうボーイに叫ぶ。ギルド長が呼び出しベルを鳴らすとすぐに現れた。
「別室2人にこの店で一番高い上に美味い酒と料理運んでやれ!
支払いはこのクソデカオッパイだ」
ヤバすぎんだろ馬鹿!
年内最後の更新




