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43.中学生!

待たせたなぁ!

「ちょ……ちょっと待って!」


「わかった待つよ」


「お……おう……素直だな。」


「そりゃ僕は君のものになってしまったからね。」



 少し顔を赤らめてサリアが言う。


「ソレヤメテ!」


「わかった。やめるよ」


「素直!」


「僕だって何も君の奴隷になりたいわけじゃないし君に惚れたわけでもない。ただ君に同行したいだけなんだ」


「そ……そうなのか……」


「え? 何? もしかして『俺が好きなの?』とか思ってたの? うっわー恥ずかしー! はーずーかーしー」


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



 中学生みたいなノリのやつだな!

ある意味精神年齢的には俺こいつと近いかもしれない…………って誰が精神年齢中学生だ!



「誰が精神年齢中学生だ!」


「急にどうしたんだい!?」



 しまった。つい心の声が。



「チューがクセェ? ショウタさんチューしたことあるんですか?」



 リリアが顔を少し赤らめながらトチ狂ったことを言い出す



「ちげぇよ! 徹頭徹尾森羅万象ちげぇよ! 中学生だ中学生!」


「なんですかそれ」


「何って……そう言われたら難しいな……まあ一言で言うならバカって意味とほとんど同じだよ」


「じゃあショウタ殿は中学生でござるな。」


「おうこら表出ろや」



 俺たちがギャーギャー騒いでいると、一人の少年とおばあさんが病室へと入ってくる。ザハードにこかされてたおばあさんと絡んでいた少年だ。



「まあまあ、お邪魔でしたかねぇ」


「いえいえとんでもない」



 申し訳なさそうにこちらに話しかけてくるおばあさんにサリアがフォローを入れる……ってかなんでお前が答えてんのさ


 すると許可を得たおばあさんは俺のベットまで歩み寄ってきて深々と頭を下げだした。



「本当にごめんなさいねぇ

私とこの子のためにそんなに体を張っていただいて……」


「ああいや、別にそんな謝ってもらわなくても……」



 ぶっちゃけこの人たちの為って感じでもなかったしなんかいたたまれない



「いえいえそんなわけには……

あ、つまらないものですがこれを……」



 そう言いおばあさんはフルーツの入ったカゴを俺に渡してくれる。

 メロン、リンゴ、モモが一つずつ入れられている。

これはめっちゃ嬉しいな。

 王城でも何度かフルーツは出てきたけどなんか小洒落た感じで少なかったからこんなにいっぱいは食べてないんだよね。



「ありがとうございます!

すっごい嬉しいです」



 差し出してくれた果物を受け取ろうと手を差し出す。すると差し出した俺の手を横から少年ががっしりと握った。



「お兄さん! 僕を弟子にしてください!」


「…………は?」



「僕を弟子にしてください

お願いします!」


「いやいやいやいやバカかお前は」


「中学生でござるな!」


「ちげぇよどこが中学生だ!?」



 どーみても小学生だ。最悪小学生でもないかもしれない。もし中学生でこの身長だったら可哀想すぎる。

 いや論点そこじゃねぇな



「いやそうじゃなくて!

なんで俺に弟子入りしようとかいう頭のおかしな発想が出てくるんだよ!」


「あの試合、感動しました!

僕たちのためにあんなになってまで戦ってくれて……僕もあんな風に強くなりたいです!」



 こいつ……目ん玉ついてんのか?

 感動するとこなかったしお前らのためでもなかったし強くもない。

 言ってること何一つ合ってねぇじゃん。



「ってなんで目を触るんですか

ちょ……やめてくださいよ」



 ついてた



「ん。悪いけど俺は別にお前らのために戦ったわけじゃない。成り行きで戦うことになっただけだよ。あんま美化しないでくれ」



 そう言い俺はベットから出て病室からも出ようとする。



「あ、君まだ治ってないから出ちゃダメだよ」



 ……俺はベットに戻って頭から布団を被った


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