2-4拷問
3っ目「拷問」
また、どこかにワープさせられた様だ。ここは…
「やあ、諸君。よくここまで耐えきったな。だが、ここで耐えきるのは難しいだろう。ここは近くの湖だ。私はこれから君たちを拷問するベンだ。よろしく。」
拷問と聞いてやばいと思った。ノリは痛いのは苦手である。
「皆はスキャヒズムは知っているかね。下痢になるまで大量の牛乳と蜂蜜を飲まされ、体にも塗ってもらい、ボートで流さる。虫に体を食われたり、体調不良になるのは当たり前だ。それを1週間やってもらい生き残った者がクリアだ。まあ、頑張ってくれ。」
痛くは無さそうでノリは少し安心した。
まず、ノリの手元には牛乳と蜂蜜が2Lずつ配られた。
そこから腹が痛くなるまで飲んでいく。余裕に思っていたノリであったが牛乳が腐っていて、ひと口飲んだだけで腹がねじ曲がる様な痛みに襲われた。
その後、刷毛が配られ蜂蜜を体に塗る。
そしてボートに乗る。
初めは腹が痛いもの、元気だった皆だったが30分を過ぎた辺から倒れ込みそうになっていた。
そこからというもの地獄だった。
排泄物の山に漂う異臭。それによってくる蠅や蜂蜜目的の虫達がそこらじゅうを飛び回っていた。
1週間後には、辺りは死体の山になるほどだった。なんとかノリは生き残ったが、相当なダメージを受けた。
その景色を見ていたベンの顔は、まるでサイコパスの様な狂気的な顔だった。