表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/174

74.災禍の街

ほんとに……ほんっとーーーにお待たせしました

1週間に1回は投稿しようと思ってたんですがまさかこんなに長引いてしまうとは……次話は……次話こそは……

 街は、焼けていた。天より降り注ぐ大量の炎の槍によって町中の建物は燃え、肉と木の焼け焦げたような嫌な匂いが充満している。町中には複数の魔物、魔人が人々を襲い、殺していた。 

 魔王討伐隊の仲間たちが戦って阻止しているが、数の差によって押されているのが現状だ。



「《ウィィィィンドォォォォ》!」


「《フレェェイム》!!」



 聞き慣れた暑苦しい声と共に、暴風が吹き荒れ、炎が舞い上がる。炎は周囲の炎を飲み込み、風はその炎の勢いを強め、魔物達へと襲いかかる。圧倒的な熱量を伴った炎の奔流は魔物達の体を焦がし、焼き尽くす。



「おぉぉ!!! おぉぉぉぉぉ!!!

ショウタァァァァァ!!! 手伝ってくれぇぇぇぇぇ!!!」


「ぐ……ぐぁぁぁ……下等な人間如きがぁぁぁ……」



 炎の中から生き残った魔人と思しき生物が這い出る。……不思議な気持ちだ。短い間共にいただけの二人のために命を懸けてでも戦おうと思える。日本にいて、ここまで思わせる奴がゆきや坂本以外にいただろうか。



「はぁっ!」



 這い出た魔人の目に全力で突きを放つ。魔力によって強化されているとはいえ他の部位より脆く、俺の剣は魔人を絶命に至らせた。 

 しかし剣も無事では済まず、先端が砕ける。おそらくもう突きは使えないだろう。



「ショウタァァァァァ!!! イェェェェェイ!!!」


「ショウタっち! やるじゃん♪ いぇい♪」


「……褒めてくれるのは嬉しいんだけどもうちょっと声小さくしてくんねぇかな、耳が痛えよ」


「わかったぁぁぁぁぁ!!!」


「……はぁ、まあいいや。なんかもう慣れたわ。」


「それよりショウタっちやばいよ!

なんかすごい数の魔族が急に襲いかかって来たんだZE☆ 今はベルっち達が大将の魔人と戦ってるらしいんだZE☆」



 大将……坂本のことだろうか。だとしたら俺は……



「急に大人しくなってどうしたぁぁぁぁ!!

ショウタァァァァァ!! 元気をだせぇぇぇぇ!!」


「ああ、悪い。ベルナールさん達どこにいるか「ダメだよ☆ ショウタっち」


「まだ何も聞いてねぇよ……」



 ベルナールさん達の居場所を聞こうとしたら喰い気味にタドムに拒否された。ふざけた話し方ではあるが本人は至って真面目に止めてくる。



「ベルナァァァル達から言われているんだぁぁぁぁ!! ショウタを連れて来るなとぉぉぉぉぉ!!!」


「そういうこと☆ 足手まといはいらないってさ♪」


「そんなの……知ったこっちゃねぇよ! 友達なんだ! 坂本が魔王軍の幹部だったんだよ! このままだとあいつが殺されちまう!」


「なにっ!? サカモトが魔王軍だとぉ!?」


「ああ、俺はあいつに殺されかけた。あいつは今きっとあそこでベルナールさん達と戦っている……でも! でも何か理由があるはずなんだ……あいつと……あいつと話がしたい!」


「……話したって意味ないでしょ! 仮に操られてたとしても! 何か事情があったとしても! 街を壊したのはあいつなんだ!」


「例えどんな状況下にあろうとぉぉぉ!!! 例え命を失おうとぉぉぉ!!! 自分のしたことは消えん……消えちゃいかんのだぁぁぁ!!!」


「だからって……だからって歩み寄っちゃいけないってのか!? 間違いを犯してしまった友人の道を正してやることはいけないことなのか!?」



 翔太の言葉にタドムは黙り込む。そして一拍置いて翔太に向き直った。



「……だったら行くといい。ベルナール達は街の中心の広場で戦ってるはずだ。」


「ああ、必ず……必ずあいつの目を覚まさせてやる。」



 タドムの言葉を聞き翔太は広場の方へと駆けて行く。翔太がその場から消えると、タドムとヤドムは再び魔物達を掃討して行く。



「タドォォォム!!! あれで良かったのかぁぁぁ!!! 恐らくショウタはぁ……」


「ああ、死ぬだろうね。……考えが青すぎる。街を……世界を滅ぼそうとする奴が友人(ショウタ)を殺す覚悟も決めてないなんてあるはずがない。」


「そこまでわかっていてなぜぇ!!!」


「それでも……もしかしたらってね。ショウタだったらなんとかするかも……って考えちゃったんだよ。」


「それでもしショウタが死んだらどうするつもりだぁぁぁ!!!」


「…………その時は……」





「《クリムゾンブレス》!」


「《クレイブシールド》!」



 坂本によって放たれた炎の咆哮がベルナール達に向かってゆく。しかしそれを読んでいたのかベルナールは両手を地面につき地面を隆起させ、炎を押し返す。



「……っ流石! 盾鬼と呼ばれるだけはあるな! だが……《クレイモヤ》!」



 坂本が土壁に向けて手をかざすと、轟音を立て爆発を起こす。爆風によってベルナールは後方へと吹き飛ぶ。



「ぐぁぁっ……」


「壁を壊すのなんて簡単なんだよ!」


「……俺を忘れるな。《爆拳》」



 ベルナールが吹き飛んだ直後、勝ち誇る坂本の背後にいつの間にか回りこんでいたライアットが拳を繰り出す。



「……ッ!? 《ドラゴンメイル》!」



 拳が直撃する寸前、坂本の全身が龍の鱗に覆われ、攻撃を防ぐ。しかしガードも虚しくライアットの拳を受けた坂本は口から血を吐き出した。



「ガハッ……」


「……俺の拳は内部から破壊する。故に鱗など無駄だ。」


「坂本!」



 そこへ翔太が現れる。全力で走ってきたのか服は血泥で汚れ全身から汗を流していた。



「……翔太か……やっぱり生きてたんだな。」


「ショウタくん!? どうしてここに!」



 口から血を吐く坂本といつの間にか坂本の前まで戻っていたベルナールがほぼ同時に声を上げる。



「坂本……お前なんでこんなことを……それにその姿は……」


「言ったろ、全ては魔王様の為に。……俺はあいつの最強の兵となるために……人間を辞めたんだよ」



 すると坂本の口から流れる血に異変が起こる。その色が赤から緑へと変色するとともに坂本の背中からは緑の羽根が生え、その額からは二本の角が生み出される。その姿は正に……



「さぁ……第二ラウンドといこうか」



 魔人、そのものだった。

 

進まんねぇ……一話あたりの量もやけどまだ魔王姿形も出たらんがな……あ、名前だけ出たか。

 

クラスメイト達も登場しやんし他にも色々あんのに……小説って難しい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ