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幻の蛇

江似愚魔との戦いを見据えているギラ達。

再生能力を奪うべくその魔法を習得しに向かう。

やってきた場所はアルセイム南部の砂漠。

そこにヴリトラは姿を見せるのだろうか。


「ここですね」

「大型の蛇らしいけど、本当に出るんですかね」

「やるしかないだろ、あいつに勝つためにも」

「ええ、僕はその覚悟は出来ています」


そうしてヴリトラ探しが始まる。

その開けた砂漠にその姿は確認出来るのか。


「流石にそう簡単には出ませんか」

「ヴリトラさーん、いませんかー」

「呼んで出てきたら苦労しないよね」

「全くよね、まあメーヌらしいとは思うけど」


しばらく歩き回るがその姿は確認出来ない。

だが次の瞬間大きな声が響く。


「この声…」

「どうやらお出ましですよ」

「わお、大きいですねっ」

「どうやら本物ってやつか、構えろ、リックはこいつから魔法を奪え」


そうして姿を見せたヴリトラとの戦闘に突入する。

まずはリックにその魔法を奪わせる。


「行きますよ!その知を奪え!ソウルドレイン!」

「やったか!」

「それより激昂していますね、さっさと仕留めますよ」

「了解ですっ!」


ソウルドレインにより激昂するヴリトラ。

各自の攻めによりその首を落としていく。


だが驚異的な再生力を持つヴリトラ。

切り落とした頭が片っ端から再生していく。


「おいおい、冗談だろう」

「本人の毒は再生力を奪うのに当の本人の再生力か」

「頭が再生する…」

「どうするのさ!」


だが当然閃くのは一つだ。

再生力を奪えばいいという事である。


「リック!奪った魔法でこいつの再生力を奪え!」

「は、はい!猛毒の牙よ、その牙の破砕にて永遠の痛みを!」

「効いてますわね、一気に攻め落としますわよ!」

「了解です!」


再びその頭を切り落とす。

再生能力を奪われたヴリトラの頭は当然再生しない。


そのまま一気に攻め立て一気に陥落させる。

そうしてなんとかヴリトラに勝利する。


「やりましたか」

「やっぱり再生能力を奪えたね、これならイケるよ」

「ええ、あとは何か必要なものがあるかですね」

「あいつとの決戦は近い、他に必要なものを調べるぞ」


そうしてその場をあとにする。

だがその時点では気づいていなかった。


ヴリトラの毒をリックが少量ではあるが被っていた事に。

それはこの先に何に影響してくるのか。


とりあえずはそのままバドカへ引き上げる。

他に必要なものを調べるのだ。


「さて、では調べてしまいますか」

「あの江似愚魔、そして女との決戦に必要なものをね」

「了解です」

「では調べるとするか」


そうして秘宝について調べる。

何が必要なのかという事についてだ。


「にしても特殊な秘宝か」

「興味本位から厄介なものに首を突っ込むのはお約束ですかね」

「ギラ様は楽しそうなものには首を突っ込みますからね」

「楽しそうだよね、本当にさ」


そのまま調べ物は続いた。

次に必要なものを探すべくそれを調べる。


秘宝は使う者の心次第という事でもある。

あの彼女は狂気に満ちていたからこそ打倒する。


そのためにも準備は怠らないのである。

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