表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
218/240

いざ再戦

あのときの女との再戦のために再び館を訪れたギラ達。

今度こそ勝つ決めた。

そのためにも負けられないのである。

再戦の行方はどうなるのだろうか。


「リベンジに来たんですか」

「ええ、勝ちにきました」

「今度こそ負けませんからね」

「貴様の事情など知らん、だがムカついたから殴らせてもらう」


それに対し女は不敵に微笑む。

そして江似愚魔がその姿を見せる。


「出やがったね」

「数人はあの女を逃がさないように追いなさい」

「了解ですっ」

「僕だって、負けませんよ!」


そうして江似愚魔と女が襲いかかる。

リベンジマッチの始まりである。


「猛毒なる牙よ、その砕破にて永遠の傷を刻め!」

「江似愚魔に当たった!あとは一気に攻め落とせ!」

「ええ、私は少しイライラしているので」

「こっちはメーヌ達にお任せを!」


メーヌと翠が女を常に追い回す。

その一方でギラ達は江似愚魔に一気に攻め立てる。


「燃え上がれ!」

「再生しない、イケるよ!」

「ええ、させはしない!」

「私の剣、衰えてなんかいない!」


ヴリトラから習得した魔法が効いている。

江似愚魔の再生能力は奪われ少しずつその体に攻撃が入っていく。


「貴様ら、何をした!」

「こっちだって対策練ってたんですよっ!」

「させはしませんからね!」

「援護するのです!」


エレネがメーヌ達の援護に回る。

ギラ達も江似愚魔を少しずつ、そして確実に破壊していく。


「なめるな、小娘ども!」

「ふっ、たあっ!」

「どーん!」

「飲み込むのです!」


女は江似愚魔を操りつつ逃げ回る。

メーヌ達はそれを執拗に追い回す。


「くそっ、うざいぞ小娘ども!」

「どうやらその姿が一番操りやすいようですね」

「させないのですっ!」

「変形なのです!」


ギラ達は江似愚魔を確実に崩していく。

メーヌ達が女を動揺させる、だがそのときだった。


「なっ、馬鹿な!?」

「涅槃像が…壊れた!?」

「ギラ様っ!」

「コントロールが失われて暴走するのです!」


涅槃像が耐え切れずに砕け散った。

そして江似愚魔はコントロールを失い暴走する。


「おいおい、シャレにならないっての!」

「ですが守りは完全に捨てている、全力を叩き込みますよ!」

「殴られたら死ぬと思え!」

「面倒ばかり起こりますわね!」


暴走した江似愚魔は破壊力を増す。

その一方で守りは捨て去っているため攻撃の通りはよくなった。


「こんなガラクタで、私を倒せると、思っていないでしょうね!!」

「凄い…」

「ギラの一撃で一気に沈みやがった…」

「あんな力を残していましたのね」


江似愚魔がその場に崩れ落ちる。

そして女も戦意喪失していた。


「あはは、もうお終いだ…何もかも…お終いですよ!!!!」

「何か聞き出せるような状況じゃなさそうですね」

「輪廻転生を破壊します?」

「でもそうしたら彼女は…」


すでにその精神は壊れていた。

一旦引き上げ少ししたら再度様子を見にくる事に。


だがそのときだった。

江似愚魔から放たれた閃光がリックを貫いた。


それは暴走からの最後っ屁。


その場に崩れ落ちたリックとそれを見たギラの顔はとても青ざめていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ