36.貧乏パーティ
毎日が無理と言っても毎日投稿するおれさまさんまじ偉人
「起っきろー!」
昨夜最後の見張りを終えた俺がテントの中に叫びかける。これ最後の見張りの方が楽だな。ぶっ続けで寝れるし。
二人がテントから出てくる。リリアは寝起きがいいようで、全く眠そうな様子を見せずに髪を整えていた。
一方でフォウルはまだ半分寝ているような顔で目をこすっている。まあそりゃ見張りを間に入れられたら眠くもなるか。ご愁傷様です。
「早いでござるよ……やっと眠れたと思ったらすぐ起こすなんて鬼畜でござる……」
「そりゃお前がじゃんけんで負けて見張り真ん中になるからだろ。自分の運を恨め」
「いきなり教えられたゲームで勝てるわけないでござるよ……」
「私も初めて聞いたゲームでしたけど面白いですね。じゃんけん」
見張りの真ん中の順番を選ぶという時に、じゃんけんで決めようと言ったのだがどうやらこの世界にはじゃんけんはないらしい。なので俺が二人に教えた。ちなみにじゃんけんはフォウルの一発負けで決まった。
「んじゃさっさと準備するぞ。昼までには着きたいからな」
「あ、折角ですからじゃんけんで荷物持ち決めません?」
「もう勘弁してほしいでござるよ……」
リリアさんまじ鬼畜。
テントを片付け、出発の準備を整える。ありがたいことにリリアの支度はそう長くかからなかった。異世界の女性はみんなそうなのだろうか……?
それにしても朝の準備が髪整えるだけって女捨ててる気がしないでもない。まあかわいいんだけどさ。
出発して1時間。何事もなく北の町に着くことができた。
どうやらこの辺りは王都付近ということもあり、魔族の排除がかなり進んでいるらしい。だとしたらあの魔人二人とゴブリンはなんだったのだろうか……
疑問に思うが答えは出ないので放置する
北の町の名前はグリンの町というらしい。緑色? 関係あんのかな。
当然であるがグリンは王都より人数は少なく、家数も少ない。
これがRPGだったなら何かイベントを探すんだろうが俺にはそんな時間はない。ただ休むのと物資の補充。あと金稼ぎをするだけである。
「じゃあまずは冒険者ギルドに行くってことでいいか? 俺今銀貨二枚しか持ってないから何か依頼を受けておきたいんだよ。」
「銀貨二枚でござるか……
拙者もそんな感じでござる」
「私は……銀貨一枚だけです」
「んじゃ俺たち貧乏パーティは仕事探すってことで。」
そうして俺たちは冒険者ギルドに足を向ける。さっさと魔王の城まで行きたいんだけどね。金がないと食料も消耗品も買えないという世知辛い世の中。……なんで異世界来てまで金に困ってるかな。
冒険者ギルド思っていたよりはかなり賑わっていた。王都ほどではないだろうと予想していたのだが、王都のギルドよりもたくさんの人がいた。冒険者といってもほとんどが魔法使いであるため、見るだけで「こいつ……できる!」みたな奴はほとんどいない。
見た目で強さがわからないならなんであのハゲ俺に絡んで来たんだ。
ギルドでは好奇の目で見られている感じはするが、無視する。多分ガキだらけのパーティだとでも思われているんだろう。絡まれなければいい。事実だし。
ギルドボードには数件の依頼が残っていた。ラビッツの牙の採取、王都南部に自生している魔法草の採取……割りに合わないか進行方向が違うのばかりだな……
そんな中ある依頼書が俺の目にとまった。
〜〜近くの森に異常発生するゴブリンの集団の調査。調査報酬金貨2枚〜〜
ブクマ、感想ありがとうございます
ブクマ増えるたびにテンション上がってます。感想もつけてもらえた時は嬉しかったです。これからもよろしくお願いします




