37.音魔法は意外と?
すごいです
短いのは置いといて毎日投稿してます
「なあフォウル。この依頼どうかな? 依頼料高いし進行方向的にもいい感じじゃないか」
「ん……こういうのはあまり受けないほうがいいと思うでござるよ」
「なんでだ?」
良さげな依頼だと思ったが、フォウルは難色を示している。
「こういうゴブリンの大量発生は大抵ゴブリンリーダーの発生。ひどいとゴブリンロードなんかが発生しているのでござる。奴らは普通のゴブリンなんかより数倍強い上に大量のゴブリンを従えている故、皆こういう依頼は受けたがらないのでござるよ。」
「なるほどな……いや……でも……」
「どうしたんですかショウタさん。
なんで私の方を見てるんですか?」
リリアがいれば……あるいは……
「リリア、音魔法を俺の剣に纏わせるってできないかな?」
「音を……纏わせる、ですか? ちょっと言ってる意味が……」
「なんて言うんだろうな……周りには漏らさずに剣の周囲にだけ音魔法を発生させるって感じなんだけど……音というよりも振動として捉えたほうがわかりやすいかな?」
チェーンソーみたいな感じだ。あれなら切れ味が上がって魔物でも斬り裂けるだろう。
「ショウタどのの言っていることは訳がわからないでござるよ。どうして音を操る話から振動を操る話になったでござるか?」
ん? もしかして音は振動によるものってこの世界では知られてないのか? ……でも確かに魔法が発達してれば科学なんて発達しないような気もするな。必要なくなるんだから。
「いや、あのな。音っていうのは空気を振動させることによって発生するんだよ。俺たちが普段聞いている音ってのは空気を通じて耳の中に伝わる振動なんだ。」
「そうなのでござるか……ショウタどのは博識でござるな。」
俺もそこまで詳しいわけじゃないけどね。こんなことならもっと学校の授業ちゃんと聞いておけばよかったかな。
「さっきは音の振動で俺たちの体調が悪くなっただろ? あれは人の体を振動させて内臓の機能を低下させたことで発生した現象だとおもうんだよ。なら範囲を狭めれば剣だけを振動させて切れ味を上げることができるんじゃないかと思って」
「切れ味も何も……ショウタさんのそれ、木剣じゃないですか」
「……ちゃんとした剣を買うまでお預けだな。」
忘れてた……俺の剣木剣だったよ。
木剣じゃいくら振動させてもマッサージ機程度にしかならねぇよ……
「剣って高いんだよ……安くても金貨一枚くらいだったし……」
「金貨でござるか……であればひとつだけ、短期間で稼げる方法があるでござるよ。」
「え!? まじ!? 教えて教えて」
「賭博でござるよ」
今回に限らず作者が色々な知識を誤認識している可能性が高いです。
もし「あれ? これおかしくね?」と思ったら教えていただけるとありがたいです




