33.忍…者…?
なんか文章が全く思いつきません
書き始めた頃はあんなにすらすら出て来たのに……
誰かおれさまの脳みそ奪いました?
「何でこいつ飛んできたんだ?」
「あの……近いです」
「…ごめんなさい」
リリアを守るため近づきすぎていたことに気づき、また距離を取る。
ってかあれでもダメなの? 命の危機を守るっていう漫画とかにありがちなワンシーンもこの子にとってはゲ○臭ぇから寄らないでくださいイベントに変わっちゃうの?
異世界の女の子怖いわ。
目から汗が止まらねぇよ
「いえ……別に謝ってもらわなくても……その、ちょっと言いすぎたかと……」
「いいんだいいんだ。
男なら誰でも通る道なんだから
あと20年もしたら娘に『お父さん臭い』って言われるんだ。それが今でも20年後でも同じさ」
「泣かないでくださいよ……」
「泣いてないもん……」
これは心の汗だもん……そんなやりとりをしていると、一匹、また一匹と緑猿の死体がこちらに飛んでくる。よくみるとこっちだけじゃなく四方に飛んでるな。
緑猿が飛ばされてできた隙間から、緑猿達の群れの内部をギリギリ確認することができた。
「あれは……人……か?」
中では人が一人で猿たちと戦っていた。
全身から血を流し、素手で緑猿を殴っている。
「人!? た、たたた助けなきゃ!」
「落ち着け落ち着け。どうするかなぁ…」
正直なところ俺はあまり助ける気はない。時間がない上に助けられるだけの力もないからだ。
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょう! 早く助けに行かなくちゃ……」
しかしリリアは真剣だった。
真剣に他人の命を案じ、助けようとしていた。それがなんだか眩しくて、尊くて、損得を考えていた自分が少し恥ずかしくなる。そうだよな……困っている人がいたら助ける。それが普通のことだよな。
「わかったわかった、でも無策で飛び込んでもダメだろ。何かうまいこといく方法は…」
なんか無いかな……
まとめて全滅とかさせれたらな……
全滅できないにしても行動不能くらいに…… アレだな
「リリア、音魔法だ。全力の音魔法で緑猿達を倒すまではできなくても怯ませるくらいはできるんじゃないか?」
「な……なるほど! やってみます!」
「任せたぞ。じゃあ俺があいつ連れて逃げるから俺が緑猿の中に入ったらすぐに音魔法使ってくれ」
「ちょっと待ってください。」
緑猿の元へと駆け寄ろうとする俺の手をリリアが掴む。え? 大丈夫? 俺の口、臭くない?
「死なないでくださいね……?」
「……おう!」
リリアの手を振り切り、単身緑猿の群れへ乗り込む。 不覚にも最後の俺を心配するリリアに少し心が揺れた。
でも違う!これはシチュエーションにときめいただけでリリアにときめいたわけでは…
そうこう脳内で言い訳しているうちに、緑猿の元へとたどり着く。手始めに群れの外側の緑猿を一匹を木剣で殴ってみる。かってぇ…… 壁殴ったみたいな感じだ。体重を乗せることで吹き飛ばすことはできたが、ダメージはないだろう。
そうして内部に乗り込むと、さっき見た通り男が一人で戦っていた。
そいつはこの世界ではそう多くない黒髪で、首にマフラーのようなものを巻きつけた男だった。童顔であるが、年齢は多分18くらい。俺と同い年かそれより少し上くらいだろう。
そいつは全身至る所から血を流し、激しく息を切らしながら緑猿を素手で殴り、蹴り飛ばしていた。
「助けに来たぞ! こっちだ、急げ!」
「!? 誰か知らんが助かるでござる!」
……ござる?
俺と男は逃げ出そうと元来た道を引き返す。しかしその道はすでに新たな緑猿が塞いでいた。
しかしそんなことは関係ない。
その瞬間、また俺の体の奥が沸き立つような感覚に襲われる。リリアだ、緑猿達もうろたえている。
その隙をつき、俺たちは群れの中から脱出することに成功した。
「ありがとうリリア!たすかっオロロロロロロロ」
安全なところに来て気が緩んだのか、突然吐き気がこみ上がってくる。
「ぎぃやぁぁぁぁぁ!!!」
「あ……この匂いはまずいでござロロロロロ…」
「いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!」
魔力がなくなったはずのリリアの口から、高音の声が響き渡った。
なんか気づいたら翔太が浮気しかけてる……
やらせはせん!やらせはせんぞぉ!




